結婚ってそんなにいいもの? いろんな夫婦の形を感じる「結婚映画4選」

コラム

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国内での生涯未婚率が上昇を続けており、今や結婚することが当たり前ではない時代。結婚とは「皆がするから自分もするもの」ではなく、さまざまな意見を参考にしたう上で、「する/しないを自分で選択するもの」のように考えが変わってきています。結婚って本当にいいものなの? “結婚は人生の墓場”ともよく聞くけれど……。結婚について考える上で参考になりそうな映画にはこんなものがあります。

1.『ぐるりのこと。』(監督:橋口亮輔、2008年公開)

しっかり者の翔子(木村多江)と頼りないカナオ(リリー・フランキー)は第1子誕生を控えて幸せな日々を送っていた。しかし子供は亡くなり、翔子はうつ状態に陥っていく――。

ある夫婦の10年間の軌跡。始めは一緒にいてもどこかぎこちなく、バラバラだったふたりが、いろいろなことを乗り越えて、少しずつ唯一無二のパートナーになっていく過程を丁寧に描いています。もう結婚して何年も経つ翔子とカナオが一緒にお風呂に入ってふざけ合うシーンに、ひとつの理想の夫婦の形が見たような気持ちに。月並みな言葉ではありますが、籍を入れてからが夫婦のスタートなのだと思わされる作品です。

2.『ゴーン・ガール』(監督:デヴィッド・フィンチャー、2014年公開)

結婚5周年の記念日、妻のエイミー(ロザムンド・パイク)が突然姿を消す。キッチンには大量のエイミーの血痕が発見されて、世間は次第にアリバイが不自然な夫・ニック(ベン・アフレック)に疑いの目を向ける。

二転三転する怒涛の展開に、鑑賞後は深いため息をついてしまうはず。結婚とは結局夫と妻とのパワーゲームなのかもしれない。自分がほしいのは、“自分が幸福だと感じること”なのか? それとも“周囲にあの人は幸福だと思われること”なのか? 実際に結婚を控えている人にこそ、今一度考えてもらいたい問いです。

3.『ブルーバレンタイン』(監督: デレク・シアンフランス、2010年公開)

ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)、1組のカップルの出会いから別れまでを描く。

映画ファンの間では“カップルで見てはいけない映画”とまで言われている作品。確かに過去の蜜月、離婚に至るまでの現在の夫婦生活が交互に映される構成は、どんなに仲の良いカップルも「もしかしたら将来自分たちも……」と不安になってしまいそう。妻と夫、どちらも完璧な存在ではない。「あのふたりはどうしたら離婚しないで済んだのだろう?」とモヤモヤ考え続けるのは、けっしてあなたの未来にとって無駄な時間ではないはずです。

4.『ツレがうつになりまして。』(監督:佐々部清、2011年公開)

スーパーサラリーマンの“ツレ”(堺雅人)がうつ病と診断された。マイペースな漫画家の妻“ハルさん”(宮崎あおい)は「がんばらない!」を合言葉に、彼を支えようとする。

うつ病患者の現実を描いているという点でも評価されている作品ですが、夫婦モノとしても秀逸。長い人生、自分にも相手にも何が起きるかわからない。思いもよらぬ事態が起こったとき、夫婦はお互い何ができるでしょうか? ハルさんが夫を支える聖母のようなキャラクターではなく、ときにはいっぱいいっぱいになってしまうところが人間臭い。「健やかなるときも、病めるときも……」という誓いの言葉の重さを考えさせられます。

■理想の結婚ってなんだろう?

映画を見て、結婚したくなったり、逆に結婚したくなくなったり……。自分の“理想の結婚”ってなんだろうと深く考え、答えをみつけたあなたは、きっと幸せな選択ができるはずですよ。

(文/原田美紗@HEW)

記事制作 : dmenu映画

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