『CUTIE HONEY -TEARS-』西内まりや&石田ニコル インタビュー

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セクシーなキューティーハニーやり切った

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映画『CUTIE HONEY -TEARS-』は10月1日より公開

永井豪の名作「キューティーハニー」が、新たな世界観の映像作品として生まれ変わる! 人間の感情を持つアンドロイド、キューティーハニーこと如月瞳を演じた西内まりやと、悪のヒロイン・ジル役の石田ニコル、美しき2人の女優が撮影を振り返った。

新「キューティーハニー」に挑戦

Q:AIに支配された近未来というダークな世界観と、スタイリッシュなビジュアル。斬新な「キューティーハニー」にとにかく驚きました。

西内まりや(以下、西内):企画段階で「スタイリッシュ・バージョンで」とあったので、わたしもすごいチャレンジだと思いました。でも、監督(A.T.)と「やるからには新しい世界観でやろう。ブレたらダメだ」って話し合って、しっかり役づくりをしてから撮影に入ったので、迷いはなかったです。これまでの「ハニー」のイメージを持って観たら、「違うじゃん!」って言われるのはわかっていますが、この作風だからこそ伝えられるメッセージや、出せる深みや感情があると思っています。

石田ニコル(以下、石田):わたしも台本を読んだら原作とあまりにも違っていて、衝撃を受けたんですが、撮影がすごく楽しみでした。このお話をいただく前に、「アクションをやりたい」って周りの人たちに言っていたんです。そしたら今回のジルが決まったので、本当にうれしかったです。

Q:感情を持つハニーと、持たないアンドロイドのジル。演じる上で気を配ったことは? 

石田:ジルは人間をモノとして見ているんですけど、必要なものは好きで、そうじゃないものには一切興味がない。だから、同じアンドロイドとして必要なハニーのことは好き。ジルは街の機能コントロールを任されているので、それを維持することが彼女の正義。悪役ではありますが、その正義感は大事にするようにしていました。

西内:ニコルさんは美しくて完ぺきなアンドロイド役がピッタリでした。わたしもハニーも不完全だから、とにかくガムシャラにやるしかなくて(笑)。でも、「不完全でいい、完ぺきじゃなくてもいい」というのは、この映画のメッセージだと思います。今回のハニーも弱い部分をたくさん持っているので、表情の変化などもリアルに、自分が感じるままにやらせてもらいました。

本格アクションでガチ対決!

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Q:ハードなアクションも見どころですが、ご苦労もあったのでは?

西内:本番のアクション撮影は、張り詰めた空気の中でやっていましたね。一歩間違うと金具が身体にぶつかっちゃったりするんです。実際、危なかったときもあって……。

石田:危なかった! すごく慎重にやっていました。それでも、多少の打撲傷や内出血はありましたけど。

西内:そういえばわたし、誕生日を空中で迎えたんです。ワイヤーアクションの最中に(笑)。

石田:ちょうど、ジルとハニーとのバトルを撮影していた日でしたよね。

西内:みんな撮影に集中していたので、スタッフさんがケーキを用意してくださっていたんですけど、「出すタイミングがなかったから持って帰ってください」って言われました(笑)。

Q:ハニーとジルの対決はすさまじかったです。

石田:わたしは、まりやちゃんのファンに怒られるんじゃないかって、冷や冷やしながらハニーの頭をつかんで叩きつけていました(笑)。「ほんとゴメン、ほんとゴメン」って言いながら、思いっきり引っ張ったりして。

西内:わたしがニコルさんの手をつかんで、自分の頭に寄せていた部分もあったんです。ニコルさんが役に入り切ったときの、目力とかパワーが伝わってきたからこそ、ハニーとして負けずに立ち向かえたと思います。

石田:まりやちゃんのスイッチの入れ方もすごかった。スタッフさんたちと話しているときは普段のカワイイまりやちゃんなのに、いざ本番になると空気感も別人になるんです。わたしも刺激を受けました。

男性よりも女性が感じる色気を意識!

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Q:ネット上では、原作のお色気を求める声も多く寄せられています。人気原作の実写化だけに、賛否両論があるのは宿命だと思うのですが……?

西内:今回は今までとは違う世界観の「キューティーハニー」なので、いろんな見方があると思うんですよね。まずは観ていただきたいです(笑)。

石田:わたしは小さい頃からアニメの「キューティーハニー」が大好きで観ていたので、もう少しお色気の部分があってもいいかと思って、ジルのコスチュームにアイデアを出させてもらったんです。最初は胸元の切れ目が浅かったんですけど、「もっと切れ目を深くしてください」ってお願いして、無理を通していただきました。背中もバックリ開いていたので、本番は(胸の脇に)ボディテープを貼って谷間を作りました(笑)。ただ、男性というよりも、女性が感じる色気というものを意識したつもりです。

Q:確かにエロではなくセクシーで、女性が楽しめますよね。ジルだけではなくハニーだって、セクシーなカットがありましたし。

西内:ありましたよ! カメラのアングルが際ど過ぎて、編集でカットしてくださったところもあったくらいです(笑)。

Q:最後に、モデルから女優へと着実に夢を叶えているお二人から、夢を現実化させたい人にメッセージをお願いします。

石田:わたしは何かをやりたいと思ったときに、自分がそれをやっている姿を“妄想”します。例えば、CMをやりたいと思っていたときも、化粧品のCMに出ているモデルさんや女優さんの動きをコピーして、鏡の前で真似しながら妄想したり(笑)。あとは、自分の願望を“いろんな人に言うこと”ですね。それが誰かの耳に入って声をかけてくださることもあったので、その二つが大事だったような気がします。

西内:自信を持ち続けて、ダメでもやり続けることが何かにつながっていく。本当はもっと大きな夢が叶うかもしれないのに、枠を超えない限りそのままなんですよね。今のところで満足したらそれで終わりかもしれないから、さらに大きな夢や目標を持ち続けることが、次につながるんじゃないかなと思います。

取材・文:斉藤由紀子 写真:奥山智明

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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