映画漬けになろう! ゴールデンウィーク映画特集

コラム

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

毎年気合いの入った映画が公開されるゴールデンウィーク。今年も魅力的な新作がそろい踏みで、チョイスに迷っちゃう……そんな映画漬けになりたいアナタのために、注目のGW映画を、7つのカテゴリーに分けて徹底解説しちゃいます!

【人気マンガを実写化!】

『テラフォーマーズ』

01
(C) 貴家悠・橘賢一/集英社 (C) 2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会

<見どころ解説>

2599年の火星を舞台に、人型に進化したゴキブリ“テラフォーマー”と、昆虫の能力を得た人類との戦いを描く人気漫画を、鬼才・三池崇史監督が実写化。主演の伊藤英明をはじめ、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬、さらにはケイン・コスギなど、豪華すぎるキャスト陣がノリノリで挑んだSFアクションを、アトラクション感覚で楽しめる。

02
(C) 貴家悠・橘賢一/集英社 (C) 2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会

<ここがすごい!>

颯爽と登場したのにサクッとヤラレちゃったり、せっかくの虫の能力を発揮することなく散っていったり、スター級のキャストが次々と死んでいったりする様は、原作さながらの非情さでむしろ清々しい。CGで再現されたテラフォーマーの不気味さもスゴイ!

『ちはやふる −下の句−』

03
(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

<見どころ解説>

“競技かるた”の団体戦で全国大会に挑む高校生たちの青春ムービーの完結編。色気ゼロで無駄にかわいいヒロイン・千早(広瀬すず)と、彼女の幼なじみ、太一(野村周平)と新(真剣佑)。三人の恋模様や、全国大会の行方、さらには、千早と最強のかるたクイーン・詩暢(松岡茉優)との個人戦まで、原作漫画の見どころが凝縮されている。

04
(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

<ここがすごい!>

「団体戦なんてお遊びやって、言わしたるわ」。挑発的なクイーンを前に、絶体絶命の千早。しかし、千早には“仲間との絆”というクイーンにはない武器が。スポ根ちっくな熱血展開と、少女漫画原作らしいキラキラ感とのブレンド具合が絶妙!

【一味違ったヒーロー対決!】

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

05
(C) 2016 Marvel.

<見どころ解説>

マーベル原作の人気ヒーロー総出演の、『アベンジャーズ』シリーズ第3弾。アベンジャーズの一員としてともに世界を守ってきたキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立が表面化。自身の正義感にこだわって譲らない、両雄の激突から目が離せない!

06
(C) 2016 Marvel.

<ここが一味違う!>

2大ヒーローのみならず、『アベンジャーズ』でおなじみのヒーローたちもいずれかの側につく。『アベンジャーズ』初参戦となるスパイダーマンも加わり、バトルはし烈化。世紀の対決にアツくならずにいられない!

『アイアムアヒーロー』

07
(C) 2016 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会 (C) 2009 花沢健吾/小学館

<見どころ解説>

累計600万部以上を売り上げた、花沢健吾のコミックを映像化。舞台は、未知のウイルスの蔓延により、突如として人間の大半が“ZQN(ゾキュン)”と呼ばれる狂暴な怪物と化した社会。大泉洋ふんする平凡な毎日を送ってきたダメ男が、サバイバルの中で真の強さを試される! R15+に指定されたほどの強烈なバイオレンス描写が圧倒的。

08
(C) 2016 映画「アイアムアヒーロー」製作委員会 (C) 2009 花沢健吾/小学館

<ここが一味違う!>

終末世界をジタバタしながら生き延びようとする主人公。どうみてもヒーローらしからぬヘタレなキャラだが、そんな彼がサバイバルを経て、ある少女のヒーローとなる。どん底から急成長するヒーロー物語にほれてしまう!

