芸能界の裏側!経験者に聞いた「映画オーディション」

コラム

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芸能界の裏側!そんなことまでするの?経験者に聞いた映画オーディション
映画のオーディション現場、気になりませんか?

名演技で映画を盛り上げてくれる役者さんたち。彼らは映画に出演するために、オーディションを受けて合格する必要があります。一般企業やアルバイトの面接とも違う映画のオーディションって、一体どんなことを聞かれるのか気になりますよね。実際に役者さんたちに話を聞いてみました。

■即興の演技を

「テロリストの役のオーディション。『他の応募者と4人で車の中でテロの打ち合わせをしている演技をエチュードでやってくれ』というものがあった」(40代男性)

“エチュード”とは、アドリブで演技をすること。いきなり言われても難しそうですが、こうした技量も役者には求められるんですね。その役者さんが思い描くテロリストをどう演じるか……その演技が審査員のイメージにうまくハマれば好評価を獲得できるのかも。

■どこまでなりきれるか

「障がい者の役のオーディションが事務所に通達があった。参加した人によると、当日会場に入ったら、最初から最後まで、ずっと障がい者として振る舞ってほしいというオーダーがあったらしい」(40代男性)

会場に一歩入ったところからオーディションが始まっている場合もあるんですね。受ける側としては気が抜けませんね。

■褒められてもダメ?

「オーディション会場で、やたら笑いをと取って、監督から『いいよいいよ』と言われても、結局落ちることもよくある。オーディション現場の賑やかしとしての役割になっているっぽい……」(30代男性)

オーディションに訪れる人たちは皆多かれ少なかれ緊張しています。ピンと張りつめた空気の中、笑いで場を和ませる人の存在は重宝するでしょうが、それが合格に結びつくとは限らないとは。

■あなたにとってロックとは?

「ロックバンドのバンドメンバー役のオーディションにて。あらかじめ音源を渡され、当日は、『楽器を持ってこの曲に合わせて演奏してみてください』と指示された。それが終わってから、『あなたにとってロックとは?』と質問を受けた」(30代男性)

こちらも、いかになりきれるかどうかを見ているのでしょうね。ロックスターの魂を見せることができるのか、技量が試されます。

■3役を演じる

「ヒューマンドラマ系の映画のオーディションを受けたときは、まず簡単な台本を渡された。登場人物はA・B・Cの3人で、それぞれ個性があり、会話しながら短めのストーリーが進行していく内容。オーディションを受けている人たちは3人1組でグループを作り、それぞれA・B・Cを、つまり合計3回台本を演じる。純粋な演技力と、『登場人物A・B・Cをどう演じるか』というところをチェックされたオーディションだった」(30代男性)

なんと難しそうなオーディション! 即興でこんな演じ分けができる役者さんて本当にすごいですね。

■入ってきた瞬間に決定

「オーディションの人数が少ない場合はエチュードなどをすることもあるけれど、数百人が参加する大規模なオーディションの場合、1~2分の自己紹介、軽い本読みだけのこともあります。面接する脚本家から『ほとんどの場合、会場に入ってきた瞬間に決めてしまう』と聞いたこともあります」(30代女性)

監督や脚本家が、「この役にはこういう感じの人」というイメージをあらかじめ持っている場合はこのような決められ方なのかも。役者さんにとって演技力はもちろん大切ですが、“どんな雰囲気をまとっているか”も同様に大切です。

■自己評価とのズレ

「(3人ずつのグループで)お酒を飲みながら女子会している風な会話をしてみてください、と言われたことがあります。あと、『もっと明るく!』とか『楽しそうに!』『テンション上げて!』とか言われて、こりゃ全然ダメだな~と思っていたら受かっていた、ということも。友人の男性は、『思い切り怒る、悲しむ、楽しむを演じてください』と言われたことがあるらしいです」(30代女性)

面接で「失敗しちゃった……」と思っていても合格の通知を受ける、といった経験をしたことがある人もいるのでは。自分の手ごたえと面接する側の評価が一致しないことは、オーディションの場でもあるようです。

映画に出演している役者さんたちは、このようなオーディションの難関を潜り抜けてきたつわものたちだということがよくわかりました。やっぱり役者さんはすごい……! 映画を観るのがより楽しくなりそうです。

(藤井弘美+プレスラボ)

記事制作 : dmenu映画