美少女から大人の女性へ…。クロエ・グレース・モレッツが見せた魅力

コラム

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11歳の時に出演した『キックアス』(2010年)のヒット・ガール役で爆発的な人気となり、日本でもその可愛らしい風貌で、人気と知名度が急上昇したクロエ・グレース・モレッツ。
米タイムが選ぶ“2014年最も影響力のあるティーン25人”のうちの一人であり、同年の“世界で最も美しい顔”2位に選ばれた、今世界で最も注目される19歳である。
そんなクロエ・グレース・モレッツが活躍する映画『フィフス・ウェイブ』が、4月23日より公開される。
フィフス・ウェイブ01

『フィフス・ウェイブ』は、2013年に出版され、21週間に渡りニューヨークタイムズのベストセラーとなったSFミステリー小説が原作。
舞台は現代の地球。ある日突然、どこから来たのかも、その攻撃の理由も全く解らない知的生命体“アザーズ”に襲われる。人類は<第1の波=暗黒、第2の波=崩壊、第3の波=感染、第4の波=侵略>と、次々に仕掛けられる圧倒的な攻撃により、その99%が死滅してしまう。
見えない敵=<アザーズ>により破壊されていく地球、人間の中に入り込んだ<アザーズ>と、信頼と繋がりを絶たれてしまった<本当の人間>との心理戦が開始される。人類は、<第5の波(フィフス・ウェイブ)>が来る前に、彼らの目的を阻止できるのか?というストーリー。

クロエが演じるのは、女友達と冗談を言い合ったり、同じ高校のアメフト部のベンに恋心を抱く、ごく普通の可愛らしい女子高生・キャシー。フィフス・ウェイブ02
しかし、<アザーズ>からの攻撃で、キャシーのごく普通な生活は一変。恐怖に慄き翻弄されながらも、一人で戦うことになってしまう…。
そんな 「守られてきた少女」から、「戦う大人」へと成長していくクロエの演技は、ハラハラドキドキの連続。今のクロエだからこそ演じられる、リアルなヒロイン像を見ることができる。

そして、物語の中盤では、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』のファースト・キスとも、『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』の愛のあるキスとも違う、年上の男性を相手にしたシーンも。
“大人なクロエ”を感じるシーンに、ヒット・ガール時代の可愛らしさを知っているファンは、「このシーン続きは…」とヒヤヒヤさせられてしまうはず。

フィフス・ウェイブ04二人の展開(?)を予感させるシーンも

クロエは、今回の強い女性の主人公を演じるにあたり、「今は映画における性の平等、人種の平等、性的嗜好の平等において、とても重要な時。一番重きを置くべきなのは、人種の平等だと私は思っている。社会の問題を、映画にも反映していかなければならない。小さな役割しか果たせないけど、私が生きている間に、問題が解決することを祈っているわ。」と社会が抱えている問題を意識し、役に取り組んだと語っている。
また、自分の立場を、「私は、多くの誘惑や、不安や、問題に直面する。パワーがありすぎるし、お金がありすぎるし、いろんな影響がありすぎる。だけど、家族のおかげで地に足をつけたまま前進できるし、普通でありつづけられる。家族がいなかったら、私は何ひとつ達成できなかったと思う。」と自分の立場を冷静に分析できる力も身につけた。
フィフス・ウェイブ05

自分の立場を理解し、積極的に社会問題にも取り組み、大人の変貌を遂げようとしているクロエ。ビジュアル的にも、精神的にも、可愛らしい少女を卒業した彼女が、これからもどんな大人の魅力を見せてくれるか楽しみである。

『フィフス・ウェイブ』 4月23日(土)全国ロードショー

(文=小宮洋子/CinemaGene)

この記事で紹介している作品

フィフス・ウェイブ

記事制作 : dmenu映画