窪塚洋介、ハリウッド映画に続けて出演!渡辺謙たちに続く“常連”となるか?

コラム

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Photo Credit Kerry Brown

俳優やミュージシャンとして活躍している窪塚洋介。2017年1月21日公開のハリウッド映画『沈黙-サイレンス-』に続いて、2作目となるハリウッド映画出演も決定しています。『沈黙-サイレンス-』の記者会見では、同映画のマーティン・スコセッシ監督のことを「メラメラな人」と表現。そんな独特の言動がメディアで面白おかしく取り上げられることもありますが、役者としては初期から映画賞を受賞するなど、高く評価されてきています。窪塚も渡辺謙、真田広之、浅野忠信らに続くハリウッド常連の日本人俳優となるのでしょうか?

スコセッシ監督のお墨付き俳優へ

映画界の巨匠、マーティン・スコセッシ監督が28年もの間、映画化を切望していた遠藤周作の「沈黙」が原作の映画『沈黙-サイレンス-』。江戸時代の日本へ宣教師として日本にやってきたポルトガル人のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)は、旅の途中でキチジロー(窪塚洋介)という日本人青年と出会います。キチジローを案内役として長崎にたどり着き、日本での厳しいキリシタン弾圧を目の当たりにしながら、自らの信仰心へ問いを投げかけることに……。

スコセッシ監督から撮影時に“毎日のように評価された”とメディアで語っていた窪塚。その評判がハリウッドで既に広まっているのか、さっそくハリウッド進出第2弾『Rita Hayworth with a Hand Grenade(リタ・ヘイワースと手榴弾 ※仮訳邦題)』(公開日未定)への出演が決定しています。窪塚が演じるのは、太平洋戦争の終結を知らないまま数十年もの間、潜伏生活を送った残留日本兵。『ハンガー・ゲーム』や『ピッチ・パーフェクト』で知られる女優・映画監督のエリザベス・バンクスと共演します。

レオナルド・ディカプリオも敬愛してやまないスコセッシ監督から高い評価を得て、ハリウッド進出の好スタートを切った窪塚。『沈黙-サイレンス-』公開後の映画ファンによる反響や、監督業もこなす才女、エリザベス・バンクスからの評価も気になるところです。

映画賞の最年少記録を持つ演技力

窪塚は、95年に日本テレビ系ドラマ「金田一少年の事件簿」でデビュー。そして、在日韓国人の高校生として日本で生きる窮屈さを演じきった『GO』では、最年少の22歳で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。『Laundry』では脳に障害を持ち、無垢なまま成長した青年・テルを演じました。コインランドリーで洗濯物の見張りをし、心に傷を追った年上の女性をピュアに思い続ける役どころ。中性的な雰囲気さえも漂わせる純情な表情を見せて、非凡な演技を見せていました。

ドラマ出演でも、フジテレビ系「GTO」やTBS系ドラマ「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」などの学園ものでは、その他大勢の生徒とは一線を画す存在として、ストーリーのキーパーソンに。TBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」では、ものすごく喧嘩が強いのに、「~なり」や「~なのよ」などと力が抜けるような口調のカラーギャング集団のボス“キング”を演じて、斬新なヒーロー像が人気となりました。

「湧き上がってきた伝えたいことを…」

プライベートでは結婚して子供も生まれ、幸せいっぱいと思われている最中の2004年に、マンションの9階から転落するという事故が起きるも、奇跡的に助かるという強運の持ち主。その2年前に公開されていた『ピンポン』の中で窪塚が、「アイ・キャン・フライ!」と叫びながら川へダイブしたシーンが頭をよぎるという嫌なシンクロもしてしまいましたが、漫画原作のキャラを天真爛漫に演じ、根強い人気を誇る名作として知られています。

20歳そこそこの若さで役柄を深く理解し、自然な演技を見せていた窪塚。『沈黙-サイレンス-』では信仰心を持ちながら、軟弱で裏切りも働くような人間臭い人物を演じます。優しさと暴力性など、振り幅が大きい役柄も難なくこなしてきた窪塚の天性が光る演技が期待できそうですね。かつて『GO』で日本アカデミー賞の主演男優賞を受賞した際に、「湧き上がってきた伝えたいことを自分らしく伝えて生きる日本男児になりたいと思います」とスピーチしていた若き日の窪塚。世界を舞台にして、今後も規格外の活躍を見せてくれそうです。

(文/岩木理恵@HEW)

記事制作 : HEW

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