社会現象ともいえる人気となった映画『アナと雪の女王』(2014)は、松たか子とMay J.がそれぞれ歌った日本版主題歌「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」が大ヒットしましたよね。その後もディズニー映画の日本版主題歌やエンドソングはいつも注目の的。今夏、7月16日から公開される『ファインディング・ドリー』のエンドソングは、八代亜紀が歌うことが決定しています。ディズニー映画の曲といえば、女性グループ・DreamのAmiやAI、DREAMS COME TRUEなど、若手やポップ・アーティストの起用が多い中、演歌イメージの強い八代亜紀に白羽の矢が立ったのはどんな理由があったのでしょうか?

「46年八代亜紀をやってきてよかった」

アメリカですでに公開されている『ファインディング・ドリー』は、アニメ映画としては史上最高の興行成績で公開がスタートしています。アメリカ版のエンドソングを担当するのは、ジャズバンドのボーカルとしての活動歴もあるヒットメイカーの歌手シーア。伝説的ジャズシンガーのナット・キング・コールが歌った「アンフォーゲッタブル」をカバーしています。

日本版エンドソングを歌う八代は言わずと知れた大物演歌歌手ですが、ジャズシンガーとしてリリースしたアルバムが、アジア各国のiTunesジャズ・チャートで10位以内にランクインするなど、ジャズ界でも活躍しています。両ジャンルでの活動が評価され『ファインディング・ドリー』の日本版エンドソング歌手に選ばれたようです。

八代はオフィシャルのコメントで「びっくりすると同時にとても嬉しいです! 歌ってきてよかった、46年八代亜紀をやってきてよかったです」と、大感激した様子。タイトルでもある「アンフォーゲッタブル=忘れられない」という歌詞に対しては、「“忘れられない”という気持ちに対して、“大丈夫だよ、忘れてないよ”と言っている言葉が大好きです。ドリーの場合はそれが両親で、“忘れてないよね、心の中にあるよね”という親への想いなんです」とコメントしています。

1990年代以降初の大抜擢

今夏の作品に抜擢された大御所歌手は、もう1人。7月8日にスタートする向井理主演のTBS系ドラマ「神の舌を持つ男」の主題歌に、坂本冬美の「女は抱かれて鮎になる」が決定しました。TBS系の金曜ドラマ枠で演歌が起用されるのは、1990年代以降初となるとても珍しい起用。

抜擢を受けてオフィシャルで公開された坂本のコメントは、「まさかの堤監督から、主題歌のご指名を頂いて夢のようです。ましてや主演は、向井理さんですよ!本当に光栄なことです。でもなぜ私だったのでしょう(笑)」と、あまりの珍しさに本人も驚いたようです。さらに坂本は、同ドラマに出演も果たすということで、かなりこのドラマにぴったりの存在であることが伺えます。

どんなジャンルの音楽、歌手であっても、ストーリーのイメージにぴったり合う曲であれば、作品の世界観を築くのに一役買ってくれます。“異例の抜擢”と書いてしまいましたが、ふたりの歌が作品の世界により深みを持たせることは間違いありません。公開が待ちきれませんね。

(文/岩木理恵@HEW)

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