お役立ちグルメ漫画! 酒に自炊におとりよせまで

コラム

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『いつかティファニーで朝食を』9巻(左)と『そうだ、食べ放題いこう。』1巻(右)

グルメ漫画がブームを起こした理由には、“役立つから”ということが挙げられるでしょう。漫画として楽しめるだけでなく、ちょっとした料理うんちくや自炊レシピ、実在の人気店などお役立ち情報が得られるような作品がたくさんで、グルメ漫画とは、漫画と情報誌の中間の存在だともいえそうです。

ジャンルの細分化も進んでいるグルメ漫画界。こんな食べ物・お店について知りたいときは、どの作品を手にすればいいのでしょうか?

■ステキなお店で朝食が食べたい! 『いつかティファニーで朝食を』(作:マキヒロチ)

実在のお店で朝食メニューを楽しみながら、アラサー女子たちが恋に仕事に奮闘する姿を描いた物語です。オシャレなパンケーキからホッとするような和食まで、バラエティ豊かな朝食が紹介されています。単行本では、各エピソードに加えお店紹介ページが充実しているので参考になる! 都内近辺のお店が中心ですが、名古屋や大阪など地方のお店も取り上げてくれるのがうれしい。

■バイキングでいっぱい食べたい! 『そうだ、食べ放題いこう。』(作:西つるみ)

“甘党OL漫画家”と“しょっぱ党大食い編集”による、食べ放題店レポート漫画。カレーにシュラスコ、ケーキに牡蠣と食べ放題メニューはさまざま。ストーリーにグルメが絡むという形ではなく、はなからレポート漫画なので、お店や食べ物の感想がたっぷりあるのがポイント。東京近郊のお店を取り扱うということで、首都圏に住む人なら1冊読んでおいて損はなさそう。

■家で全国のグルメを楽しみたい!『おとりよせ王子 飯田好実』(作:高瀬志帆)

主人公・飯田好実の、全国各地からのおいしいものお取り寄せライフを描いています。作中に登場する「たまごかけご飯セット」や青森・八戸名物の「いちご煮」などは、実在のお取り寄せ商品。お店紹介系のグルメ漫画は、やはりどうしても首都圏のお店が中心になってしまうのですが、この作品なら地方の人でも気軽に「これ食べてみたい!」と試すことができるのがいいところ。飯田によるアレンジレシピも楽しい。

■かっこいいお酒の飲み方を知りたい! 『ワカコ酒』(作:新久千映)

“呑兵衛女子” 村崎ワカコがひとり飲みを楽しむ漫画ですが、この作品には実在のお店紹介はありません(モデルにしたお店はあるようですが)。では何が役立つ部分かというと、お酒の飲み方そのものを知れること! 「香りの強いものにはさわやかなお酒」といった肴とお酒の合わせ方に、蕎麦屋での昼酒のたしなみ方と、“粋”なお酒の飲み姿とはどんなものかを知ることができます。

■自炊のレパートリーを増やしたい! 『きのう何食べた?』(作:よしながふみ)

弁護士の史朗と美容師の賢二、ゲイカップルの食生活をめぐる物語。日々の料理は史朗が担当しており、調理シーンにかなりのページが割かれていることが特徴。登場するのは、すぐにでも真似できそうな家庭料理がほとんどです。メインから汁物までの献立を用意するため調理シーンも「あちらを煮ている間に、こちらを炒める」のように実際の工程にのっとったものとなっており、参考にすれば手際よく1食用意できます。

他にも燻製料理の入門にもなる『いぶり暮らし』(作:大島千春)や、毎回ひとつのカクテルのレシピを教えてくれる『お酒は夫婦になってから』(作:クリスタルな洋介)、甘味の名店をめぐる『さぼリーマン 飴谷甘太朗』(漫画:アビディ井上、原作:萩原天晴)などなど、実生活に役立つ知識を教えてくれるグルメ漫画はたくさんあります。

知識を得るためなら情報誌でも同じことですが、漫画の強みは読みやすいこと。簡単にその分野について知ることができるという意味では、グルメ漫画とは、ある意味「漫画でわかる○○入門」に近いジャンルなのかもしれません。何か気になる料理や、おいしいお店を知りたいときは、情報誌を買うのもいいけど漫画もね!

(文/原田美紗@HEW)

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記事制作 : dmenu映画