観てから行く? 行ってから観る? 「ロケ地:京都」映画で聖地巡礼

コラム

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『本能寺ホテル』2017年1月14日(土)全国東宝系公開-(C)2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ

『陰陽師』(2001年)、『マザーウォーター』(2010年)、『利休にたずねよ』(2013年)など、数々の映画やドラマの舞台となっている京都。桜や紅葉はもちろん、冬景色に新緑と季節ごとに趣を変える京都には、風光明媚な自然を愛でに、または神社仏閣めぐりなどで、年間を通して国内外から多くの観光客が訪れます。

世界中の人々から愛される京都が舞台の『古都』(公開中)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(公開中)、『本能寺ホテル』(2007年1月14日公開)が年末年始にかけて相次ぎ公開。ロケ地にふさわしい情緒豊かなスポットがふんだんに登場します!

『古都』:京都の伝統的精神に触れる

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『古都』公開中-(C)公益財団法人川端康成記念會/古都プロジェクト

風景はもちろん、風習や文化まで丸ごと京都を堪能できるのが、川端康成の名著を現代版にアレンジした『古都』。離れて暮らすことを余儀なくされた千重子と苗子(松雪泰子/一人二役)の双子姉妹と、それぞれの娘たちの絆を描く、原作のその後の物語です。

呉服屋を切り盛りする千重子の娘・舞(橋本愛)は、就職活動をしながらも自分の将来像が見えず悩みます。そんな舞がたびたび訪れるのが、竹林の先にある祖父・太吉郎(奥田瑛二)の庵。このシーンの撮影地となった「嵯峨野竹林」は、空へと真っすぐに伸びる青々とした竹が群生する、嵐山の人気観光スポット。その凛とした佇まいに背筋が伸びる心地がします。

一方、留学先のパリで苦悩する娘・結衣(成海璃子)を心配する苗子は、千重子との大切な思い出が宿る着物の帯を携え彼女の元へと駆けつけます。苗子は北区中川地域で林業を営んでいます。この地域を訪れると、赴きある里山で手入れの行き届いた美しい北山杉に愛でることができ、長年積み重ねられた林業の技術や歴史を感じられるのではないでしょうか。

また、本作では登場人物が茶道や華道、書道、日本舞踊を披露し、日本の伝統的精神を伝えています。さらに府と市の協力の下、撮影はオール京都ロケを実現。室町で呉服店を営む国登録有形文化財の町家、書道教室として使われた割烹「嵐山 松籟庵」、祇園祭が行われる「八坂神社」など、古都の良さを再確認できる見どころが満載です。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』:愛を育むデートスポットの数々

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『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』全国東宝系にて公開中-(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会

伝統的精神を味わう以外にも、穏やかな空気が流れる京都にはデートスポットも数多くあります。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、京都の美大生・高寿(福士蒼汰)と謎多きヒロイン・愛美(小松奈菜)の30日間を描いた切ない恋物語。

ある日、電車で出会った愛美に一目ぼれをした高寿は、運命を感じて思わず愛美に声をかけてしまいます。そして親友・上山(東出昌大)の後押しもあって、彼女とデートの約束をとりつけた高寿は、鴨川にかかる三条大橋で待ち合わせをして、初めてのデートで告白し、愛美もそれを「OK」。交際をスタートさせます。

交際を始めた2人は、参道に数千本の鳥居が連なる「伏見稲荷神社」や築80年の銭湯をリノベーションしたカフェ「さらさ西陣」、日本で最初の公立植物園「京都府立植物園」など、さまざまなスポットを訪れます。とりわけ印象的なのは鴨川の飛び石を2人が渡るシークエンス。陽光でキラキラ光る川辺の景色の中、高野川と賀茂川が交わる、鴨川の出発点、三角州「鴨川デルタ」の飛び石。そこを高寿が愛美の手を引きながら渡る姿には胸が躍ります。

比叡山や大文字山といった名所が望める上、パワースポットとしても有名な「下鴨神社」の一部であるこの場所。交際の浅い男女が手をつなぐことで親密度を増していく~という恋愛映画における鉄板シーンも、このシチュエーションなら違和感なくマネできるかもしれません。京都は恋人同士が愛を育むのにもピッタリな場所のようです。

『本能寺ホテル』:歴史的建造物から神秘的な体験を

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『本能寺ホテル』2017年1月14日(土)全国東宝系公開-(C)2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ

また歴史的建造物が多数現存する京都には、神秘的なイメージもあります。平凡な女性・繭子(綾瀬はるか)が本能寺の変の前日にタイムスリップし、織田信長(堤真一)ら戦国時代の人々と出会う『本能寺ホテル』は、日本史におけるミステリーに迫るSFエンターテインメント。

現代と戦国時代をつなぐのは、繭子が宿泊する本能寺ホテルのエレベーター。ある条件がそろった時だけ、戦国時代の本能寺への扉が開かれるのです。劇中の本能寺は、梅が美しいことでも有名な「隨心院」や新撰組ゆかりの「本徳寺」等、シーンごとにイメージにあう寺院で撮影をしています。

また、繭子が信長の小姓・森蘭丸(濱田岳)に胃薬を渡すシーンや、エレベーターからタイムスリップするシーンは、国宝に指定されている「東福寺」で撮影されています。「東福寺」は京都屈指の紅葉の名所。また、シーズン関係なく拝観できる方丈の4つの庭園も見所の1つで、昭和の名高い作庭家によって斬新な意匠に作り直された「東福寺本坊庭」は、国指定名勝となっています。情緒漂う東福寺の外廊下から目にも鮮やかな美しい庭園を見れば、タイムスリップした繭子の気分が味わえるかもしれませんよ。

どこを見ても“絵になる”京都には、何度訪れてもまた行きたくなる魅力があります。京都で撮影された映画を参考に観光するもよし、まず京都を訪れてから映画で余韻を楽しむもよし。ウィンターシーズンの予定がまだ決まっていない人は、冬景色の京都を楽しみつつ”聖地巡礼”~なんていうのも検討してみてはいかがでしょう。

(文/足立美由紀・サンクレイオ翼)

記事制作 : サンクレイオ翼

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