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その年の一年の世相を表す漢字一字を公募し、最も応募数の多かった漢字が選ばれる「今年の漢字」の発表が、12月12日“いい字一字=1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)”の「漢字の日」に、京都・清水寺で行なわれます。そこで、2016年の「今年の漢字」の予想とともに、邦画の「今年の漢字」を、勝手に(!?)考えてみました。

2016年の漢字予想その1“謝”

年始早々から芸能ニュースを席巻したのは、やはり「不倫騒動」。さまざまな「謝罪会見」も話題になりました。まずは、ゲスの極み乙女の川谷絵音と不倫関係だったにも関わらず、「友人関係」と主張したベッキーの歯切れの悪い謝罪会見、さらに、元FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤が神妙な面持ちでW不倫の事実を認めた謝罪会見、不倫で謎かけをして笑いをとりにいった三遊亭円楽の謝罪会見…と、三者三様の謝罪姿が印象的でしたね。また、謝罪会見と言えば、「解散」を発表したSMAP。「公開処刑」「葬式のような暗さ」と比喩された5人の姿が、記憶に残っている人も少なくないでしょう。さらに行政に目を向けると、豊洲市場「盛り土」問題での石原慎太郎元都知事や都職員の陳“謝”もありました。

“謝”は謝罪会見だけにあらず! リオ五輪の感“謝”

謝罪だけではなく、感謝としての“謝”にも注目。8月のリオ五輪の閉会式では、東日本大震災で被害を受けた岩手、宮城、福島3県と東京都の子供ら計約1万人が人文字で作った、感“謝”を意味する日本語の「ARIGATO」とポルトガル語の「OBRIGADO」をグラウンドに映し出し、世界に発信。人文字には、震災への支援に対してと、東京を次の開催都市に選んでくれたこと、リオ五輪に対しての3つの感“謝”の思いが込められていたそう。また、中居正広が7大会連続メインキャスターを務めたTBSリオ五輪テーマ曲が、SMAPの『ありがとう』だったことも印象深いのではないでしょうか。

2016年の漢字予想その2“揺”

「SMAP解散」や「不倫騒動」のほか、清原和博の覚せい剤所持による逮捕など、今年の芸能スキャンダルでは、多くの人が動“揺”したとも言えるでしょう。また、4月には熊本地震で大きな“揺”れも……。空前の大ヒットとなった、「ポケモンGO」では、“揺”れるモンスターボールをスワイプして、モンスターをゲット。ゲームに夢中になり過ぎて、ふらふらと“揺”れながら歩きスマホをした人もいたのでは……?

邦画の一字を選ぶとすれば…?

それでは、2016年の邦画を一文字で表すとしたら? 今年ヒットした邦画といえば、やはり『シン・ゴジラ』と『君の名は。』でしょうか。その2作品に共通する漢字といえば、ズバリ、“新”。7月に公開された『シン・ゴジラ』=“新・ゴジラ”は興行収入80億円を突破。8月に公開された“新”海誠監督によるアニメ映画『君の名は。』は、公開から3カ月余りで、その倍以上の200億円に達し、邦画の歴代興行収入1位の『千と千尋の神隠し』(2001)に次ぐ、2位に(12月6日付け)。邦画界に“新”風を吹き込みました。『君の名は。』に至っては、ロケ地に足を運ぶ「聖地巡礼」もブームとなり、公式HPでは、近隣住民への配慮のため、マナーに関する注意換気も出るほどの社会現象になりました。

「一年の出来事を清めるとともに、新年が明るい年になることを願う」という意味が込められている「今年の漢字」。みなさんも、今年一年を振り返り、自分なりに予想してみては?

(文/赤木一之@H14)