『ヒーローマニア-生活-』

09
(C) 福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会

<見どころ解説>

東出昌大、窪田正孝、小松菜奈という注目の若手俳優たちが豪華共演を果たし、福満しげゆき原作の漫画「生活【完全版】」を映画化した痛快アクション。フリーターとしてコンビニで働く元会社員の中津と、運動神経抜群のニートの土志田、そして驚異的情報能力を誇る女子高生カオリらが結成した自警団を待ち受ける冒険に心が躍る。

10
(C) 福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会

<ここが一味違う!>

主人公たちはいわゆるイケメンでリッチな勝ち組からはほど遠く、どちらかと言うとダサくて目立たない負け組に所属。そんなダメダメな彼らだって志を持って共に戦えば、れっきとしたヒーローに大変身するのがすごい!

【近未来で人類の危機勃発!】

『フィフス・ウェイブ』

11

<見どころ解説>

『キックアス』シリーズでおなじみのクロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSFアクション。全米でベストセラーとなったヤングアダルト小説に基づき、知的生命体の侵略に立ち向かう少女の孤独な闘いを描く。ある日、突然始まった謎の生命体アザーズによる地球への攻撃。少女は最愛の弟を救うために命を懸けで、敵に立ち向かう。

<こんなに危険!>

段階を踏んで襲い掛かる、アザーズによる地球侵略攻撃に戦慄! エネルギー遮断、大規模な地殻変動、ウイルスの蔓延、人体乗っ取り、そして未知の5番目の“波=ウェイブ”。自分ならどこまで生き延びられるか、考えながら観ると恐怖もひとしおだ!

『太陽』

13
(C) 2015「太陽」製作委員会

<見どころ解説>

劇作家であり演出家の前川知大主宰の劇団イキウメの戯曲を、若手実力派俳優神木隆之介と門脇麦のW主演で映画化した異色ドラマ。バイオテロの影響で新人類“ノクス”と旧人類“キュリオ“に二分化された近未来を舞台に、対立を繰り返す人々の苦難の日々をあぶり出す。必死に生きようとする青年鉄彦と幼なじみの結がたどる数奇な運命に言葉を失う。

14
(C) 2015「太陽」製作委員会

<こんなに危険!>

新人類はウイルス感染に強い体に進化したものの、太陽に当たるとヴァンパイアのように体が焦げる特異体質に。不老不死のリッチワールドVSビンボー庶民の超格差社会はもとより、どんどん人口が減っていく人類に未来はあるのか?

【大人も子供も楽しめる!】

『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』

15
(C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016

<見どころ解説>

国民的人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版最新作。爆睡すれば誰もが見たい夢を見られる“ユメミーワールド”で、しんのすけたちがまさかの大ピンチに! お笑い芸人・劇団ひとりが高橋渉監督と共同で執筆した脚本や、夢の研究者・夢彦役の安田顕、夢彦の妻・サユリ役の吉瀬美智子など、ゲスト声優の顔ぶれも話題。

16
(C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016

<ここに感動!>

摩訶不思議な夢の世界や、おバカギャグがめっちゃ楽しいからこそ、“母の無償の愛”というテーマが浮き彫りになる後半でグッときてしまう。しんのすけの母・みさえが、「親にとって子どもは自分以上なの!」と叫ぶシーンにホロリ(涙)。

『ズートピア』

17
(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.

<見どころ解説>

人間顔負けの文明社会で暮らす動物たちを描いたファンタジー・アドベンチャー。「ズートピア」とは、肉食動物と草食動物が仲良く文明を築いて暮らす楽園。そこで警察官になったウサギのジュディと、詐欺師のキツネ・ニックが凸凹コンビを組み、楽園で起きた不可解な事件の謎に迫っていく。風刺の効いたミステリアスな展開が先の読めない面白さを倍増させる!

18
(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.

