“作家”劇団ひとりが『クレしん』もヒットに導く!?

コラム

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『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016

アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版最新作『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(4月16日公開)は、お笑いタレント・劇団ひとりが高橋渉監督と共同で脚本を担当しました。2006年に出版した処女小説『陰日向に咲く』で知られる通り、出版界でもヒットメイカーである劇団ひとり。作家としての彼の活動を振り返ってみましょう。

■完璧じゃない人たちを笑いあり涙ありで描く

100万部を突破したベストセラー小説『陰日向に咲く』は、ホームレスを夢見る会社員、売れないアイドルを一途に応援する青年、老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー……と一癖も二癖もあるキャラクターが登場するオムニバス小説でした。2008年には岡田准一主演で映画化までされ、こちらも興行収入19.5億円という好成績を残しています。

また2010年には今度は長編小説『青天の霹靂』を出版。40年前にタイムスリップした売れないマジシャンが、若き日の父とコンビを組み、さらに自身の出生を始めとした家族の秘密を知っていくヒューマンドラマで、2014年には自らメガホンをとって映画化し、主人公・晴夫(大泉洋)の父親役も担当しました。

このように“作家”劇団ひとりは、完璧にはほど遠い登場人物を笑いあり涙ありで描く、温かな作風が特徴です。“芸人”劇団ひとりは、個性的すぎるキャラクターや二転三転するストーリーのコントで知られていますが、その手腕は、ダメな人たちにそっと寄り添うような小説を執筆するのにも生きているみたいですね。

■浮気願望を暴露されているけど……

ではそんな劇団ひとりが脚本に参加した『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』は、どんなストーリーなのでしょう? 舞台は、毎晩楽しい夢が見られる世界“ユメミーワールド”。しかし楽しかったはずのユメミーワールドはあるとき、悪夢の世界へと突然姿を変えてしまいます。時を同じくして、しんのすけたちが住む春日部の街に謎めいた少女・サキが登場。カスカベ防衛隊と共に悪夢に立ち向かいます。

また劇団ひとりといえば、今年6歳になる娘の父親でもあります。2014年にバラエティ番組で共演者から「浮気したいって言ってた」「浮気したい芸能人と不倫したい芸能人を集めて、そういうサークルを作ろうって言ってた」と浮気願望があることを暴露された劇団ひとり。確かに浮気に憧れがあるような発言をして笑いをとることもありますが、なんだかんだタレント・大沢あかねと結婚8年目を迎えており、とくにスキャンダルもなく夫婦円満な様子。悪ぶってはいますが実際はよき家庭人であるようで、2014年にテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演した際は、愛娘のエピソードを披露して父親の顔を見せています。

作家として、“完璧じゃない人たち”をめぐる“笑い”と“感動”を得意とする劇団ひとりにとって、『クレしん』の脚本はピッタリな仕事。しんちゃんと同年代の娘をもつ劇団ひとりは、子供たちにどんなメッセージを送っているのでしょうか? 今年の『クレしん』映画も話題になること間違いなし!

(文/原田美紗@HEW)

記事制作 : dmenu映画