山本耕史、「真田丸」の現場で堀北真希のハートを射止めた書の奥義を堺雅人に伝授!?

コラム

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文=鈴木元

真田丸
信繁(堺雅人)は三成(山本耕史)に、秀吉の真意を尋ねる

NHK大河ドラマ「真田丸」が好調をキープしている。4月10日放送の第14回からは、第一次上田合戦で徳川軍を打ち破った真田軍が、豊臣秀吉に臣従する“大坂編”がスタート。主演の堺雅人演じる真田信繁も、人質という形で仕えることになる。

ホームドラマに重きを置いていたこれまでとは一転、堺が「第2楽章に入ってもっとリズムがうねるというか、小ぢんまりとせず大きく動こうという感じ。いい意味で適当。別ドラマですよ」と言うように、真田家は戦国乱世の波に飲まれていく。だが、「田舎で青春を過ごした人が都会で就職して、コネで中枢に入れて政策会議などにも参加している。楽しいサラリーマン生活を送っている感じで、充実した毎日を送っております」と柔和な笑顔を見せる。

脚本の三谷幸喜によれば、大坂編は故森繁久彌さん主演の喜劇「社長」シリーズをイメージしているという。秀吉を“社長”とする人物相関図に当てはめれば、堺は故小林桂樹さんの生真面目な秘書のような役回りだそうで、「大企業にもなじまなきゃいけないし、出向なので自分の会社(真田)にも利益を誘導したい。厄介な新入社員です。いい意味で雰囲気に飲まれていますよ」と分析する。

真田丸
秀吉(小日向文世)と行動をともにする信繁はそこで茶々(竹内結子)と出会う

さらに、主役であるにもかかわらず「最後の最後までスポットライトが当たらないところが面白いんです」と冗談めかす。その上で大坂編の核は、「小日向文世、山本耕史、竹内結子の3トップ」と明かす。それぞれ秀吉、石田三成、茶々(淀)役で、信繁に多大な影響を及ぼしていく。中でも堺と山本の組み合わせが興味深い。

2人は、同じ三谷幸喜脚本による2004年の大河「新選組!」で同志として共演。以降、毎年の忘年会を欠かさず、プライベートでも飲みに行く気心が知れた間柄だ。余談ではあるが、人気女優と結婚したところも共通している。

今回は3歳下の山本が直属の“上司”となる。三谷流の三成に対する堺評は、「器用に見られがちでソツなく職務をこなすが、大きな目で見れば不器用なのではないかというところが面白い」。これを演じる盟友の山本については、「超人的な器用さで、何をさせてもあのポーカーフェイスでこなす耕史くんがやると違和感がない。当て書きなのかは分からないけれど、心に熱いものを持っているところもピッタリ」と絶対の信頼を置く。

一方の山本も、「三谷さんも思いのある方で、今までのイメージとちょっと違う。実は熱い志のある男であるという、愛さざるをえない三成公に向かって一生懸命頑張っています」と呼応。堺との再タッグにも、「会えばあっという間に同志、戦友に戻れます。一緒にやれる日がきたなという感覚で毎日を送っています。年は上なのに、向こうが『ははあっ』ってくる感じは芝居ならではの面白さですね」と充実ぶりをうかがわせた。

山本は先日、三成ゆかりの地・滋賀県のイベントで、三成が自軍の旗印とした「大一大万大吉」の書を披露した。何度か練習して臨んだそうで、撮影現場にも書の道具があり「いつも書いています。書いていると楽しくなって、文を書くシーンの身の入り方が変わった」という。

それもそのはず!? 山本といえば、40通以上のラブレター攻勢で堀北真希のハートを射止めた“実績”がある。現場で書をたしなむ姿を見て、「堺さんも、また始めようかなって言っていました。ちょっとしたブームになっています」と山本は言う。

三成と信繁の主従関係を2人がいかなる形で描出するかはもちろん、書が登場するシーンも目が離せなくなる展開になっていきそうだ。

記事制作 : Avanti Press(外部サイト)