天海祐希に松嶋菜々子も!テレビドラマ界の鬼才脚本家・遊川和彦の大ヒットドラマでブレイクした俳優たち

コラム

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

遊川和彦といえば、さまざまなヒット作を生み出したテレビドラマ界の鬼才脚本家。彼の初監督作である映画『恋妻家宮本KOISAIKAMIYAMOTO』が、1月28日より全国東宝系で公開されました。同作は、人気作家・重松清の「ファミレス」を原作に、遊川流の大胆な脚色を加えた物語。妻を愛し続けるcではなく、妻に恋をする“恋妻家”という造語を基軸に、子どもが巣立って2人きりとなった宮本夫妻の生活が描かれています。 主演は阿部寛、そして数々の遊川ドラマに出演してきた天海祐希。その衝撃的な内容で、問題作とも言われたテレビドラマ「女王の教室」(日本テレビ系)での演技が印象深い天海祐希ですが、同じように遊川和彦脚本ドラマでブレイクした俳優は実は数知れず。ここでは遊川和彦によって見出されたと言われる俳優陣を一挙紹介します。

出演作品がターニングポイントとなった元・宝塚のトップスター天海祐希

2005年に放送されたドラマ「女王の教室」で、天海祐希は悪魔のような小学校の鬼教師を演じました。「いい加減、目覚めなさい」。この印象的なセリフと苛烈な言動は、宝塚のトップスターだったそれまでの天海祐希像を一新。いわば、彼女のターニングポイントとなった作品と言われています。ちなみに、その後も天海祐希と遊川監督は、2007年には「演歌の女王」、2015年には「偽装の夫婦」でタッグを組み、シリアスからコメディまで網羅できる彼女の演技の幅を世に知らしめました。今回の映画監督デビュー作での主演抜擢も納得といったところでしょうか。

視聴率40%超え!近年のドラマ界の最大ヒット作主演の松嶋菜々子

2011年に驚異の視聴率40%を叩き出したドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の主演を務めた松嶋菜々子。無表情で不気味な家政婦を演じ、「承知しました」「それは業務命令ですか?」という流行語を生みだした彼女は、この作品でテレビ界のトップ女優の地位を確立。しかし実は、松嶋菜々子はこれ以前にも遊川和彦脚本ドラマに出演しています。それも1998年の大ヒット青春ドラマ「GTO」、1999年の女教師と男子生徒との禁断の愛を描いた「魔女の条件」など、彼女が名をあげるきっかけとなった作品ばかり。まさに松嶋菜々子こそ“遊川チルドレン”の最たる女優だったわけですが……。2014年に行われた遊川和彦の結婚披露宴に欠席していたことで、2人の仲が崩壊しているとの報道もあり、今後彼女が遊川作品に出演するかどうかは分からなくなってしまいました。

お笑い芸人ならではの持ち味を生かして成功した浜田雅功

1991年の「ADブギ」(TBS系)でのメインキャストを皮切りに、「十年愛」「もしも願いが叶うなら」「人生は上々だ」(いずれもTBS系)で立て続けに遊川和彦脚本作に出演したダウンタウンの浜田雅功。お笑い芸人である彼の持ち味がぞんぶんに生かされたキャラクターの描き方は、おそらくその後の浜田雅功主演作品の大きな礎となっていたはずです。近年はドラマ自体に出演しなくなっている浜田雅功ですが、ぜひ次作は遊川脚本作品でドラマ復活を遂げて欲しいものですね。

連続ドラマ単独初主演作品を託した柴咲コウ

意外にも連続ドラマで単独主演の経験がなかった柴咲コウ。2015年に放送された「〇〇妻」(TBS系)が、自身初の単独主演作となりました。「家政婦のミタ」の制作スタッフが再集結して制作された本作のテーマは契約結婚。タイトルの○○に隠された重大な秘密や、柴咲コウ演じる、“家政婦のミタ”を思わせる謎に満ちたキャラクターが話題を集めていましたが、主人公が死亡するというアンハッピーエンドな展開には賛否両論。とはいえ、柴咲コウのミステリアスな魅力に真っ向から対峙した作品であることは確か。これも遊川脚本ならではと言えるでしょう。

数々の俳優たちの名を世に知らしめてきた脚本家・遊川和彦。『恋妻家宮本KOISAIKAMIYAMOTO』での映画監督デビューを機に、今後ますます活躍の幅を広げていくのではないでしょうか。ドラマに映画にと、さまざまな映像作品を作り出していくとともに、俳優たちの新たな一面を発掘してくれることに期待したいですね。

(文/もちづき千代子@H14)

記事制作 : H14

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