世界的スーパースターが初ヌードを披露!奇跡のダイエットを監督が明かす!『PK ピーケイ』

インタビュー

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日本で異例のロングラン・ヒットを記録した映画『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んだ映画『PK ピーケイ』。本作はインド歴代興行収入No.1を記録し、インド映画として初めて全世界興行収入100億円を突破。先行公開された国々で、社会現象を巻き起こしました。テレビ局で働く女性ジャグーが無邪気過ぎる変な男PKに出会ったことから始まる奇想天外な物語は、差別、偏見、宗教や政治など、社会問題に鋭く切り込みながら、感動のヒューマン・ドラマを紡いでいきます。その根底に流れるのは、ラージクマール・ヒラニ監督が探求し続ける、「常識にとらわれずに我が道をいけ!」という熱いメッセージ。本作をより多くの人々に観て欲しい!と、体調不良を押して来日したラージクマール・ヒラニ監督にお話を聞きました。

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Q:前作『きっと、うまくいく』で学歴社会を風刺し、最新作『PK ピーケイ』でさらに物議を醸すようなテーマを選んだ理由を教えてください。

映画を作るときはいつも自分の経験や信念を盛り込んでいきます。自分が信じるものしか映画にしたくない。作品数が減ったとしても、その信念はずっと守っていこうと思っています。ただ、必ず観客を楽しませる、エンターティンメント性の高い作品に仕上げるように心掛けています。社会問題を笑いやユーモアなどで覆って、観客へ提供しているんです。

Q:本作がインドで爆発的に大ヒットしたのはなぜでしょう。

自分でも驚いているんです。前作は、学生が主人公で、彼らが人生の喜びを示すような、誰でも共感出来るテーマを掲げていたので、ヒットしても驚きませんでした。本作は、これまで神を信じてきた人たちの固定観念を覆すようなことを表現しているため、どれだけ共感を得られるかは全くの未知数でした。さらに驚いたのは、信仰心の強い人ほど、映画を複数回観に行っているんです。これまで自分が信じてきたことを確かめたいと強く感じて、何度も映画館へ足を運んだのかもしれません。

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Q:監督が本作でもっとも伝えたかったことは?

宗教と神を、PKという宇宙人の目線で描きたかったんです。そうすることで、すべての常識を疑問視しようと。PKが作品の中で言っていますが、世の中にはふたりの神がいます。1人目は人を創造した神、それは誰も見たことがなく、どういう存在なのかも分からない。2人目は人が作り上げた神。人と同じようなことを考え、欲望に満ち、争いを起こすかもしれない。われわれが大切にすべきは創造してくれた神。神は自分で自分を守れますから、人が守る必要はないんです。そういう考え方をすれば、争い事はなくなっていく。私はそのようなことを伝えたかったのです。

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Q:PKを演じたインドのスーパースター、アミール・カーンは、本作で初のヌード・シーンに挑戦しています。現在、51歳とは思えない、見事な肉体を披露していますが、彼はどのようなトレーニングをされていましたか?

トラックにジムを入れ、専属のトレーナーと移動し、多くの運動をこなしていました。スタッフは大きなトラックを小さな町に運ぶのを嫌がっていましたね(笑)。ホテルの部屋を貸し切ってジムを作ったこともありました。食事も気を遣っていて、消化を良くするため、2時間おきに特定のものを食べていました。

Q:具体的にはどのようなお食事をされていたのでしょう。

油、塩は無しで、茹でた緑黄色野菜や鶏の胸肉を食べていました。私も食べてみたんですが、味がなくてダメでした(笑)。筋肉をつけたいときと痩せたいときでメニューを変えていて、専用シェフが彼のために食事を作っていました。彼は映画によって肉体を変えられる人で、現在は『Dangal』(2016)という映画に取り組んでいるんですが、60歳の役なので、30㎏も増量しているんですよ。彼は『PK ピーケイ』を撮影しているとき、映画『Dhoom:3』(2013)の仕事もしていて。その作品でアクロバット師を演じていたこともあって、タイミングよく彼の肉体美をとらえることが出来ました。

Q:日本人は、クリスマスをお祝いし、お正月には神社へ初詣に行くという、よく言えば、宗教に寛容な人種です。本作を日本人にどう感じて欲しいですか?

『PK ピーケイ』はいろんな視点で楽しめる映画です。例えば、日本よりも先に公開した中国も宗教が無いと聞いて、本作が受け入れられるか心配していたのですが、『きっと、うまくいく』よりも大ヒットしました。日本の方にもぜひ先入観無しで観ていただきたいですね。

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映画『PK ピーケイ』
10月29日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
提供/日活、ハピネット
配給/REGENTS

©RAJKUMAR HIRANI FILMS PRIVATE LIMITED

取材・文/田嶋真理 写真/横村 彰

記事制作 : 田嶋真理