華やかな今の裏に…芸能人が告白した「いじめ」経験

コラム

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

青少年のいじめ被害が後を絶たず、被害者が自殺に追い込まれる痛ましい事件も相次いでいます。被害をなくすために、被害者にも加害者にも、そして傍観者にもならないために、わたしたちは何をすべきでしょうか。いじめを経験した人たちの体験談に、そのヒントがあるかもしれません。

鼓膜が破れた手島優

芸能人でも多くが過去にいじめ被害を受けていたことを告白しています。たとえば俳優の岡田将生や松坂桃李、水嶋ヒロ、女優の戸田恵梨香、さらにSMAPの木村拓哉やモデルの押切もえなど、今や華やかな芸能界で活躍し、多くのファンを持つ彼らも例外ではありません。

グラビアアイドルの手島優は、小学校高学年から中学3年生までの約5年間にわたり、周囲から無視されたり教科書を隠されたり石を投げられるなどのいじめに遭い、さらに男子生徒に足を抱えられて廊下を引きずり回されたり、上履きで殴られ鼓膜が破れたこともあったという壮絶な体験を告白しています。

お笑いトリオ・森三中の大島美幸の壮絶ないじめ体験は、大島の夫で放送作家の鈴木おさむ氏によって舞台化もされました。大島は小学校3年生から中学2年生までいじめを受け、裸で土の中に埋められたり、バスケットボール部の男子の先輩からボールを顔面に投げつけられるなど陰惨なものだったといいます。また、大島はいじめられる以前はいじめる側であったことも告白しています。いじめっ子に逆らえずに、言われるがままにいじめに加わっていたことを述懐しており、「止めよう」と言い出す勇気がなかったことを後悔しています。

同じく、ダウンタウンの松本人志も小学校の頃、足が悪いクラスメイトを何度かいじめてしまったと告白しています。しかし松本は、その級友の家に気まぐれに遊びに行った時、息子が友達を連れてきたことを喜んだ母親から「ありがとうね。仲良くしてあげてね」と嬉しそうに何度も感謝され、罪悪感に苛まれ「おばちゃんオレ岡田のことイジメたこと有るって。言えなくてね。。。」「オレ心の中で。岡田と。お母さんと。いろんなもんに何度もゴメンなさいって思って。。。」と後悔する気持ちを打ち明けています。

いじめ経験から送るメッセージ

いじめ被害を受けた経験を持つ芸能人たちは、現在いじめられている人たちに向けたメッセージも送っています。元AKB48の秋元才加は、孤立して自分だけで抱えてしまわないように呼びかけ、「自分の気持ちを伝える練習をしよう。本当に話せる人は周りには誰もいない? 誰かれ構わず話してみてって言ってる訳じゃない。じーっと静かに自分の周りを見つめてみよう。時間がかかってもいい。探してみよう。本当に話せる誰かを」と語っています。

歌手でタレントの中川翔子は「死ぬという選択だけはしないでほしい。絶対に、生きる価値がいっぱいいっぱい未来にはある。いじめをする下らないやつの人生よりよっぽど幸せな未来が待っているから」と呼びかけます。

現在活躍する芸能人たちのいじめ被害告白は、今まさにいじめを受けている人たちにとって、少なからぬ希望や勇気を与えていることでしょう。しかし、苛烈ないじめを受けていた人たちの心の傷はやすやすとは癒えません。はるかぜちゃんこと声優の春名風花は語っています。「言われたことは記憶喪失にでもならない限り、ずっと、おなかにたまった石ころみたいに残るんだ」――。

(文/花@HEW)

いじめられっ子だった中川翔子がいまや女優に……。
「dTV」では中川翔子の出演映画も取り扱い。

主演映画『ヌイグルマーZ』も。
dmusic

記事制作 : dmenu映画