芸能人のニセモノ被害――というと、すぐに思い当たるのはTwitterやFacebookのなりすましだったり、芸能人の名を騙ったスパムメール、あるいは盗作・盗用、偽のサインなどがネットオークションで出回ったりもします。いずれも悪質な犯罪行為ですが、ニセモノ被害はそれらばかりではありません。おどろくことにネット上ではなく現実世界で、何者かが芸能人になりすまして本人として振る舞っているケースもあるようです。

全国各地に出没するニセモノも

そんなニセモノ被害にあった1人がデーモン閣下。まさか悪魔が被害に遭うなんてブラック・ジョークのようですが、なんとニセモノは選挙活動に参加していたんですから笑ってはいられません。そのニセモノは2014年12月に広島県に出現。衆議院選挙に広島7区から立候補した次世代の党(当時)の候補者の演説に応援に駆けつけていました。それを知ったデーモン閣下はブログで「吾輩の肖像を無断で使用した喧伝活動でもある」と抗議し、「必ず『それなりの措置』を講じる所存である。首を洗って待っていてもらいたい」と警告していました。蝋人形にされてしまうのでしょうか……悪魔を怒らせるとは、まったく怖いもの知らずもいたものです。

デーモン閣下のようにメイク…いや、外見が人間と極端に異なる場合、ニセモノが現れやすいのかもしれません。一時期はゆるキャラ「ふなっしー」のニセモノも数多く出没していましたから。

しかし被害に遭ってるのは、そうしたコスプレ的になりすましやすい対象ばかりではないようです。タレントのダレノガレ明美は“ニセノガレ”が各地で出没していると、11月1日放送の「踊る!さんま御殿!!」と苦情を訴えていました。Twitter等でフォロワーから「今、西麻布で飲んでますよね」などと尋ねられて発覚したそうで、見た目を似せているだけでなく、「(明石家)さんまならすぐ呼べる。私チョー仲良いから」などと吹聴して回っていたのだとか。しかもそんな“ニセノガレ”は全国各地にいるらしく、「一番多いのは鳥取。鳥取のスタバで犬連れてめっちゃ大きい声で喋ってるらしくて…」と、好感度が命のタレントにとってかなり迷惑なニセモノがいたようです。

本物のふりして営業までする強者も

タレントイメージに傷がつくニセモノ被害も芸能人にとって痛いところですが、「ラッセンが好き~」のネタでおなじみの芸人・永野の場合は、なんとニセモノが自分に変わって営業をしていたそうです。11月10日放送の「ダウンタウンDX」で、初めて行った東京・西麻布のBARで店員から「先日はどうも」と挨拶され、不思議に思い話を聞いてみると、自身のニセモノが営業に来てギャラをもらい、さらに女の子をお持ち帰りしていたことが発覚したというエピソードを明かしていました。モノマネではなく「永野」だと偽って出演していたそうです。

いやいや、さすがにバレるでしょ! 確かに青いシャツと赤いズボンとサラサラ長髪である程度は似せられるかもしれませんし、顔や体型など見た目も似ていたのかもしれませんが、いくらなんでも声とかネタのクオリティとかでバレるでしょ! と思うのですが……よほどソックリだったのでしょうか。ニセモノがスベっても本物の評価が下がるし、もし本人以上にウケていても、それはそれで複雑な気分でしょうね。

というわけで、なりすまし、ダメ、ゼッタイ。

(文/花@HEW)