窪塚洋介、浅野忠信…ハリウッド大作『沈黙-サイレンス-』で日本人俳優たちが魅せる!

コラム

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映画界の巨匠マーティン・スコセッシが28年に渡って温めてきた、遠藤周作「沈黙」を原作にした映画『沈黙−サイレンス−』が、1月21日からいよいよ公開されます。ハリウッドの大作ですが、窪塚洋介や浅野忠信をはじめとした日本の俳優がたくさん出演していることでも大きな注目を集めています。

窪塚がハリウッド俳優と肩を並べる存在感を発揮!

米映画批評サイト「ロッテン・トマト」で90%もの高評価を得ている本作(1月10日現在)。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで知られるアンドリュー・ガーフィールドや、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)で一躍スター俳優となったアダム・ドライバー、名優リーアム・ニーソンといったハリウッドスターたちがポルトガル人宣教師役で出演しています。

窪塚が演じるのは、キリスト教への厳しい弾圧が行われている江戸時代初期の日本へやってくるポルトガル人宣教師の案内役、キチジロー。幕府からの拷問の恐怖にも負けず命をかけて信仰を全うする他のキリシタン信者と比べて、キチジローは命惜しさに踏み絵も受け入れます。宣教師をも裏切るような信念の揺らぎやすい青年です。

窪塚はハリウッドのスター俳優たちとの共演シーンにおいても、スラリと伸びた手足と乱れた髪の隙間から覗かせる眼光の鋭さなどが際立ち、役者としての存在感は抜群でした。人や信仰を何度も裏切り、人間の本性を隠さず生き延びていくキチジロー。日本で高い演技力を評価されてきた窪塚は、ハリウッド大作でも軽やかに役に入り込み、人間の弱さやズルさ、純真さが入り混じるどこか憎めないキャラクターを演じ切っています。

海外の映画賞にも期待大!?

本作は、窪塚以外にも日本人俳優が熱演しています。時おり宣教師の味方かのような絶妙なバランスを見せて、宣教師がキリスト教を捨てるように説得する通辞役の浅野忠信。スコセッシ監督が映画監督としても敬愛する塚本晋也は、荒波の海で水磔にはりつけられても死の淵まで意志を曲げなかった村人・モキチを演じています。

イッセー尾形が演じたのは、幕府の井上筑後守。穏やかな佇まいで宣教師と接しながらも、人間の心理を深いところから操り、日本のキリスト教を根絶させようとする悪代官ぶりを怪演しています。尾形はさっそくロサンゼルス映画批評家協会が選考する第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞で、「助演男優賞」次点に選ばれるなど評価も上々です。窪塚もハリウッド2作目への出演がすでに決定していますし、これらの高い評価を見ると、今年2月に行われるアカデミー賞のノミネートへも出演者・作品ともに期待が持たれますね。

生きるための信仰だったはずなのに、そのせいで命が危ぶまれ過酷な人生を送ることになった宣教師や村人たち。極限まで追いつめられ、憔悴しきった中で彼らが信じたモノは何だったのか。ぜひ『沈黙-サイレンス-』で見届けてください。

(文/岩木理恵@HEW)

『沈黙−サイレンス−』1月21日(土)、全国ロードショー
http://chinmoku.jp/

記事制作 : HEW

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