ハリポタ主演の丸眼鏡少年、ダニエル・ラドクリフは今…?

コラム

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2001年から2011年に渡り公開されていた人気映画『ハリー・ポッター』シリーズ。今年11月23日からスピンオフ作品『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開されることもあり、再び過去のシリーズ作品にも注目が集まっています。シリーズを通して主なキャスト陣が変わることなく出演し続け、登場人物の成長記録としても楽しめるこの作品。11歳で主役・ハリーを務めたダニエル・ラドクリフは現在26歳となり、『ハリー・ポッター』を卒業した今は定着したイメージを覆すような役に挑み続けています。

■新作はハイテク企業の“天才エンジニア”役

ラドクリフの出演最新作は、今年公開の映画で人気作品の続編『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(9月1日公開)。華麗なイリュージョンで不正な金を奪う正義の犯罪集団“フォー・ホースメン”に対し、ラドクリフは彼らのマジックを暴く“天才エンジニア”として登場しています。

魔法がかった世界に登場し続けてきたラドクリフがマジックを真っ向から否定する姿は、ちょっとツッコミを入れたくなりますが、きらびやかなショーの裏で繰り広げられる緻密な頭脳戦は圧巻。ラドクリフと敵対する同作の主人公は、『ソーシャル・ネットワーク』(2011)でFacebookの創始者、マーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグ。かつて天才プログラマーを演じたアイゼンバーグが魔法のようなマジックをしかけ、かつて魔法使いを演じたラドクリフがエンジニアとして対抗します。ハイテク企業の不正を暴露するためにショーを行うフォー・ホースメンと、蠢く巨大な陰謀、そして凄みを利かせるラドクリフの姿に目を見張る作品です。

■謎の万能な死体役!?

もう1つの新作は、日本公開は未定ですが全米で今年6月に公開される『スイス・アーミー・マン(原題)』。ラドクリフが演じているのは、なんと“死体”。無人島で遭難し自殺しようとしていた主人公の前に流れ着いた死体姿のラドクリフ。主人公が硬直した死体の腕を使って丸太割りをさせ、体内にたまったガスを噴射させてジェットスキーのように海上を走らせるなど、“スイス・アーミー・ナイフ”のように万能な死体という奇想天外な役柄です。窮地に陥った主人公の妄想なのか?ラドクリフは本当に死体なのか? シュールでファンタジックなミュージック・ビデオ制作で知られる2人組“ダニエルズ”が監督を務めている今作の続報が待ちきれません。

■富と名声に左右されない俳優人生

ラドクリフは『ハリー・ポッター』シリーズがまだ完結していない17歳の頃、イギリスの名作舞台『エクウス』に出演しました。馬の目をつぶした馬屋の少年役を演じ、まだ少年のイメージが強かったにも関わらず全裸シーンにも挑戦。幼くして既に富と名声を築いていたラドクリフが、今後の俳優人生も覚悟したような体当たりの名演だったようです。

『ハリー・ポッター』シリーズ卒業後は、若くして父親役を演じたゴシック・ホラー映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012)や実在の詩人、アレン・ギンズバーグに扮し男同士の恋愛に苦しむ『キル・ユア・ダーリン』(2013)、純情な片思いを続ける好青年役の『もしも君に恋したら。』(2013)など、大作に限らず良作を選んで出演しているようです。『スイス・アーミー・マン』の死体役には度肝を抜かれましたが、超大作『ハリー・ポッター』の重圧をものともしない、ラドクリフの自由な名演に今後も期待できそうです。

(文/岩木理恵@HEW)

ダニエル・ラドクリフの出演作!

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記事制作 : dmenu映画