<ここに感動!>

大人しく農作業に勤しむのがウサギ、キツネはズル賢い策士など、固定観念が根付くズートピアは、まるで人間社会の縮図。そんな中、偏見に屈せず一人前の警察官を目指すジュディの姿は、夢をあきらめないことの大切さを教えてくれる。モフモフの容姿も泣けるほど愛らしい。

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』

19
(C) 2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

<見どころ解説>

記念すべき劇場版20作目にふさわしく因縁の対決が実現。偶然出会った記憶喪失の美女が、かつてコナンに毒薬を飲ませて少年の姿にした“黒ずくめの組織”の一員と判明。コナンについに、宿敵との戦いのチャンスが訪れる。コナン、組織、公安、FBIの四つ巴の激突、二輪式巨大観覧車で繰り広げられるド派手なアクションに度肝を抜かれる。

20
(C) 2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

<ここに感動!>

物語の発端は世界中の潜入スパイ、いわゆるダブルフェイスの暗殺事件。くしくもコナン自身も二つの顔と名を持ち、工藤新一という本当の姿を隠して生きている。自らにそんな運命を課した黒ずくめの組織に対し、自らの危険を顧みず立ち向かっていく姿にぐっとくる。

【激渋っ!男の生きざまに萌える】

『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』

21
(C) 2016「スキャナー」製作委員会

<見どころ解説>

狂言師の野村萬斎が現代劇に初チャレンジし、俳優としても活躍するお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之とコンビを組んだ異色ミステリー。特殊能力を持つ男が、かつてお笑い芸人だったころの相棒と共に渋々失踪した女性の捜索に挑む内に、連続殺人事件の真相に迫っていく。

22
(C) 2016「スキャナー」製作委員会

<こんなに渋い!>

人の残留思念が読めるという特殊能力を持つ仙石。普段は人間嫌いのダメ男なのに、記憶のかけらを読み取る時に見せる手をかざす仕草や鋭い眼差しに、只者ではない男の深みが醸し出されている。

『追憶の森』

23
(C) 2015 Grand Experiment, LLC.

<見どころ解説>

オスカー俳優マシュー・マコノヒーと、日本を代表する国際派スター渡辺謙が初共演を果たして放つ味わい深いミステリー。自殺するために富士山麓の青木ヶ原樹海を訪れたアメリカ人男性アーサーが、同じく死に場所を求めてさまよっていた日本人男性タクミと出会う。互いの人生を振り返りつつ心を通わせていく間に、いつしか“生きる”ことの大切さに気付いていく。

24
(C) 2015 Grand Experiment, LLC.

<こんなに渋い!>

自ら死に場所を選んで遠い日本の樹海にまでやって来たものの、アーサーはけがをしたタクミを見捨てられない。孤独な大人の男の悲哀を漂わせながらも弱きを助け、決してあきらめずに脱出を試みる勇気に脱帽。

『64−ロクヨン−前編』

25

(C) 2016映画「64」製作委員会

<見どころ解説>

「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」両ランキングで1位を獲得した横山秀夫の代表作を、佐藤浩市、綾野剛、瑛太、永瀬正敏、三浦友和ら豪華キャストの競演で映画化。元刑事である県警の広報官の視点で描かれる、警察内の勢力争いや警察とマスコミの対立は緊張感たっぷり。未解決の誘拐殺人事件の真相に迫る後編へ向けて、グイグイ盛り上げていく!

26
(C) 2016映画「64」製作委員会

<こんなに渋い!>

未解決の誘拐殺人事件をめぐるミステリーであり、仕事への信念、子を持つ親の葛藤を描く人間ドラマでもある本作。佐藤が演じる県警広報官の苦渋や悲哀がにじむ表情は、渋いのひとこと! マスコミに迫られ実名報道に踏み切るシーンは感動的で、責任を一身に背負う大人の男の姿が激シブ!

【映画通はアカデミー賞注目作を押さえるべし!】

『レヴェナント:蘇えりし者』

27
(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

<見どころ解説>

本年度のアカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが悲願の主演男優に輝き、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続く2年連続の監督賞を射止めた重厚なサバイバル映画。西部開拓時代のアメリカを舞台に、荒野で瀕死の重傷を負い、仲間に息子を殺されたハンターの復讐(ふくしゅう)を描く。

28
(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

<ここがアカデミー賞級!>

仲間との格闘シーンの撮影中に鼻の骨を折るなど、ディカプリオの本気っぷりで話題の本作。圧巻なのが、森でクマに襲われる場面。クマに何度もなぶられる彼の表情や動きがリアル過ぎて、本物の事件映像としか思えない。これぞ文句なしのオスカー級!

