『デスノート Light up the NEW world』東出昌大 インタビュー

インタビュー

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

ネタバレ厳禁!秘密保持契約書にドキドキ

1

映画『デスノート Light up the NEW world』は10月29日より全国公開

人気コミックを実写映画化した大ヒットシリーズの続編『デスノート Light up the NEW world』。前作から10年後を舞台に、6冊のデスノートを巡る新たなバトルに挑む、デスノート対策本部捜査官・三島を演じた東出昌大が、常に刺激的だった撮影現場を振り返る。

三島は観客の目線に近いキャラ

Q:本作は、俳優デビュー作『桐島、部活やめるってよ』で東出さんを抜てきした佐藤貴博プロデューサーによる作品ですが、4年ぶりに佐藤さんのプロデュース作品に出演された気持ちは?

僕の役者としてのスタートを見ていた方が、今回の大役を任せてくださったことは光栄でもあり、想いのたすきのようなものを受け取った気もします。ただ、そういううれしさがあった反面、それがプレッシャーになったのは事実です。

Q:今回演じられたオリジナルキャラクターの三島について教えてください。

佐藤信介監督から聞いた、自分の正義と合わない上司を殴ったところを夜神総一郎に拾われ、デスノート対策本部に異動したという三島の裏設定を参考に役づくりをしました。組織の人間らしくスーツ姿で、常識人で正義を追い求めている真っすぐな男。ときに感情的になりますし、ビジュアルが奇抜な天才たちが活躍する独特な世界観では、いちばんお客さんの目線に近いキャラかもしれません。

反省会で飲みニケーション深める

2

Q:地方ロケ中、対策本部メンバーで毎晩のように“反省会”が行われていたようですね。

お酒を飲む日もあれば、飲まない日もありましたが、ほぼ毎日行われていました。ホテルに戻るロケバスでコンビニに寄って、飲み物や食べ物をまとめ買いして、僕の部屋に迷惑な人たちが集まってくるわけですよ(笑)。

Q:そこには劇中でデスノート捜査に協力する探偵・竜崎を演じた池松壮亮さんもいらっしゃったのでしょうか?

もちろんです。撮影中、僕は三島のキャラクターに囚われていましたが、彼も竜崎のキャラクターにどこか囚われていて、ずっと挑発的だったんです。“反省会”中、話の流れで環境問題になったとき、「シロクマなんて、知ったこっちゃないですよ!」とケンカ腰だったんですが、初めてサシで飲みに行って、そのときの話をしたら「僕そんなこと言いました? 僕シロクマ好きですよ」と言っていました。ずっと独特なテンションで演じているので、口調も変わってくるような不思議な雰囲気の現場でした。

Q:そこにサイバーテロリスト・紫苑を演じた菅田将暉さんが加わったときの撮影現場の雰囲気はいかがだったのでしょうか?

撮影所での3人の待ち時間中、突然池松くんと菅田くんが「バナナあげるから」「なんでバナナ?」と二人が前に共演していた『セトウツミ』でのセリフの掛け合いを始めたんです。最初、何が始まったのか分からなくなって、僕の中ではプチパニックになりました(笑)。あと、「笑ってはいけない」ゲームをして、最終的に僕が二人からくすぐられるという和気あいあいとしながらも、カメラ前では緊張感アリの現場でした。

Q:“ネタバレ厳禁”の作品だけに、「秘密保持契約書」にサインをされたそうですね。

初号試写を観た後に、この映画の関係者みんながサインすることになったんです。今までの仕事ではそこまですることはなかったので、7項目を読んで、サインするときは、ちょっとドキドキしましたね。まだ観てない家族にも話せませんから(笑)。でも、実際にそういうタイプの映画に仕上がっていることは事実ですし、改めてこれまでにないチャレンジの作品だったと実感しました。

天才たちの戦いに挑んでほしい

3

Q:周りの方からネタバレを聞かれることはありますか?

そうですね。「観てからのお楽しみ!」と言っていますが、逆にこっちが「言っちゃっていい?」と聞いても、みんな聞きたがらないんですよ(笑)。それだけこの作品に対する期待値が高まっているんだと思います。ただ、僕と同じときに試写を観ていた池松くんは、フラッといなくなって、サインしてないみたいなんですよ。そんな“超法規的措置”を使ってかいくぐる辺りが、やっぱり竜崎っぽいと思いました(笑)。

Q:池松さんと菅田さんという若手俳優との共演で、改めて自身の俳優としての役割を感じたことは?

池松くんも菅田くんも色っぽい俳優ですし、これまで同業者として嫉妬するようなお芝居を観てきたので、今回一緒にやれてよかったです。今後は作品規模の大小かかわらず、やるべき仕事をひとつひとつやっていきたいと強く思っていて、そういう意味では若手やイケメンといった、これまでの肩書と離れた挑戦的な作品に出演できたらいいと思います。

Q:原作ファンでもある東出さんから、本作の楽しみ方を教えてください。

三島が自宅に帰って来て、壁に飾られている絵画を何気なく見ているシーンがあるんですが、そこは後々の伏線にもなっているので、注目してもらいたいですね。普通に考えただけではあのオチには結びつかない仕上がりになっているので、ガチで推理するつもりで、楽しみながら観てもらいたい。連載当時から原作のファンだった僕がその読めない展開に熱狂したように、今回の映画も観終わった後にみんなで答え合わせして、感想を言い合うのも『デスノ―ト』シリーズの魅力や醍醐味だと思います。是非天才たちの戦いに挑んでほしいと思います。

取材・文:くれい響 写真:金井尭子

deathnote

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

関連映画