二階堂ふみ、松岡茉優、清水富美加…女優も“笑い”を取る時代?

コラム

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清水富美加出演『SICKS~みんながみんな、何かの病気~』DVD BOX

このところ女優のバラエティ進出が続いていますね。もちろん以前から、高畑淳子だとか渡辺えりといった人たちはいたわけですが、最近では二階堂ふみや松岡茉優、清水富美加といった20代前半の若手女優たちが続々と出てきているというのが、今まであまり見られなかった現象です。

■実はバラエティデビューが先だった?松岡茉優

二階堂ふみ、松岡茉優、清水富美加の3人は偶然にも同い年の21歳ですが、バラエティ進出が一番早かったのは松岡。
2008年からテレビ東京系『おはスタ』のおはガールとして出演していました。ただ、松岡の場合は、本格的な芸能界デビューがおはガール。『おはスタ』卒業後は女優業にシフトして2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』でブレイクするわけですが、もともとバラエティ出身なわけですから、現在のバラエティでの活躍はさほど意外なものではありません。子供時代から芸能活動しているだけあってトークも仕切りもフォローも堂々たるもの。
司会もこなせて、さらに親しみやすいキャラクターだけに、タレントとしてのポテンシャルは申し分ないので、今後もオファーは増え続けそうです。

■ベッキーの席に座るのは、清水富美加?!

清水はモデル出身で女優としての活動は2010年頃から。2011年に『仮面ライダーフォーゼ』でいきなりヒロインに抜擢されて注目を集め、その後も2013年公開の映画『変態仮面』でヒロイン役を務めるなど数々のドラマや映画で活躍していますが、女優業と並行してバラエティへの出演も多く、ついに今年4月からフジテレビ系『にじいろジーン』のレギュラーとなりました。
天真爛漫というのかエキセントリックというのか、とにかくインパクトの強いキャラについ気を取られがちですが、喋らせても高いトーク力の持ち主。ベッキーが抜けた穴を十分に埋める活躍を見せています。また“バラエティセンスのある女優”という稀有なポジションを発揮して、昨秋クールはテレビ東京系『SICKS~みんながみんな、何かの病気~』にレギュラー出演。おぎやはぎとオードリーを相手に本格的なコントドラマに挑戦しました。

■21歳とは思えない!演技派女優、二階堂ふみ

3人の中ではバラティー進出が最も意外だったのは二階堂。園子温監督の『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭最優秀新人賞の受賞をはじめ、これまでに数々の女優賞を受賞しており、このまま演技派として本格女優の道を歩むのだろうと思いきや、なんと日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー『ゴチになります!』のレギュラーに。
見た目のクールなイメージとは打って変わって、いきなり「お引けぇなすって」のポーズで登場して豪快にボケたかと思えば、さらに熱愛疑惑を報じられた菅田将暉と堂々と共演してみせるなど、これまでの女優像を覆すほどのバラエティ力を発揮しています。

こうした新進気鋭の女優たちが今、なぜ“わざわざ”バラエティに出演しているのでしょう。昭和の映画スターたちは日常の姿を明かすことは皆無に等しく、それによって神秘性が生まれ、女優たちは一般人にとって非日常に咲く高嶺の花として憧れの存在だったわけですが、ここまでネットやメディアが発達した現代ではなかなかそうもいきません。
むしろ芸能人がSNSで一般人と交流するのが当たり前の時代。疑惑や憶測が生じやすい神秘性よりも好感度が強い武器になるのが今の風潮ですから、バラエティ番組はそれをアピールする格好の場。知名度を上げたい売出し中の女優の進出も増えそうです。ただ、バラエティのイメージが付きすぎるとシリアスな作品に出ても違和感を与えてしまうなどマイナス面もありそうなので、バランスが難しいところですね。

(文/花@HEW)

記事制作 : dmenu映画