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シリーズ全8作で世界興収が累計約7,800億円のメガヒットシリーズ『ハリー・ポッター』。その5年ぶりとなる新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が、いよいよ11月23日(水・祝)に公開となります。

イギリス・ロンドンから、1926年のアメリカ・ニューヨークに舞台を移し、新しい主人公とともに、奇想天外な魔法の物語が繰り広げられる本作。日本より一足先に公開されたアメリカでは、北米映画興行収入ランキングにて、ほかを大きく引き離し、余裕の初登場1位を獲得。21日には、主要キャストらが登壇したジャパン・プレミアが催され、日本でも“ファンタビ”旋風の到来を予感させました。

本作を手掛けたのは、第5作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)から最終章までの4作品を監督し、原作者J.K.ローリングの信頼も厚い、デイビッド・イェーツ。意外にも今回が初来日となったイェーツ監督にお話を伺いました。

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Q:日本の印象はいかがですか?

私が日本に来て、まだ約48時間だけど、人々がとても穏やかで礼儀正しく、親切なことに驚いているよ。モダンな建物も大好きだ。日本滞在中にいろいろと学ばせてもらおうと思っているよ。

Q:新シリーズは5部作の予定だと報じられています。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、アメリカ、ニューヨークの魔法世界が描かれていますが、かつてJ.K.ローリングは日本にも魔法学校があると明かしていました。もし、日本で続編を撮るとしたら、どこを舞台にしたいですか?

実は、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、4週間前に完成したばかりなんだ。正直言って、次回作以降のことはまだ頭にないけど、可能性は無限だと思っている。今回の日本滞在で、僕が受けたインスピレーションをこれからの作品に反映出来たらいいね。

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Q:キャスティングはどのようにして行われたのでしょう。

僕がキャスティングを任されていたから、J.K.ローリングにエディ・レッドメインを推薦したんだ。彼女はこの提案をとても喜んで、サポートしてくれたよ。その後、ニューヨークでオーディションを行った。主役のエディにも来てもらって、ティナ、クイニー、ジェイコブ役の候補者との相性を見た。4、5日間ほど、エディと候補者たちに代わる代わるある場面や即興演技をしてもらったんだ。役者の相性はとても大切だからね。このプロセスはまるで、スピード・デート(席を代わりながら、次々に異性と会話をして意中の相手を見つける、婚活イベントのこと)みたいだったよ(笑)。

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Q:本作は極秘プロジェクトとして進められ、詳細がベールに包まれていました。どのようにして、ネタバレを防いだのでしょう?

本作に関わる全ての人々に、内容を一切口外しないという秘密保持の書類にサインをしてもらっているんだ。僕が驚いたのは、本作にサプライズ登場する大物俳優のことだね。彼のシーンは今年の1月に撮ったんだけど、プロデューサーのデイヴィッドに“来週か再来週には、彼の出演がバレるだろうね”と言ったんだ。ところが、1ヶ月経っても4か月たっても誰も知らない。

Q:魔法をテーマにした本作だけに、魔法のようなお話ですね(笑)。

まさにその通りだ。僕らにはとても幸運なことで、みんなが秘密を守ってくれて感謝しているよ。それと、撮影現場は、いつもポジティヴなエネルギーであふれていたんだ。大作にありがちな、政治的駆け引きやトラブルもなかった。僕にとって魔法のような現場だったよ。

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『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
11月23日(水・祝)より全国公開
配給/ワーナー・ブラザース映画
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Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © JKR.

取材・文/田嶋真理 写真/横村 彰