【ブルボンヌ新作批評24】強い女ミラジョヴォの看板シリーズ、意外にもうまくまとまって完結!『バイオハザード ザ・ファイナル』

コラム

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バイオハザード ザ・ファイナル

『バイオハザード』といえば日本が誇るゾンビ・コンテンツ。ゲームオタクの女装おじさんとしては、20年前に初代プレステ用ゲーム第一作が登場した時の衝撃から、VR対応の最新作7まで熱く語りたいものですが、今回ご紹介するのは実写映画版シリーズ6作目となる完結編『バイオハザード ザ・ファイナル』でございます。

ゲーム原作の実写映画といえばアンジェリーナ・ジョリーの『トゥーム・レイダー』シリーズや、コナミのホラーゲームが原作の『サイレント・ヒル』シリーズも有名ですが、どれも続編止まり。6作も続いたバイオは間違いなくこのジャンルの金字塔です。

バイオハザード ザ・ファイナル

個人的に実写映画シリーズでは1作目のまとまりがダントツで好みで、これはゲームと同じく、洋館や研究所など、限られた施設内に閉じ込められるコンパクトな設定のおかげ。ゾンビが広い街に繰り出しちゃうと、ハロウィンの渋谷同様、収拾がつかなくなっちゃうのよねー。 とは言え、3での砂漠ロードムービー風や5のVR世界設定など、手を替え品を替え楽しませてくれて、映像アトラクションとしては上出来でした。

バイオハザード ザ・ファイナル

そんなわけで、正直ストーリーにはあまり期待しないで観たところ…意外にもまとまってる!もちろんこういうジャンルの映画なので、設定のアラ探しをし始めればそもそも全部がアラみたいなもんですが、「48時間以内に人類絶滅!」「救う鍵は全ての始まりの場所に!」という分かりやすさも原点回帰。一応、それっぽい発端やそれっぽい因縁も明かされて、ちゃんと完結編になってましたよ。

元々ストーリーなんか求めてないの、強いキャラとエグいクリーチャーが観たいんだよ!という本来のゲーム感覚の魅力もさらにパワーアップ。のっけから翼竜型ポポカリムとの激戦が繰り広げられ、その後もバトルの連続。1作目で印象的だったゾンビ犬ケルベロス軍団やレーザー人間裁断トラップも再登場してくれます。

バイオハザード ザ・ファイナル

『HEROES』のアリ・ラーター扮する女戦士クレア・レッドフィールドも3度目の出演、宿敵ウェスカーやアイザックス博士も勢揃いで、原作ゲームとシリーズファンへのサービスもたっぷり。

さらに中島美嘉ちゃんが4・5と連続で出演した「日本女子枠」へのローラ参戦も話題を呼びました。ただし、日本を意識したキャスティングはうれしいものの、今回のローラちゃんは想像以上に呆気なかったかも。可愛いままだったのも個人的には残念ね。スクランブル交差点で世界初ゾンビ化したり、寄生種マジニになってお口をビラビラに開いてくれた美嘉ちゃんのグロさを見習ってほしかった。

バイオハザード ザ・ファイナル

日本原作、14年ごしのゾンビ・シリーズの堂々完結編。まさしく「見届けよ、最期。」という宣伝コピーそのままの気持ちで、エンタメ映画ファンにオススメしたい今作ですが、アタシとしては気になるのが主演女優ミラジョボとその旦那でもあるアンダーソン監督の今後ですよ。ミラジョヴォさんはもう寅さん並にバイオハザード専門女優感があるし、アンダーソン監督も歴史大作風『ポンペイ』とか合間に撮ってそっち系に移行したそうなんだけど、やっぱりバイオの知名度は超えられない。そんな夫婦揃っての看板作を終わらせちゃって、今後どうハリウッドで生き残っていくのか。そんな意味でも、ゲームファン・映画ファンともに、バイオ夫婦のファイナルを見届けといてよ〜!

(ブルボンヌ)

記事制作 : ブルボンヌtwitter(外部サイト)

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