インタビュー
TOP > 記事 > 『土竜の唄 香港狂騒曲』瑛太&古田新太 インタビュー

2016年12月21日

『土竜の唄 香港狂騒曲』瑛太&古田新太 インタビュー

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

ゲラゲラ笑いながら殴り合い

 

1

映画『土竜の唄 香港狂騒曲』は12月23日より全国公開

生田斗真ふんするおバカでスケベな潜入捜査官が破天荒な活躍を見せる『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI』の第二弾、『土竜の唄 香港狂騒曲』。高橋のぼるの人気漫画を実写映画化した本作で、主人公の菊川玲二を追うことになるエリート警察官・兜真矢を演じた瑛太と、はぐれヤクザ・桜罵百治を演じた古田新太が、役づくりや撮影秘話を語った。

原作ファンを裏切らない

Q:人気漫画が原作でぶっ飛んだ内容で、キャラクターも全員強烈ですね。

古田新太(以下、古田):オイラが演じるモモンガ(桜罵百治の通称)は、とにかくエキセントリックな人間なので、漫喫(漫画喫茶)に行って、原作をしっかり読みました。丸一日かけて30巻近く、モモンガが出てくるところまでかな。

Q:えっ、漫喫に行って?

古田:今やっているドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」もそうだけど、この頃は映画もドラマも漫画原作が多い。オイラは漫画が好きだから、原作ファンの気持ちもよくわかるんだよね。「全然イメージが違う」というのもわかる。声優もやりますけど、アニメでさえ「声が違う」って言われちゃう。だから、なるべく原作に近づけたくて原作を読み込んでいます。

瑛太:僕は兜が出てくる番外編は読みました。

Q:原作を読んだことが、演じる上でどう役立っていますか?

古田:まずタバコをいっぺんに4本吸えるかってことをやってみました。タバコは吸うけど、あんなモモンガみたいな吸い方は美味しくないからやらない。ただ、そこは漫画だからね。そういう漫画的なことを演技の中でもやってみる。でも、三池組の作品では現実にはありえないことが多いよね。オイラは『忍たま乱太郎』では食堂のおばちゃんをやらされた(笑)。よく「こういう役柄は、初めてですか?」なんて訊かれるけれど、ほぼない(笑)。

瑛太:僕の演じた兜は、原作のほうが映画より、もっとヤバいキャラクターなんです。そこは宮藤(官九郎)さんが書かれた脚本にそって演じています。ギャグ一つ言わず、クールな男なんですけど、玲二に対して、怒りや憎しみみたいなものを秘めながら演じようと思いました。

三池組の現場のアツさ

2

Q:お二人とも三池崇史監督と過去にも仕事されていますが、今回のようなハッチャけた内容だと撮影現場のムードも違うのでしょうか?

古田:基本、三池組の現場はやりやすいし、楽しい。現場での臨機応変というか、いい意味でのいい加減さがある。ただ今回の作品は、結構スケジュール的にパッツンパッツンで撮影したよね。夜のシーンを撮っていたのに、「もう日が昇っちゃう」みたいな。でも、おかげで現場はみんなランナーズハイみたいになって、やっちゃえ、やっちゃえというノリ。まあ、三池組の現場ではそういうのは多いです。

瑛太:僕は『一命』の時に三池監督と仕事しましたが、あの時は1カット1カット丁寧に撮っていく感じでした。でも、今回は初日から段取りなしで、「こういう感じでやってください。じゃあ、本番行きます」というドンドン撮っていく感じで、少し戸惑いました。とはいえ、今回は前作があったので、スタッフとのやり取りというか、作品全体の方向性も決まっているのかなと。だから、僕はそこに順応して行けばいいかなと探り探り演じました。

生田斗真のアクションと裸体

3

Q:古田さん演じるモモンガは、堤真一さんふんするクレイジーパピヨンこと日浦匡也と激しいバトルを見せます。瑛太さん演じる兜もクライマックスで玲二と対決シーンがありますが、アクションシーンでの三池さんの演出はいかがでしたか?

古田:玲二やクロケン(上地雄輔)のアクションシーンや、兜のアクションシーンでは三池監督はスピードにこだわっていました。でも、オイラと(堤)真ちゃん演じるパピヨンとのシーンは、「もっとヘビー級でやってくれ」とか「一発一発に憎しみを込めてくれ」とか言っていました。たとえば、殴るシーンでは拳を振り上げて殴ってくれと注文が出て、真ちゃんとゲラゲラ、笑いながらやっていました(笑)。拳を振り回したり、蹴りもスピードをつけて蹴るんじゃなくて、回し蹴りしたりとか。実戦でそんなことやったら、当たりっこないんだけど。

瑛太:僕は最初、酔拳をやりたいって言ったんですけど、それはスルーされちゃって(笑)。監督が卑怯な手を使って戦わせたいというので、武器を用意してもらったんです。でも、最終的にはつかみ合いながら、リアルなケンカみたいにという演出になりました。

Q:前作以上に、主演の生田さんが笑いにアクション、そして真っ裸の演技に挑んでいますよね。

瑛太:斗真はいつも作品に対して真摯に向き合っています。今回も主役として使命感、責任感を背負って、共演者一人一人の芝居を見て、自分はどうしようかと考えて演じている姿勢が見えて、素晴らしいと思いました。

古田:面白いですよ。斗真自身、今回のような直情型のキャラクターを演じることは珍しいし、体を張って演じた意味はあると思います。笑いも含めてね。

Q:オープニングからラストまで爆笑必至のシーンの連続ですが、一番楽しんで欲しいところは?

古田:三池さんの作品にはいろんな面白さがある。(本田)翼ちゃんも菜々緒ちゃんも、(仲)里依紗ちゃんもパンチラ要員としては素晴らしい(笑)。みんなが力を集結してくだらないことをやっています。全体的にくだらない(笑)。その世界観を楽しんでいただけたらと思います。

瑛太:(笑)。基本的に男が見て面白いものになっているんですけど、女性も生田斗真の裸体が見られますから、そこを楽しみにってところですね。本当に斗真のキレイな体をぜひ(笑)。

取材・文:前田かおり 写真:高野広美

poinco_tori

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

関連映画

関連記事