日本の“サブカル”がハリウッドへ!? 涙なしには見られない『ソードアート・オンライン』

コラム

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皆さんは『ソードアート・オンライン』という作品を知っていますか? 2009年に小説の第一巻が刊行され、累計発行部数は1,000万部超。2012年にはテレビアニメ化を果たし、2017年には劇場版が公開、さらにハリウッドで実写ドラマ化されることまで決まった作品です。日本にとどまらず世界で評価される本作品の魅力は何なのか。その人気の秘密である世界観を紹介します。

ソードアート・オンラインってなに?

意識そのものをゲームの世界(バーチャルリアリティ【VR】)へ接続する技術が確立した2022年。主人公キリトを含むゲームプレイヤー1万人が脱出不能のオンラインゲームに閉じ込められてしまいます。元の現実世界に戻るためにはゲームをクリアしなければならず、ルールもゲーム内で死亡すると現実世界でも自身が死亡するという残酷なもの。そんな世界で奮闘する少年少女を描いた作品が『ソードアート・オンライン』(略してSAO)です。そんな世界を同作は次の言葉で表しています。“これはゲームであっても、遊びではない”

SAOの魅力として挙げられるのが、そのストーリーの奥深さ。ただデスゲームをクリアするというアクションストーリーではなく、仮想世界で生きている間の現実世界の自分の時間や家族について思い悩む主人公たちの様子が描かれており、見ていて心が動かされます。中でも、病気で体を動かせない子どもがVRの仮想世界で再び「生きる」ことに向き合うというエピソードは、アニメを超えて深く考えさせられるストーリーだと話題になりました。ラストは涙なしには見られません。

話題のVRの世界へようこそ

2016年はPSVRが発売するなど、VRコンテンツがぐっと身近になった年で“VR元年”とも言われています。つまり、SAOの世界へ着々と近づいているのです! 「ゲームの世界に入りたい」、そんな夢をかなえる技術がVRなのですね。SAOはそのVRの最終目標のような世界を見せてくれます。家にいながら異世界を冒険し、仲間と交流できる。そんな壮大でどこまでもいけそうと思わせてくれる世界がそこには広がっています。しかも、現実がどんどんそれに近づいている。

2017年2月18日に公開される『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の情報が徐々に明らかになっています。完全書き下ろしによるオリジナルストーリーである同作ではVRからAR(拡張現実)へと舞台が変わり、現実世界がそのままゲームの世界になります。ARとは、ポケモンGOに代表されるような、現実世界に付加情報を表示させ、現実世界を拡張する技術のこと。作品の監督である伊藤智彦は公式サイトで、仮想世界(VR)の冒険の次に「現実と隣り合わせの世界」(AR)を描いたのは、現実でSAOの世界をより体験しやすくするためだと話しています。確かに、ARならSAOと同じ世界を私達も体感できるようになるかもしれません。また「これまでの『SAO』感を踏襲しつつ、新たなアプローチをして。『SAO』の古参ファンも『SAO』を見たことのない人もいっしょに楽しめる作品を作りたいと思ったんです」とも語っており、幅広い人にSAOの世界を味わってもらえる構成のようです。

ごくごく近い未来を先取りした世界を見せてくれるSAO。自分が本当にその世界にいるような臨場感とワクワクドキドキの尽きないストーリー、それこそ同作の魅力です。SAOの世界にまだ触れたことのない人はぜひ、足を踏み入れてみてください。想像以上の感動と冒険がそこにはありますよ。

(文/上野澪@HEW)

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記事制作 : HEW