『ルパン三世 カリオストロの城』MX4D版をひと足先に体験!果たして相性は?

コラム

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『ルパン三世 カリオストロの城』
『ルパン三世 カリオストロの城』

文=増當竜也/Avanti Press

映画上映中に座席が振動し、風や光などの特殊効果で臨場感を演出していく体感型映画観賞「4D」は、ここ数年で一気に定着し、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『ガールズ&パンツァー 劇場版』のようなキラー・コンテンツも続々登場してきているが、このたび『ルパン三世 カリオストロの城』がMX4D ®版となって、1月20日(金)よりTOHOシネマズ新宿など全国17館で期間限定上映されることになった。

これまで新作映画の4D上映は常であったが、いわゆる過去の旧作を4D化するのは今回が初めて。特に宮﨑駿監督の劇場用映画デビュー作として、今なお多くの映画ファンに熱狂的に支持され続けている『カリオストロの城』が、1979年の初公開から38年の月日を経て、“ルパン三世原作50周年記念”としてMX4D®で甦るのだから、これは期待しない方が無理というもの。

MX4D®制作スタジオにお邪魔して体験

『ルパン三世 カリオストロの城』

今回、特別にその一部を体験できるということで、MX4D®制作スタジオのダイナモアミューズメントへお邪魔させていただくことにした。

まず見せていただいたのが、開巻早々、花嫁姿で運転するヒロイン・クラリスの車を追う謎の一団と、その攻防に入り込んでいくルパンと次元のおなじみカーチェイス・シーン。もともと4Dとカーチェイスは相性がいいことは承知していたが、今回も開発ルームに設置された体感シートが画面内でのハンドルさばきに応じて縦横無尽に動きまくり、まるでルパンたちと一緒にクラリス救出に参加しているような気分に浸れる。

中盤、カリオストロ城に忍び込んだルパンが屋根のてっぺんからワイヤーを打ち出そうとするも……⁉ のくだりも、アクロバティックな動きに応じたシートの巧みな動きなどが効果的。さらには結婚式の司祭に化けたルパンがその正体を明かし、城内で花火をぶちまけていくシーンのダイナミズム。またクライマックスとなる時計台崩壊シーンへと至る臨場感もただごとではない。

これまで幾度も本作を見てきたファンも、このMX4D®版こそは劇場に行かないと絶対に体験できないものであり、その意味でもまたリフレッシュした気分で鑑賞できることだろう。ちなみに、今回上映されるのは2014年に公開されたリマスター版をベースにしているので、映像もクリア。音響も5.1ch化されている。

プログラマーがこだわる『ルパン三世』ならではの動きとは

モーションプログラマー野中友恵氏
開発室でMx4Dのプログラムを組む野中友恵氏

「2014年からTOHOシネマズさんと制作元のトムス・エンタテインメントさんと話し合う中で、旧作をMX4D®でやってみようということになり、準備を進めてきました」と、MX4D®販売代理店であるソニービジネスソリューションの條々淳氏。

ダイナモアミューズメント企画営業部部長・小川直樹氏は「既に多くの方がご覧になっていて、4Dとして期待されているであろう『カリオストロの城』ならではのアトラクション性を重視しながら、作業を進めていきました」と語る。

人間業とは思えない(?)本作のルパンの動きを巧みに4D化していった同社モーションプログラマー野中友恵氏のこだわりは、現在上映されている本作のMX4D®予告編にも顕れている。『ルパン三世』ならではの、あのカタカタと表記されていく文字に合わせて、シートも小気味よく振動。そんなさりげない心遣いもファンには嬉しい。

今回の試みが成功すれば、次なる旧作アニメ映画のMX4D®化も大いに可能性ありとのこと。今後の期待も込めて、従来の『カリオストロ』ファンも、まだ本作を見たことがないという若い映画ファンも、ぜひとも劇場に足を運んで、ルパンたちとともに冒険とロマンを体感していただきたい。

『ルパン三世 カリオストロの城』
2017年1月20日(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
製作・著作・配給:トムス・エンタテインメント
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿、山崎晴哉
作画監督:大塚康生
音楽:大野雄二
美術:小林七郎
原作:モンキー・パンチ (C)TMS

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記事制作 : Avanti Press(外部サイト)

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