リリー・フランキーはなぜモテるのか? “枯れ感”50男の魅力を学ぶ

コラム

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(C)中澤日菜子・講談社/2016映画「お父さんと伊藤さん」製作委員会

俳優、イラストレーター、エッセイスト、小説家、デザイナー、フォトグラファー、ミュージシャンと、幅広い肩書を持つリリー・フランキーの出演映画は、今年だけでも計8本! 映画だけでなくドラマやCMにも多数出演し、「おでんくん」の原作者としても知られ、妙に説得力のあるキワドいトークを淡々とするこのおじさん……、リリー・フランキーって、そもそも何者なのか? そして、なんで妙にモテるのか? 『お父さんと伊藤さん』(公開中)では上野樹里と年の差カップル、『SCOOP!』(公開中)ではヒゲヅラのパパラッチ、『二重生活』(2016年6月)は冴えない大学教授と、どんな役でも不気味なほどの存在感を残すリリー・フランキーの魅力に迫ります!

娘の彼氏がリリー・フランキーだったら…?

10月8日より公開中の『お父さんと伊藤さん』では、ヒロイン・彩(34歳)の上野樹里よりも20歳年上の同棲相手・伊藤さん(54歳)役を演じるリリー・フランキー。上野樹里のお父さん(74歳)役・藤竜也と3人の奇妙な共同生活が描かれます。給食センターで働き、謎の過去を持つマイペース男・伊藤さん。出世欲はなく、家庭菜園をこよなく愛する伊藤さん。年下彼女・彩との関係も、肩に力が入らず、いい感じ。この飄々としたキャラクターは、リリー・フランキーの実像に近いのかもしれません。 そうは言っても、お父さんの立場からすると、大切な娘のカレシが「54歳」「給食のおじさん」「リリー・フランキー」だったら…? ドッキリ企画で世のお父さんたちの反応を見てみたいような絶妙さです。54歳が、風呂上りに下半身にタオル巻いて出てくるんですよ? そんなよくわからないおじさんに、なぜか癒される…イマドキ女子の心の隙間にぴったりハマるのが伊藤さんかもしれません!

昭和の親子の情感たっぷりな自伝的作品で大ブレイク!

独特なタッチのイラストと、映画コラムなど文章での着眼点のおもしろさで、サブカル界では知られていたリリー・フランキー。彼の名前が世間一般に知れ渡ったのは、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」ではないでしょうか。2005年、自らの母親との半生をつづった自伝的長編小説がベストセラーになり、作品はテレビドラマ、映画、舞台にと展開されました。リリー自身である「ボク」を演じたのは、大泉洋、速水もこみち、オダギリジョーに萩原聖人と、みなさん、女性に人気の俳優ばかり! とくに映画版で「ボク」を演じたオダギリジョーのどこか頼りない雰囲気に、母性本能をくすぐられる女子も多かったのでは?

がっつかない枯れ感がポイント!?

映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』の主題歌「東京にもあったんだ」を担当し、公開中の映画『SCOOP!』で共演した福山雅治に「恋愛の神様」と言わしめたリリー・フランキー。これまで噂に上ったのは加藤紀子、安めぐみ、長澤まさみなど…「癒し系」と呼ばれるタレントや女優たちが、リリーに癒されている!? 世の一般男性からすればなんとも羨ましい話ですよね。伊藤さんに代表される「脱力系」「枯れた魅力」というのは、普通の社会人がいくらがんばってもなかなか出せない要素。必死でモテたいと願っているときには、憧れ反面、面白くない存在かも……!?

そういえば『お父さんと伊藤さん』のエンディングテーマ「マイホーム」を担当するユニコーンも、脱力系おじさんバンドですね。 今後も11月公開『聖の青春』、2017年公開予定『美しい星』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』と、期待の出演作が待機中のリリー・フランキー。じつはリリーになりたいボーイ&癒されるガールは注目です!

(文/三浦順子@H14)

記事制作 : H14