銀魂、BLEACH、斉木楠雄まで!? “少年ジャンプ”の実写映画化は成功するか

コラム

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映画『デスノート Light up the NEW world』©大場つぐみ・小畑健/集英社 ©2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

大場つぐみの人気漫画・デスノートシリーズの最新映画『デスノート Light up the NEW world』が10月29日に公開。そのあとも『銀魂』、『斉木楠雄』、『BLEACH』と『週刊少年ジャンプ』連載の漫画が立て続けに実写映画化される。人気漫画だけに大きな話題にはなるが、一方でファンの目も厳しい。「なんでもかんでも実写化しすぎ」といった声も聞かれるが……。

1000年に1人の橋本環奈が下ネタ&ゲロ!?

空知英秋の『銀魂』は、SF時代劇に人情コメディ、バトル、ギャグを盛り込んだ累計5,000万部を売り上げている人気漫画。13年にアニメ映画化された『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』では、興行収入約17億円、動員100万人以上という大ヒットを記録した。熱いバトルと人情味溢れるストーリーもさることながら、読者が「そんなのネタにしていいの!?」と思ってしまうほどの攻めたパロディネタも魅力。過去には、あの県議会議員の号泣会見や、元都知事の5,000万円入るバッグをネタにしたことも……。

実写化発表で最もファンを驚かせたのは、ヒロイン・神楽役に起用された橋本環奈だろう。実はこの神楽、ジャンプ史上初の「ゲロを吐いたヒロイン」、通称「ゲロイン」とも呼ばれている破天荒なキャラクター。作中で神楽はゲロだけでなく、鼻をほじったり下ネタを連呼したりと下品な描写が多いだけに、清楚で上品な橋本環奈がどこまで殻を破った演技が出来るのか注目だ。イメージダウンしかねない役だが、橋本は自身のツイッターで「ゲロインとして、鼻ホジもあり、事務所NG関係なしに頑張ってます。笑」とコメントしており、期待大。実写映画は17年公開予定。

「仮面ライダー」の福士蒼汰ならド派手なバトルも楽勝?

01年より連載を開始した久保帯人の『BLEACH』は、累計8,700万部突破の人気のバトル漫画。映画では、ファンの中でも絶大な人気のある「死神代行編」を実写化。同編は、霊感の強い高校生・黒崎一護が、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊の退治にやってきた死神・朽木ルキアに力を与えられ、仲間達のために虚と戦う物語。力を上手く使いこなすことができず弱い一護が、勝算のない敵に勇猛果敢に挑み成長していく姿が印象的なストーリーとなっている。

BLEACHは、ド派手な剣術やバトルシーンが魅力の漫画であることから、それらの迫力をどこまで再現できるかが成功の鍵になりそうだ。配役は、主人公の黒崎一護を福士蒼汰が演じることのみしか発表されていないため今後どうなるか定かではないが、「仮面ライダーフォーゼ」もこなした福士ならド派手なバトルを魅せてくれるかもしれない。実写映画は18年公開予定。

山崎賢人はギャグ漫画の笑いをどこまで引き出せるか

麻生周一の『斉木楠雄のΨ難』は、超能力者の高校生・斉木楠雄が主人公のギャグ漫画。12年に連載が開始された同作は、実写化が決まっている作品の中で最も若い作品だ。超能力者であること隠し目立たないように生きる斉木と、個性溢れるクラスメイト達が繰り広げるツッコミどころ満載のネタが魅力。1話完結型の作品を映画のストーリーにどう組み立てていくかも注目される。

主人公・斉木を演じるのは人気若手俳優の山崎賢人。今年も『オオカミ少女と黒王子』『四月は君の嘘』など多くの漫画原作映画に出演している、“実写化御用達俳優”だ。何度となくイケメン役を演じてきた山崎だが、今回演じるのは超能力者。ギャグ漫画なだけに、作品の雰囲気をどう表現するかが肝になるだろう。実写映画は17年公開予定。

賛否両論巻き起こるのが常である“実写化映画”。漫画にせよアニメにせよ原作ファンから批判の声が聞かれることが多いが、成功作品も多いことは忘れてはならない。ドラマでも人気を博し、09年に映画公開された『ROOKIES -卒業-』は興行収入約85.5億円、06年公開の映画『デスノート』と続編『デスノート the Last name』は2作累計興行収入約80億円を記録した。最近でも、15年公開の『暗殺教室』と今年3月公開の続編『暗殺教室~卒業編~』は2作累計で興行収入約60億円を記録する大ヒットとなった。こうしてみると、『週刊少年ジャンプ』は良質コンテンツが多いと言えるのではないだろうか。これから公開される上記作品たちが、原作の魅力をどこまで引き出しているか注目だ。

(文/齋藤徹@HEW)

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記事制作 : HEW