蒼井優、「整形」全否定!“第二思春期”語る『アズミ・ハルコは行方不明』

インタビュー

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デビュー作「ここは退屈迎えにきて」で脚光を浴びた新鋭作家・山内マリコの長編小説「アズミ・ハルコは行方不明」を、『アフロ田中』『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』などで国内外から高い評価を得ている松居大悟監督が映画化。郊外の街で、突然姿を消した28歳のOL、安曇春子の失踪前と失踪後、ふたつの時間軸を交錯させながら、現代女子の生き様を浮き彫りにしていく。
本作で安曇春子を熱演し、『百万円と苦虫女』(2008年)以来、8年ぶりの映画単独主演を果たした蒼井優さんにお話を伺いました。

Q:初めて台本を読まれたときの気持ちを教えてください。

仕上がりが想像出来ないところが面白いと思いました。そして、同い年の松居監督と枝見洋子プロデューサーと私の3人だからこそ、挑戦出来る企画だと思いました。“まだ守りに入る年齢じゃないぞ!”と言われているような気がしたんです。

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Q:安曇春子に共感出来ましたか?

共感というより、共鳴致しました。私も含めて、何かをあきらめきれないという春子の想いは、誰もが抱いていると思うんです。自分の中の春子を引っ張り出して、カメラの前に置く気持ちで演じました。

Q:具体的には、春子や本作のどういったところに共鳴されましたか?

30歳前後で迎える「第二の思春期」というものがありますが、本作には“第二思春期あるある”がたくさん詰まっているんです。「第一の思春期」では、将来に漠然とした不安を感じますが、「第二の思春期」では、後ろも振り返り始めるんですよ。後ろを振り返っても仕方ないのに。“どうして女子高生の頃の私はあんなに無敵で最強だったんだろう”といったことを考え始めるんですね。私が「第二の思春期」を経験した時は、たくさんの植物を育て始めたり、ずっと土いじりをしたりしていました(笑)。だから、春子の気持ちに共鳴出来たんです。

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Q:もし、春子のように失踪出来るとしたら、行きたいところは?

今、私は失踪したくないんです。30歳を超えて、人生が一気に開けた感じがして、すごく楽しいんですよ。本作もそうですが、同い年の方々とお仕事をする機会をいただいて、確実に仲間が増えたんです。とぼとぼと歩いていると思っていたら、横にこんなに同い年の方々がいたんだ!と、心強く感じています。

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Q:本作では、ご自身の顔がグラフィック・アートとしてスクリーンの所狭しと出てきます。あれをご覧になったお気持ちは?

気の抜けた顔だなと(笑)。もう少し、角度を考えれば良かったと思いましたけど、自分の顔には限界があるので、あきらめました。もともと顔の作りが華やかではないので、地味さを楽しみたいと思っているんです。

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Q:年齢を重ねて、自分の外見を好きになってきたということですか?

好きにはならないですね。キレイな人を見たら、キレイだな~と、ポっとしますし。でも、整形をするという選択肢は、自分の中になくて。自分が生まれながらに持っているものは、自分が認めないと、誰も認めてくれないと思うんです。自分の外見を好きになったのではなく、認めたという感じですね。ありのままの自分を受け入れないと、何も始まらないと思うんですよ。

『アズミ・ハルコは行方不明』
12月3日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給/ファントム・フィルム
(c) 2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会

取材・文/田嶋真理 写真/横村 彰

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記事制作 : 田嶋真理

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