『オオカミ少女と黒王子』二階堂ふみ&山崎賢人

インタビュー

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うそから始まった純な恋心

映画『オオカミ少女と黒王子』は5月28日より全国公開

連載中の大人気コミックを『余命1カ月の花嫁』『ストロボ・エッジ』など恋愛映画で知られる廣木隆一監督が実写映画化した『オオカミ少女と黒王子』。彼氏が居るとうそをついた女子高生・エリカにふんした二階堂ふみと、自分への絶対服従を条件に彼氏のフリを買って出たドS王子・恭也にふんした山崎賢人が胸キュンな青春ラブストーリーについて語った。

■6年ぶりの共演が楽しみだった

Q:お二人とも、今までの作品にはない役どころですね。
二階堂ふみ(以下、二階堂):はい。恋に真っ直ぐに向かっていく女の子は演じてみたかったので、とてもいいお話をいただいてうれしかったです。

山崎賢人(以下、山崎):僕は昨年、少女マンガ作品(『ヒロイン失格』『orange-オレンジ-』)をやらせていただきましたが、今回の作品も内容が斬新ですごく面白い。ドSな役は初めてですが、エリカを苛めるしかないですね(笑)。

Q:ドラマ「熱海の捜査官」以来の共演はどうでしたか?
二階堂:このお話をいただいた時、山崎くんとまた一緒に仕事ができるというのが楽しみでした。山崎くんは「熱海の捜査官」の時から、素直に作品と向き合う人だなと思っていましたが、それから約6年経っていますが、作品と向き合う素直な姿勢は全然変わってない。とても素敵なことだと感じました。

山崎:ふみちゃんも昔から自分のやりたいことやふみちゃんの色があって、そういうものがお芝居にも出ていたけれど、それが今も変わらずにありました。それに、今回はふみちゃんが少女マンガのヒロインを演じるというのが新鮮に思えて、共演することをとても楽しみにしていました。

Q:久しぶりに会う同級生みたいですね。
二階堂:そうですね。撮影の合間もいろんな話をして、お互いの変化を知ったり、もともと音楽や洋服など好きなものが割と似ていたりするので話題が絶えることがなかったです。

山崎:だから、お芝居するのも安心してできました。

■役づくりはビジュアルから

Q:役づくりのために、心掛けたことは?
二階堂:エリカというキャラクターを作る上で衣装とメイクはとても大事なので、衣装合わせの時に監督やスタッフの方と渋谷や原宿のショップを回って、エリカの服選びをしました。エリカは恭也にどんどん本気で惹(ひ)かれていく中で、衣装にもその心の変化が表せたらいいなと思ったので、なるべく沈んだ色を着ないようにしたいねと監督と相談しました。それぐらいこだわりたかったんです。

山崎:僕も恭也のイメージというかビジュアルにこだわって、今回初めて髪を金髪に染めました。

Q:キャラクターとの共通点や共感できる部分はありますか?
山崎:僕は別にツンデレではないし、ドSな面もあまりないかな(笑)。でも、二面性があるというのは魅力だし、だからツンデレな男性を好きな女性も多いんでしょうね。

二階堂:私は自分とキャラクターを重ねて考えることはないのですが、恭也との関係の始まりにうそはついてしまったけれど、エリカは自分の感情にはうそはつかない。誰かをひたむきに思うことはとても素敵なことだと思います。

■渋谷の雑踏でゲリラ撮影

Q:素敵なシーンがたくさんありますが、物語の冒頭、エリカが初めて恭也を見かけ、勝手に盗撮するというシーンが面白くて、物語に引き込まれました。
二階堂:渋谷で撮ったんですけど、本当に人がたくさんいる中でゲリラ的に撮影をしたんです。楽しかったです。

山崎:渋谷のあんな人通りの多いところで撮影するなんて初めての経験で、僕も面白かったです(笑)。あそこのシーンは親友の健(横浜流星)と靴を買いに来ているという設定で、「靴、どこに売ってんだよ」「あそこに売ってないかな」みたいな話をしていたら、いきなり目の前に現れたエリカに写真を撮られちゃうんです。そのシーンをカメラクルーが撮影したら、ふみちゃんたちと一緒にスタッフもバーッと消えて僕らだけ取り残されたから、「あれ、今撮れたのかな」って心配になったぐらい。

Q:うそから始まる恋ですが、エリカと恭也の関係にハラハラドキドキしたり、切なくなります。そんな作品の魅力はどこにあると思いますか?
山崎:スクリーンの中の女子高生たちがみなイキイキとして現実の高校生たちみたいなんです。そんな中で、エリカが悩んでいることも恭也が素直になれなかったりすることも、「あ、わかる、わかる」となるんじゃないかと思います。エリカも恭也もその根っこには純粋な恋心がある。だから、突拍子もない設定なのに、最後には共感するんじゃないんでしょうか。

二階堂:私は、エリカのように「誰かがそばにいないと淋しいから」というよりも、「一人が楽しいな、ラクだな」と一人を楽しむタイプな気がします。でも、誰かと一緒にいる時間はすごく楽しいし、誰かと一緒にいることで生まれてくる感情もあると思うんですね。恋愛観っていろいろあるけれど、恋することの楽しさやワクワクすることを、この映画を観た方の心に届いたらうれしいです。

二階堂/ヘアメイク:足立真利子 スタイリスト:髙山エリ

山﨑/ヘアメイク:永瀬多壱(VANITES) スタイリスト:伊藤省吾

取材・文:前田かおり 写真:奥山智明

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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