現在公開中の映画『シン・ゴジラ』は、今年の実写邦画トップの興行成績になると見込まれているほど、大盛況。出演者が豪華なことも特徴で、メインキャストの長谷川博己、竹野内豊、石原さとみの3人以外にも、斎藤工、ピエール瀧など主役級の役者が贅沢に名前を連ねています。そんな中、際立つ人気を集めているのが、ゴジラ撃退のために重要な役割を果たす“リケジョ”尾頭(おがしら)ヒロミを演じる市川実日子。その強烈なキャラクターに、映画を見た人はおもわず筆が進んだようで、尾頭ヒロミを描いたイラストがネット上に溢れるなど、人気急上昇中です。

“エヴァ”ファンの心を掴むキャラ

市川が演じるのは、寝癖のような無造作ヘアに、化粧っ気のない顔、超早口で論理的に話す環境省自然環境局野生生物課長補佐・尾頭。いわゆる女性らしさは薄く、今作の庵野秀明監督からは、人物イメージとして“探究心、媚びない、マイペース、冷静沈着、内向的、真面目、他者を気にせず”と書かれたメモを渡されたことをラジオ番組出演の際に明かしています。

ネット上に尾頭のイラストをアップした人は、「このひとの造形って限りなくマンガというか2.5次元というか、完成されてて描き易いよね」と、モデルとして芸能界にデビューした市川の整った顔立ちの描きやすさにハマる人も。横顔や斜め、正面からなど、それぞれ思い入れの強い角度から描かれたイラストがネット上に多数投稿されています。

庵野監督の『エヴァンゲリオン』シリーズとシンクロする部分についてもよく話題にされている今作。「市川実日子が綾波レイ、石原さとみが式波・アスカ・ラングレーか?」と、“エヴァ”に登場する女性キャラクターを彷彿とさせる佇まいで、エヴァファンの心もがっちり掴んでいます。

男性ばかりの組織の中で、最初は自身の意見が通らなくとも、任務をまっとうして有能ぶりを発揮していた尾頭。常に無表情で人付き合いは不器用そうなキャラだけに、一瞬だけ見せた笑顔にキュンとした人も多かったようです。

アラーキーや庵野監督をノックアウトした市川の魅力

市川実日子は、16歳から雑誌『Olive』の専属モデルとして活躍。歯を見せてにっこり笑う典型的なモデルとは違い、個性的な顔立ちでアンニュイな表情を浮かべることも多く、10代の頃から唯一無二の存在でした。写真家の荒木経惟と『Olive』誌面上でフォトセッションを行った際には、アラーキーがその色気が潜んでいる顔を絶賛。当時20歳前だった市川のそれまで見せたことがない大人びた表情が捉えられていました。

庵野監督は、佐藤江梨子主演の『キューティーハニー』で初めて市川を抜擢。雑誌に登場していた市川の目を見て、「この人だ!」とインスピレーションを感じたのが、オファーしたきっかけだそうです。演じる前は不安でいっぱいだった堅物女刑事役は、「人生の大きなターニングポイントになった」と本人がメディアで語っているほど、市川の新境地を開きました。

『シン・ゴジラ』でますます株が上がったと思われる庵野監督と市川実日子。2人の最強タッグで、また新たな作品を見せてほしいです。

(文/岩木理恵@HEW)

市川実日子の出演作を見るなら「Hulu」で!
2週間無料でお試し!

ドコモケータイ払いで毎月お得♪
hulu