憧れの中谷美紀は鼻血級

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映画『ONE PIECE FILM GOLD』は7月23日より全国公開

日本だけでなく、世界中で愛されている人気アニメ『ONE PIECE』シリーズの劇場版第13弾となる映画『ONE PIECE FILM GOLD』。政府すらアンタッチャブルの、世界最大級のエンターテインメントシティ「グラン・テゾーロ」を訪れたルフィたちが、とある陰謀に巻き込まれて大暴れする姿をダイナミックに描き出す。今回ゲスト声優としてアニメのアフレコに初挑戦し、見事に妖艶なバカラに成り切った菜々緒が、仕事への情熱やアジア進出への野望について熱く語った。

スーパーラッキーガールの菜々緒

Q:どのようにしてセクシーなバカラのキャラクターを作り上げていったのでしょうか?

最初の上品なバカラの顔と、物語が進むにつれて次第に明らかになる彼女の本性の印象をがらりと変えたかったので、声のトーンは二面性を作り上げられるように意識しました。あとは説明するセリフも多かったので、なるべく分かりやすく、滑舌良く話すように心掛けました。

Q:これまでの女優としての経験が、今回のアフレコに役立ちましたか?

自分では声が通らない方だと思っていたのですが、中には私の声をほめてくださる方もいらしたんです。なので、声だけの仕事というものに魅力も感じていて、逆に声だけで勝負出来るということが楽しみでした。ただ、実際に自分でアフレコをやってみたらとても難しかったので、ほかのキャラクターとの絡みも含めて、出来上がったものに違和感がないかドキドキしていました。最終的には「良かったよ」と言っていただけたのでホッとしました。妥協せずに、スタッフ全員で一丸となっていい作品を作っていこうという姿勢と、みなさんの作品への愛に感動しました。

Q:バカラは触れた人の運気を吸い上げて自らがラッキーになっていくスーパーラッキーガールですが、ご自身はどうですか?

じつは私も超ラッキーなんです! とにかく仕事での人脈には恵まれていると思います。ドラマでも、映画の現場でも、スタッフの方々がすごく良くしてくださって、常に最高の状態でお芝居が出来るんです。本当にいい環境で仕事をさせていただいていると感じています。マネージャーさんたちともいつも、「今回もいい現場で、いい雰囲気で良かったね」と話しているんです。

アクション作品でのアジア圏海外進出を狙う!

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Q:今後チャレンジしてみたい役柄などはありますか?

これといったものはないのですが、自分では思ってもみなかった役だとか、人が嫌がるような役に挑戦してみたいと思います。どちらかというとみんなが避けたい道をあえて通りたいタイプなので(笑)。とにかく与えられた仕事を徹底的にやり遂げようと燃えます。

Q:海外からオファーが来たらどうしますか?

まずは言語の壁が立ちはだかるでしょうね。ただ、今やらせていただいているアクションなどは言葉に関係なく出来ると思うので、そういう作品で海外進出してみたいとは思います。台湾や香港のニュースにはちょこちょこ取り上げていただいているので、まずはアジア圏から攻めるというのもありかなと。ちょうど今北京語を教えてもらっているのですが、その先生が「監督さんに菜々緒さんを推しておきました」と言ってくださったので、まずはアジアをきっかけに何か出来たらいいと思っています!

Q:菜々緒さんの美貌はアジアでも通用しそうですね。

プライベートで韓国に旅行に行った時、お菓子の屋台をのぞいていたんです。そしたら、日本のテレビドラマが大好きだという現地の方にいきなり「ドラマ『サイレーン』に出ていた方ですか?」と声を掛けられてびっくりしました。まさか韓国でそんなことを聞かれるとは思ってもいなくて、全然お化粧もしていないのに私だとわかったみたいで、もう少しきれいにしておけば良かったと後悔しましたね(笑)。

Q:菜々緒さんといえば悪女キャラや、女王様キャラというイメージが定着しているようですが、純愛ものなども似合うように思うのですが?

本当ですか!? 初めて言われました(笑)。次に出演させていただく作品の役柄が今までの自分のイメージとは違うので、また新たなチャレンジだと思っています。もちろん新しいことに挑戦するのは不安もありますが、それを逆にバネにしてさらに飛躍していきたいです。いつも目標や乗り越えるべき壁は高ければ高いほどいいと思っています。

『ONE PIECE』シリーズ最新作は大ヒット間違いなし!

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Q:セクシーなバカラのキャラクターがぴったりですが、お手本にした俳優さんはいますか?

私も一度でいいからバカラのようにセクシーなプロポーションになってみたいです(笑)。今回特にお手本にしたというわけではないのですが、一度共演させていただいた中谷美紀さんは憧れの人ですね。とにかく容姿から身のこなしからすべて美し過ぎて……。もちろん私の方から先に中谷さんにご挨拶に伺おうと思っていたんですが、ぱっと後ろを振り返ったらそこに中谷さんがいらしたのでパニック状態になりました。先に中谷さんの方からご挨拶をしてくださって、本当に素晴らしい方だと感動しました。あまりにもびっくりし過ぎて、鼻血が出そうになったほどです(笑)。

Q:女優という仕事を続けていく上で、自分なりに努力されていることはありますか?

日々気を抜かないことです。もちろんお肌の手入れも大事ですし、なるべくファンデーションで隠さなくても勝負出来るような肌は保ちたいです。あとはプロポーションを保つ努力をするとか、アクションシーンにもすぐに対応出来るように常に体を身軽に動けるようにしておくことです。

Q:スレンダーボディーを保つために、かなり努力されているのでしょうか?

私はこれまで一度も食事制限をしたことがないんです。自分へのご褒美がなくなると仕事もがんばれなくなってしまうので、美味しいものをいただいた分は、家で筋トレをするようにしています。トレーニングも回数や時間を決めてきっちりやるというのではなく、その日のコンディションに合わせてやるようにしています。少しでも出来そうなことを、なるべく楽しみながらコツコツと続けるのがポイントです。

Q:そんな日々の努力が、本作のバカラでも発揮されているというわけですね。

『ONE PIECE』シリーズのファンの方々をがっかりさせないように、自分の出せる力をすべて出し切ってバカラを演じさせていただきました。ファンのみなさまにはぜひ楽しんでいただきたいです。私が観てほしいと言わなくても絶対に大ヒット間違いなしだと思いますので、そのへんはまったく心配しておりません!

取材・文: 平野敦子 写真:高野広美