海老蔵が取材自粛を再三訴え……マスコミの在り方を考える

コラム

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歌舞伎俳優の市川海老蔵が、妻であるフリーアナウンサーの小林麻央が乳がんを患っていることを公表しましたが、こちらの会見は、海老蔵が自ら事実を明かしたというよりも、がん報道が出て騒ぎになってしまったので仕方なく……という印象を受けるものでした。その後も海老蔵はマスコミに取材自粛を再三呼びかけており、ネット上を中心に、マスコミのあり方についての議論が盛り上がっています。

■「そっとしてあげて」と批判噴出

一部スポーツ紙は6月9日、小林が進行性のがんを患って極秘入院していると報じました。そのため海老蔵のもとにマスコミが続々と来たらしく、海老蔵は同日朝に「今日か明日会見させていただく」とブログで宣言した上で、「できれば家の周りは近所の方々のご迷惑になるので帰って頂きたいです」と呼びかけました。そして同日に開いた会見では、1年8ヵ月ほど前に小林の乳がんが発覚し、「比較的深刻」な状態にあることを明かしました。

会見中もその後のブログでも、海老蔵は、節度を守った取材をしてくれるように理解を求めています。それでも小林の実家にまで取材がやって来たとのことです。ほかにも海老蔵が「深刻」という表現で留めているにも関わらず、詳しい病状を聞き出そうとしたり、あれこれ憶測するような報道に違和感を覚えた人は多かったようです。

ネット上では、
「芸能人・有名人は騒がれたり報道されたりも仕事のうちなのかもしれないけれど。本人が公表しない病気を、それも命に関わるものを先がけて報道してしまうのは違うんじゃないかな」
「世間に公表したくないことだってあるのに、何で記事にしちゃうんだろう。有名人にだってプライバシーも人権も家族もあるのにひどいよね」
「本当にひどいね…ステージはいくつですか?なんて赤の他人に言いたくないし、知られたくないわ」
「ワイドショーで海老蔵さんの自宅見たいなんて思わない むしろそっとしてあげて欲しいと思う」
と憤る声が上がっています。

■松本人志は「生き死にの問題であってスキャンダルじゃない」

そういった一部の過剰報道に違和感を覚える芸能人もいるようで、ダウンタウンの松本人志は「これは生き死にの問題であってスキャンダルじゃないねん」「芸能界が『嫌やな』って辞めたくなる瞬間」と不快感を示しました。

ただ考えたいのは、誰も興味を持たないようなネタは、マスコミも扱わないというところです。報道されているということは、やはり一定の需要があるということなのでしょう。いくら「こんな報道ひどい!」と怒ったところで、その記事を読んだ時点で、報道を盛り上げるのに一役買ってしまっている……という点は、否定しきれません。海老蔵夫妻をそっとしておくために、マスコミだけではなく、その情報を受け止める側はどう振る舞えばいいのか? 報道の在り方だけではなく、報道の受け手の在り方も今、問われています。

(文/原田美紗@HEW))

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記事制作 : dmenu映画