生田斗真は脳に絶対進入禁止!

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映画『秘密 THE TOP SECRET』は8月6日より全国公開

生田斗真ふんする特別捜査機関「第九」室長の薪が、脳内捜査で迷宮事件の真相を暴く、大友啓史監督の最新作『秘密 THE TOP SECRET』。彼のもとに配属された新人捜査官の青木にふんした岡田将生が、気合い十分で臨んだ初の大友組、先輩・生田との共演を語る。

こういう役をやりたかった

Q:今回、演じた青木は熱くてエネルギッシュ。岡田さんには珍しい役柄でしたね。

「こういう役をやりたかった」というのが、本音です。一方、どこかで、「試されているんだろうな」という思いもありました。今回のプロデューサーである小川(真司)さんは、僕が最初に映画のお仕事をさせてもらった『天然コケッコー』のプロデューサーでもあります。なので、撮影中もずっと気合い十分でした。

Q:成長を見せられましたね。

「変わった」という姿は見せられたと思います。「大人になったんだなぁ」っておっしゃっていましたから。10年経って、もう高校生じゃないですからね(笑)。信頼できる先輩と、ずっとご一緒したかった大友監督と一つの作品を撮る。とても感慨深くて、達成感がありました。こういう映画を若い人はもちろん、いろんな人に観てもらえたらうれしいです。

Q:信頼できる先輩とは生田斗真さんですね。

17歳の時に「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」というドラマで共演させてもらっていて、今回はその大先輩にも成長した姿を見せなきゃという思いがありました。

うれしかった脳内撮影

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Q:今回はキャストが頭にカメラを装着して撮影された脳内映像が、劇中でも使われて話題になっています。

実際に頭にカメラを付けて撮影するというスタイルは、なかなかないですからね。カメラマンの方が撮るのと、僕たちの目線とはちょっと違うようです。顔を動かすとカメラが一緒に動くので、それを観ながら芝居をするのも、ほかでは経験のないことでした。だんだんうまくなっていって、褒められたのがうれしかったです。あの映像は本当にいろんな人に観てもらいたいです。

Q:芝居に入り込んで、頭のカメラのことを忘れたりしませんでしたか。

演技をしていてふと忘れたりもしますけれど、大きな責任を背負っているので、いい緊張感の中で撮影していました。セットから自分以外の人が誰もいなくなるんですよ。普段ならカメラマン、助監督、スタッフさん、大勢の人がいる中でお芝居しますが、僕たちがどこを向くかわからないので、360度どこを向いても映り込まない空間にしなければならない。それがとても新鮮でした。

Q:あの映像は脳内を見られることに近い感覚だと思いますが、抵抗はなかったですか。

ないですね。撮影現場では無我夢中で変な邪心とかもなく、毎回毎回、精神統一して演じていた感じです。普段なら気持ちを上げるために音楽を聴いたり、一人になったりすることもあるんですが、大友組は特別で自然と上がるんです。一度セットに入ったら、「よっしゃ! 行くぞ!」って気合いが入る。本当にセットが素晴らしいですし、衣装も着ただけでぐっと気が引き締まります。

生田斗真には絶対見られたくない

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Q:衣装も素晴らしかったです。スーツは一着ずつ、オーダーで作られたのですよね。

そうです。あのベストの内側には防弾チョッキを着ているのですが、重いし、蒸し暑いし、大変でした。

Q: 青木は松坂桃李さん演じる鈴木と共通性があるキャラクターですが、同じシーンでの共演はないですよね。松坂さんとは何か話をしましたか?

実は撮影現場では会っていないです。でも、重なるように見せるために、監督から桃李くんの撮影はどうだったか、細かく聞いていました。僕も鈴木同様、少しずつ狂っていっているように見せなければならなかったので、その加減は監督と相談して演じました。

Q:被害者の脳をスキャンして、記憶を映像化する物語ということで、脳内を「見る」「見ない」、倫理的なテーマが描かれていますね。

SF的というより、ちょっと現実味がありそうですよね。いつかはそういう風になるんじゃないかと思わせてくれるような映画だし……。僕は絶対に見られたくないです。怖いですよ。見られたくないこともたくさんあるし、思い出もある。嫌ですね。

Q:生田さんや松坂さん、仲良しの3人で見せ合うのはどうでしょう?

絶対、嫌です。斗真くんに見せたら、僕はいじられてネタにされて終わりです。僕の脳内を絶対に見られたくない人は斗真くんです(笑)。

Q:ちなみに、脳内を見てみたい人はいますか。

役者さんや女優さんの脳内は見てみたい。どういう風に仕事に取り組んでいるのか。皆さん、決して人には見せない努力をしていると思うんです。それをぜひ、見てみたいですね。だから、斗真くんの脳内なら見てみたい。あとは大森(南朋)さん。すごい方ですから。こう話しているといろんな人の脳内を見たくなります。見ない方がいいとは思いますけど。精神的におかしくなっちゃいますから(笑)。

取材・文: 高山亜紀 写真:杉映貴子