『キセキ−あの日のソビト−』松坂桃李&菅田将暉 インタビュー

インタビュー

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松坂桃李と菅田将暉が兄弟ってキセキ!?

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映画『キセキ −あの日のソビト−』は1月28日より全国公開

歯医者と歌手の二つの夢を追いかける兄と弟を松坂桃李、菅田将暉がダブル主演、歌も披露。メンバー全員が歯医者という以外は謎に包まれた音楽グループGReeeeN。彼らの大ヒットソング「キセキ」誕生の裏には知られざる兄弟の物語があった。

実は歌NG俳優?松坂桃李の挑戦

Q:今回は歌も大事な見どころです。二人はボイストレーニングを重ねたそうですね。

松坂桃李(以下、松坂):しましたね。本当に恥ずかしかったです(苦笑)。

菅田将暉(以下、菅田):そうは見えなかったですよ。

松坂:いやいや、もう本当に内心、バクバクよ。台本を開いたら、歌っているんだもん!

菅田:そうですね。松坂さんはこれまで、歌NG俳優みたいなところがありましたからね。

松坂:(笑)。これまでずっと、それでやってきたのに、今回はだまされた(笑)。最初に「松坂君はプロデューサー側なので、歌はないです」って聞いていたので、ちょっとほっとしていたんです。だけど、完成した台本を開いてみたら、1ページ目から、がんがん歌っている。そこから必死にボイストレーニングに通いました。

菅田:マイクを持っている手がセクシーだった! あれはエロいですよ。かっこよかった。ぜひ、カラオケでもスタンドマイクのあるところで、歌ってほしいです。

松坂:いやいや、もうやらないです。それぐらい歌う難しさを痛感しました。バンドだったので、仲間たちが背中を押してくれて、そこに絶大な力を感じました。さらにエキストラで来てくださった、お客さんの盛り上がっている力。ライブシーンでは嘘偽りなく、助けられました。あれはなんだろう。普通のお芝居では支えたり、助けてもらったりということはあまりないことなんです。

菅田:僕らはいわば、個人事業主ですもんね。

松坂:力を借りながら、何かをするって、本当にすごく貴重な経験でした。こうも支えてもらえるのか。ありがたいと思いました。

Q:菅田さんは『何者』でも歌を披露していましたが、今回はまるで違う歌い方ですね。

菅田:そうなっていたら、本当にうれしいです。GReeeeNさんの曲はそもそも、原曲だとキーが高いんです。だから、劇中で歌った「キセキ」は本家GReeeeNさんのものを使う予定でした。最初にできた映画は、「キセキ」が流れるところからは僕らグリーンボーイズの歌声ではなかったんです。だけど、試写を見たJINさんからの提案もあり、「やってみようか」という流れになったんです。映画が終わってから、レコーディングが始まったんですけど、難しかったです。HIDEさんの声って、歯切れの良さが難しい。レコーディング風景を見たら、自分でも恥ずかしいくらい、口を開けているんですよ。そうしないとあの音は出ない。なおかつ、「もっと愛おしく」「もっと柔らかく」とか言われて……。全力で走りながら、柔らかく歌うってなんだ? と新しかったです。音でお芝居をするというのが新鮮でした

名言登場!「山・風・JINさん!」

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Q: ジンを演じるにあたり、松坂さんはJINさん本人のどんなところを反映させたのですか。

松坂:JINさんの言葉が具体的というより、ちょっと抽象的で象徴的な感じなんです。「風を感じたんだよね、その時」って、こっちが「風ですか?」となるくらい。それでいて説得力があって、言うこと全部を夢では終わらせない。明確なビジョンがあるのか、ないのか、感覚的に「これは絶対できる」と言って、やってしまう。話してみるとすごく吸引力があって、何だかわからないけど惹(ひ)きつけられる。その自分が受けた感覚を大事に撮影しました。

菅田:繊細な方ですよね。家の照明とか、すごいらしいんです。何時にどこのライトが光るみたいな設定をしているそうです。

松坂:ベッドにはスピーカーを置いて、そこからは自然の音を流すらしいんです。鳥の鳴き声とか、川のせせらぎとか。何かの修行をされているような、そんな自然と一体化したような人でした。

菅田:そうなんです。山・風・JINさん! そんな感じです。それがかっこよかった。

JINさんとHIDEさんの会話は……

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Q:菅田さんはHIDEさんに会ったんですか? どんな方なんでしょう。気になります。

菅田:僕は一度、食事に行かせていただきました。その後も何度かお会いしましたけど、しゃべる機会はそこだけだったので、人となりまではわかりませんが、しゃべると面白い方でした。そして、JINさんとHIDEさんの会話は、ずっと聞いていたいくらい楽しかったです。

松坂:まるで漫才みたいな感じでした(笑)。

菅田:間違いなくクレバーですよ。いろんなところで言わせてもらっているんですけど、HIDEさんは当たり前のレベルが高いんです。でも、ちゃんと、普通の暮らしを送っているからこそのテンポ感も熟知している。矛盾を成立させている感じがします。あんな人達とは会ったことないですね。超人です。

取材・文:高山亜紀 写真:尾藤能暢
ヘアメイク: AZUMA@MONDO-artist(W)
スタイリスト: 伊藤省吾(sitor)

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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