『スポットライト 世紀のスクープ』


Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

<見どころ解説>

今年度アカデミー賞で作品賞を受賞した社会派ドラマ。21世紀初頭の実話をもとに、巨大権力の腐敗に立ち向かった新聞記者たちが真実のために奔走する社会派ドラマ。神父による児童の性的虐待を調査するジャーナリストたちが、カトリック教会という“大組織”の隠ぺい工作をどのように暴いたのか!?  マーク・ラファロら、演技派俳優たちのアンサンブルも絶品。

30
Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

<ここがアカデミー賞級!>

実話を丁寧に積み重ねることに徹したトム・マッカーシー監督。事実を徹底的に追及しようとする記者たちのプロ意識が浮かび上がる。ジャーナリズムの神髄とは何かを考えさせられる、本格派の一品。

『ルーム』

31
(C) ElementPictures / RoomProductionsInc / ChannelFourTelevisionCorporation2015

<見どころ解説>

拉致監禁された部屋で出産したヒロインが、生まれて一度も部屋から出たことのない5歳の息子のために脱出を決意。しかし、母と息子には現実社会という過酷な現実が待ち受けていた。本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞した母親役のブリー・ラーソン。息子役ジェイコブ・トレンブレイとの親密さは本物の母子と見まがうほどリアルで、母の無償の愛はむろん、息子の無垢な愛に涙する。


(C) ElementPictures / RoomProductionsInc / ChannelFourTelevisionCorporation2015

<ここがアカデミー賞級!>

ブリーふんする母親が監禁部屋から息子を脱出させるシーンで、鬼気迫る熱演を見せる。かと思うと、息子と共に新しい生活を始めるものの事件のトラウマに苦しむという繊細にして複雑な演技も真に迫り、一躍注目の女優に。

【3.11あの日を忘れない】

『抱く(HUG)』

33
(C) ホライズン・フィーチャーズ

<見どころ解説>

東日本大震災が起こった翌月に東京電力・福島第一原発まで4キロの地点で取材を行った直後、妊娠が発覚した海南友子監督のセルフドキュメンタリー。妊娠を素直に喜ぶことができず、胎児への放射能の影響に不安が増していく中で、自らの様子を赤裸々に記録するのは勇気のいること。ドキュメンタリー作家として、また母としてのリアルな思いが表現されている。

34
(C) ホライズン・フィーチャーズ

<伝えたい思いとは>

「どんな子が生まれても我が子を抱きしめたい」という海南監督の決意に胸が締め付けられる。監督自身だけでなく、放射能から子供を守るために悩み、行動を起こす女性たちの姿を通し、今何をすべきかを考えさせられる。

『サンマとカタール~女川つながる人々』

35
(C) 2016Japan-Qatar Partners

<見どころ解説>

東日本大震災で多大な被害を受けた、宮城県女川町の住民たちの復興への取り組みに、約2年間カメラが密着した渾身のドキュメンタリー。それまで築き上げてきた人生のすべてを津波で失い、どん底から死に物狂いで立ち上がろうとする人々の勇姿を描く。日本政府に先駆けて彼らを援助した、中東カタールとの国境を越えた結びつきに胸が熱くなる。

36
(C) 2016Japan-Qatar Partners

<伝えたい思いとは>

人々の胸に深く刻まれた生々しい3.11の記憶。一瞬にしてすべてを奪い去る天災の前では人間の力はわずかかもしれないが、世界中の人々が共に手を取り、あの日の悲劇を忘れずに前を向いて生きる姿に勇気をもらう。

文・構成:シネマトゥデイ編集部 香取亜希

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)