いま出演作が後を絶たない実力派・菅田将暉と池松壮亮がダブル主演する映画『セトウツミ』。
「別冊少年チャンピオン」にて連載中の此元和津也の同名傑作漫画が原作の本作品は、ほぼ会話だけで構成された斬新な作風が人気を博している新しい青春映画です。

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河原の階段が舞台です。

物語の舞台は、ほぼすべて“とある河原”で展開されます。
元サッカー部でややお調子者の瀬戸(菅田将暉)と、メガネをかけたクールな塾通いの内海(池松壮亮)が、いつも放課後に、河原の階段でとりとめのない話を交わします。
ある日は、「神妙な面持ち」とはどんな表情か実践したり、翌日は女心をつかむための「アメとムチ」を学んだり。別の日には、お互いに相手のありがちな言動を指摘し合う「フシがある選手権」を開催したり…。
特別な事件は何も起きないけれど、何気ない日々のくだらなさや、愛おしさがキラキラと描かれています。

関西弁でのやりとり

本作の面白さの重要なポイントとして、会話は気だるくも軽妙な関西弁で展開されていること。
瀬戸役の菅田将暉は大阪出身、マドンナ役で出演する中条あやみちゃんも大阪出身。ネイティブの強みを存分に発揮しています。
関西弁のセリフを使いこなすという難題にぶち当たったのが池松くん。撮影終了後は毎日現場に残って方言指導のスタッフと関西弁の自主練をしていたそう。
その成果は映画館で確認してください。

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菅田派?池松派?愛すべきキャラクターはどっち?

瀬戸に対しては鋭くツッコミつつも、寡黙に見守る内海と、そんな内海に天然の明るさとノリの良さで応じると同時に、二人の関係をリードする瀬戸。
試写会で『セトウツミ』を見た人の感想は?

[瀬戸派(菅田派)の意見]
・ノー天気で喜怒哀楽の激しい瀬戸のセリフの全てがツボでした。ちょっとチンピラなビジュアルも、リアルで河原に行って見たくなりました。
・菅田君から発せられる大阪弁が新鮮!大阪出身だから当たり前だけど、強めな関西弁で突っ込まれたみたい!

[内海派(池松派)の意見]
・どこかもっさい感じが残る内海のぼそぼそとした話し方が面白かったです。くだらないことしか話してないけど、ちょっと頭の良さを感じるのはなぜだろう…。
・内海がモテる理由がわかる気がする。瀬戸との友情はうらやましくなりました。

ケンカもしない。部活もしない。壁ドンもない。「喋る」だけのありふれた毎日こそが面白い。
クスッと笑えて、でもなんだか心にしみる『セトウツミ』は7月2日(土)公開です。
きっと瀬戸と内海に会いに、河原に行きたくなりますよ。

『セトウツミ』
©此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013
©2016映画「セトウツミ」製作委員会

(文=小宮洋子/CinemaGene)

「セトウツミ」第1巻がまるごと無料で読める!!
6月21日00:00~7月4日23:59まで!!

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