『ちはやふる −上の句−』広瀬すず、野村周平、真剣佑 単独インタビュー

インタビュー

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お風呂以外はいつも一緒の安心感

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累計発行部数1,600万部突破の人気コミックを、「上の句」「下の句」二部作で完全実写映画化。競技かるたに情熱を傾ける高校生たちの友情や恋を描いた本作でヒロインの千早を演じた広瀬すず、千早の幼馴染みの太一と新にふんした野村周平と真剣佑が撮影を振り返った。

映画『ちはやふる −上の句−』は3月19日、『ちはやふる −下の句−』は4月29日より二部作連続公開

原作コミックに生身の人間として挑む

Q:『ちはやふる』のようなコミックのキャラクターを演じる時に心掛けていることは?

広瀬すず(以下、広瀬):原作ファンの方の頭の中にはすでにできあがった千早がいるので、最初はそこに生身の人間として挑むのは普通に怖かったです(笑)。でもマンガやアニメ版と映画で感じる雰囲気が全然違うと思ったから、すべてに共通している千早の自由で、うそをつかず真っ直ぐなところだけを大事に、のびのび生きようと思いました。

真剣佑:原作に答えはあるんですけど、マンガと映画は違うものなので、そこにはあまり引きずられないように、敢えて読まないようにしていました。映画の『ちはやふる』の世界の中で、自分の綿谷新を作っていきましたね。

野村周平(以下、野村):僕は原作に寄せつつ、自分のオリジナリティを加えていくやり方をしました。外見はできる限り太一に近づけましたけど、彼の性格は誰にも分かんないので僕なりの太一を演じました。

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このキャスティングで正解だった

Q:キャストが発表される前にはいろいろなうわさが飛び交いましたし、発表された後も野村さんと真剣佑さんの配役は逆なんじゃない? といった意見が出たりしました。

野村:言われましたね。失礼なもんですよ。でも、全然気にしてない。

真剣佑:僕もまったく気にならないです。それに僕には太一はやれない。あくまでも僕は新で、野村さんが太一だと思います。

広瀬:映画を観てもらえれば、みんな「絶対に逆じゃないでしょ!」って思いますよ。

野村:俺も絶対にこれで良かったと思う。

   

広瀬:でも私は千早役が決まったとき、原作の千早と真逆の性格だったから、自分が最初に違うなって思いました (笑)。

野村:そんなことないよ。千早は、日本ですずしかやれないと思う。すずで良かったって思うし、ほかの人だったら成り立ってないよ。

広瀬:ありがとう!

野村:いや、そうでもないか(笑)。

広瀬:ちょっと(笑)!

真剣佑:いやいや、そうだと思います。

広瀬:うれしい!

野村:まあ、そういうことにしておくか。

広瀬:うそでもそうしてもらっていい(笑)? それに原作では外見がけっこうネタになっているから、言われたときはそうだよな~って思ったんだけど、台本を読んだときにまったく違和感がなかったので、原作を超えたい! って思いました。

Q:みなさんのオススメのシーンは?

広瀬:私は太一が競技かるたに青春を全部懸けたところが好き。

真剣佑:あそこは僕、ウルッときました。最高にカッコいいです。

野村:ありがとう(笑)。すずも終始かわいかったよね~。

真剣佑:うん。ホントに。

広瀬:真剣佑くんは、上の句の“肉まんくん”(矢本悠馬)とかるたをやるシーンがめっちゃカッコいい。プロだ! って思った。

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“ちはや”の現場でコミュニケーション能力が上がった

Q:それにしても仲がいいですね。

広瀬:撮影の3か月間毎日一緒だったから。

Q:でも、真剣佑さんはちょっと離れた土地にいる設定だから、一緒じゃないですよね?

野村:彼もこっちの現場に来ていたんですよ。

広瀬:毎日現場にいたよね(笑)。

真剣佑:行きましたね。みんなの現場が気になって行っていました。見たかったので。

野村:ホテル代を自分で出して見に来ていたときもあったよね。「俺の部屋に泊まればいいじゃん!」って安易なことを言ったら、本当に泊まってビックリしましたね(笑)。

広瀬:周平くんのことが大好きだもんね。

真剣佑:大好きですよ。それに、福井ロケのときに一緒に卓球をしたりして。

野村:一緒に寝たりとか、一緒に温泉に入ったりとか。(西田優征役の)矢本悠馬が温泉だと思って飛び込んだら、ただの池だったってこともあったし(笑)。

真剣佑:そうだった(笑)!

広瀬:私もお風呂とか以外は基本、みんなと一緒にいたし、ご飯を食べるときは瑞沢高校競技かるた部の5人と真剣佑くんがひとつのテーブルに自然と集まっていたよね!

野村:ひとり寝たら、みんな寝るしね。

広瀬:そうそう、気持ち悪いぐらい仲がいいと思います、私たち(笑)。

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Q:『ちはやふる』と出会ったこの1年の間に生活や周りの環境が変わったと思うことはありますか?

真剣佑:僕は日本で俳優を始めてから半年で『ちはやふる』に出たんです。なので、今までと大きく変わったし、『ちはやふる』があったから今の僕がいるんです。こんなに素晴らしい仲間と出会えたのもこの作品のおかげだし、お芝居の勉強にもなりました。ここがスタートであり、ホームですね。

野村:僕もこの現場がすごく楽しかったので、これ以降、笑顔が多くなりました。コミュニケーション能力も上がったような気がする。

広瀬:分かる! すっごい楽しかった。私も共演者の人たちと話すようになった! 私もそれまでは基本、ひとりで台本を読んでいて、共演者のみなさんが談笑されているときもその場を抜けて台本を読みに行っちゃうことが多かったんですよ。でも、『ちはやふる』以降はキャストの人たちとすごく話すようになって。私もコミュニケーション能力が上がりました。それに『ちはやふる』のみんなとは今も連絡を取り合っているし、安心感がかなりあります。

ヘアメイク:古久保英人、内真奈美(オティエ)

取材・文: イソガイマサト 写真:高野広美

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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