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“ももち”の愛称で親しまれるカントリー・ガールズの嗣永桃子が来年6月30日をもってグループからの卒業と芸能界引退を発表しました。芸能界からは驚きの声とともに、称賛の声もあがっています。

明石家さんまは「スパッと辞められるのがスゴい」

「許してニャン」の決め台詞と徹底したぶりっ子キャラでアイドル界でも異彩を放つももちですが、アイドル活動と並行して大学では幼稚園と小学校の教員免許を取得するなど、真面目で聡明な一面もファンには良く知られていました。ももちの魅力を知るファンは芸能界にも多く、HKT48の指原莉乃はTwitterで「バラエティのイメージが強いかもしれないけど、私の中ではずっとパフォーマンス最高の完璧なアイドル。本当に寂しいです」と残念がり、元アイドリング!!!の菊地亜美も「正直本気で寂しくて、聞いたときに一人で昔の映像見て思い出して泣きました… 一緒に頑張ってきた人、私なんかよりずっとずっと凄い人で心から尊敬してるし楽しい時間を過ごせた人(;_;) アイドル時代からももちがいたから頑張れたし、一緒に仕事沢山できて…」とツイートしていました。

一方で、人気アイドルでありながら、その道をスッパリと断つことを選んだ“引き際”を称賛する声は、バラエティ番組などで共演する機会が多かったお笑い芸人からも多数上がりました。明石家さんまは11月2日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」で、「スパッと辞められるのがスゴいよね。そういうところがエライよな」とコメント。土田晃之も同6日放送のラジオ番組「日曜のへそ」で、「売れてるのに辞めるのってスゴいよね。自分の長い人生考えた時に『こっちの方がいい』って思えたんだろうし、芸能界である程度いろいろやって、『新たな夢を』ってことだったりするんだろうから、エライですよね」と語っていました。芸能界で売れ続けることの難しさと苦労を知っている人ほど、それを捨てる選択をしたももちの決断がいかに大きなことかを理解しているのかもしれません。

アイドル界に“引退”の道示した?

人気があるうちに芸能界を引退したアイドルは、山口百恵さんをはじめとして全くいないわけではありませんが、百恵さんが結婚を機に引退したのと違って、ももちの場合はいわば“転職”。さらにももちと時同じくして芸能界引退を発表した乃木坂46の人気メンバー・橋本奈々未もやはり、結婚のための引退ではなく経済的な理由で、「弟の学費にめどがついたから」というものでした。

アイドルの“寿命”は、ハロー!プロジェクトの元総合プロデューサーだったつんく♂が「4年が限界とされてきた」というほどかつては短いものでした。今でこそ10年を超えて活動するグループも増えましたが、とはいえ第一線で活躍し続けられるのはほんの一握り。“アイドル戦国時代”と呼ばれた全盛期は過ぎ、今後の身の振り方を考えざるを得ない状況に立たされているアイドルは少なくないことでしょう。

そうした中でのももちと橋本の引退発表。タレントのクリス松村は11月8日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」に出演した際、ももちの引退について「今のアイドル業界ってたくさんいるから、全員が生き残るのはなかなか難しいと思う。ももちは良い例を示してくれた。『ほかの道もちゃんと選べるんだよ』って」と語っていました。ももちと橋本の引退によって、ほかのアイドルたちもそれに続く、と予想するのはちょっと早計かもしれませんが、現状に悩んでいるアイドルにとっては自身の将来設計と引き際について考える上でのひとつの道標にはなりそうですね。

(文/花@HEW)