“あのCM”の映画『ずっと前から好きでした。』は誰もがキュンキュンする青春群像劇

コラム

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劇場版アニメ『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』

「ずっと前から、好きでした!」 深夜アニメをよく見る人や劇場版アニメを最近見た人だったら必ず知っているはず!? 4月23日から全国ロードショー公開される劇場版アニメ『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』(以下、『ずっと前から好きでした。』)のCMが、テレビや劇場でやたら頻繁に流れています。そのCMとは、制服姿の女子が緊張で震えながらも「ずっと前から好きでした!」とこちらをまっすぐ見つめて告白するというもの。印象的ではありますが、ほとんどそれだけで終わってしまう……。実際どんな映画なんでしょうか? 実はこのアニメ、ニコニコ動画発の作品なんです。

■「キュンキュンする」と話題になった映像シリーズ

実写映画化された「脳漿炸裂ガール」や「桜ノ雨」、『メカクシティアクターズ』としてテレビアニメ化した「カゲロウプロジェクト」シリーズなど、人気のボーカロイド楽曲がメディアミックスされることは今では珍しいことではありません。『ずっと前から好きでした。』の原作となったのは、クリエイターユニット・HoneyWorksによる「告白予行練習」「初恋の絵本」「ヤキモチの答え」を中心とした一連の楽曲シリーズ『告白実行委員会~恋愛シリーズ~』です。ボカロ曲とイラストで青春時代の恋心を表現したこのシリーズは、作品が公開されたニコニコ動画上で「キュンキュンする」と大変な話題に。2014年11月には、なんと神谷浩史や戸松遥、豊崎愛生といった大人気声優が歌唱を担当する形で、楽曲をまとめたアルバム「僕じゃダメですか?~『告白実行委員会』キャラクターソング集~」が発売されました。そして劇場版では、このアルバムに参加した声優たちが、そのままキャラクターたちの声を担当しています。

高校3年生のヒロイン・榎本夏樹(戸松遥)は、本当は幼なじみの瀬戸口優(神谷浩史)に片思い中。でも素直になれず、優はあくまで“告白の練習相手”だと嘘をつき続ける。そんなとき、夏樹はクラスメイトの綾瀬恋雪(代永翼)からデートに誘われて――。映画『ずっと前から好きでした。』は、高校生たちのみずみずしい青春群像劇です。

■ニコ動ユーザーがコメント欄で告白合戦

ニコニコ動画発のラブストーリーと聞くと、いかにも漫画!アニメ!という感じの現実離れしたキャラクターたちによるライトノベル的な世界観を想像してしまうかもしれません。ですがこの『ずっと前から好きでした。』は、普段あまり漫画やアニメに触れない人でも安心して見られる、等身大の物語なんです。ほんの少し勇気を出せば手がつなげる、ちょっとだけオシャレをしてみる……。片思いする相手のことを考えてああでもない、こうでもないと悩む登場人物たちの姿は、リアルな中高生たちの共感を呼んでいるらしく、ニコニコ動画にアップされた作品には、

「K.Iさん大好きです」
「Y君がまだ好き」
「好きな人と隣の席になった」

のようなコメントが続々と寄せられて、ちょっとした恋バナ会場になっているようです。

少女マンガ『君に届け』のような爽やか恋愛モノ好きなら絶対ハマるはず! ニコニコ動画発ということで今はまだ“知る人ぞ知る”というような存在ですが、この先中高生に“キュンキュンする作品”を聞いたら、大ヒット少女漫画と同じくらい『ずっと前から好きでした。』の名前が挙がることになるかも……。

(文/原田美紗@HEW)

記事制作 : dmenu映画