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「キラより面白いもの、見せてあげる」。不敵な笑みを浮かべそう呟くのは、10月29日に公開された『デスノート Light up the NEW world』の殺人鬼・青井さくら─もとい、元AKBの 川栄李奈。無差別に殺人を繰り返す”史上最悪のデスノート保持者”を、ダークな雰囲気たっぷりに演じます。これまでメディアで見せてきた明るいイメージとは一線を画す役への起用に、驚いた人も多いはず。しかし、彼女の中には”もっと暗い役をやってみたい”という願望があるようで……。”意外に影のある女性なのかも?”と窺わせる、過去の発言やエピソードを振り返ります。

キレッキレの役からひたむきな娘役まで…川栄の女優遍歴

AKB時代は、フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』の抜き打ちテスト企画で珍解答を連発するなど、おバカキャラで親しまれた川栄。ところが、AKB卒業後は女優業に転身し、その演技力が絶賛されるように。舞台「AZUMI 幕末編」ではあずみ役で複雑な殺陣を披露し、テレビ東京系「セーラーゾンビ」では自己中心的な女子高生役を熱演。TBS系「ごめんね青春!」では男勝りの生徒役を演じ、その凄まじいキレっぷりが話題となりました。

溌剌とした役が多かった中、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」では、ヒロインの住み込み先である仕出し屋の娘役を好演。仕事にひたむきでちょっと影のあるキャラを演じ、共演者のピエール瀧には「独特のリズムをもった子」と川栄自身の魅力まで絶賛されていました。

昔からデスノートに興味津々!「暗い役」を志望

9月のオリコンインタビューでは、今後やりたい役について「私、本当は暗いのにわりと明るい役が多いんです。今度は暗い役、特に学園ドラマでいじめられるような役がしたい」と述懐。もしや、『デスノート』への出演をきっかけにダークな演技に目覚めたのでしょうか?本作では加虐的な役だったため、今度は逆の立場にトライしてみたいのかもしれません。

ちなみに2006年の第1作目『デスノート』公開時はまだ小学生だった彼女。当時は「映画を観て、黒めのノートを購入して名前を書いた」と、作品に触発されたことを本作の完成披露イベントで告白しています。あくまで子どもながらの好奇心で試したとのことですが、「(本作出演で)本当にデスノートに名前を書けて興奮した」と喜びを露わに。その狂気じみた演技は佐藤信介監督からも「怖かったですね、本当に」と評価されています。

「透明人間」「虫を食べたい」…珍欲望が明らかに

7月に海外ドラマ「スコーピオン シーズン2」の試写会イベントにゲスト出演した際は、こんな変わった発言も。天才能力者が登場する同作にちなみ「どんな特殊能力を得たいか」ときかれ、「小さい頃から透明人間になりたい。消えて、一度だけいなくなってみたい」と返答。「何があったんですか」と心配されるも、本人はあっけらかんとした様子でいました。

10月6日放送のTBS系「櫻井・有吉THE夜会」では、変わった食の嗜好で周囲を驚かせました。「虫を食べる行為がすごく好き」と、スタジオに用意された「ざざ虫(カワゲラ等の幼虫)」の佃煮を試食。グロい見た目で場内に悲鳴が上がる中、「シャリシャリしてます」と笑顔で咀嚼。普段からこんな不思議な感覚をもっている川栄なら、いずれカルトな役を怪演することも期待できそうです。

「今はたくさんの作品に出たい。好きな園子温監督の作品にもいつか出演させていただけたらなって」と、10月にモデルプレスのインタビューで抱負を述べた川栄。エログロありの園ワールドで、ダークな才能を発揮する日も近い……?今後も川栄の変貌ぶりが楽しみです!

(文/藤岡千夏@H14)