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原作ファンからは厳しい声が!?『一週間フレンズ。』実写オリジナルの“アート演出”の結果は…

コラム

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アニメ・漫画原作の実写化にファンの反発はつきもので、2月18日公開の映画『一週間フレンズ。』(監督:村上正典)も例に漏れず、映画化が決まった際に原作ファンから厳しい言葉が投げかけられました。しかし、実写映画版『一週間フレンズ。』はそういった偏見は捨てて見ていただきたいです! 黒板アートにパラパラ漫画と、実写オリジナルの“アート演出”によって見る人の心を掴みます。

作品を彩るアート演出

『一週間フレンズ。』の原作は、1週間で“友達”に関する記憶だけ失ってしまう記憶障害を持った少女・藤宮香織と、そんな藤宮に惹かれ友達になろうと奔走する少年・長谷祐樹の2人を中心にストーリー漫画と4コマ漫画の形式をミックスして描かれる物語。優しいタッチでほのぼのと描かれたキャラクターが魅力で、シリーズ累計150万部を売り上げる人気作品です。ふんわりした絵柄と“1週間で記憶を失くす”というシリアスな設定のギャップが、独特の世界観を生んでいます。

実写映画では、演出においてアートを効果的に取り入れています。まず、劇中で季節が変わるときの転換シーンがあります。その際に今回採用されたのが“黒板アート”です。京都造形芸術大学で洋画を学び、現在は似顔絵や動物をモチーフにしたアート作品を手がけているアーティスト・三好修平が黒板に描いた季節のイラストが挿入されるのです。彼の描く黒板アートは、2月3日に放送されたテレビ朝日系「ミュージックステーション」で、スキマスイッチが歌う主題歌「奏」の背景映像として披露されたことでも話題をよびました。

たとえば三好が描いた春の黒板アートには、広い青空と1本の大きな桜の木、そしてそばに1人の女学生が描かれており、新たな物語の始まりを予感させる絵となっています。黒板で季節を描くことで“学校”という印象が加わり、場面転換にだって青春を感じることができるんです。

もうひとつが、山﨑賢人演じる長谷が描く“パラパラ漫画”です。映画版『一週間フレンズ。』ではオリジナル設定として、長谷は漫画研究会に所属しており、絵が得意というキャラクターになっています。そんな長谷が物語の中でパラパラ漫画を制作するのですが、そのパラパラ漫画を担当したのが、株式会社アトムストーリーの中村ちはる。アトムストーリーはウェディングサービスでの演出や、企業のブランドイメージ向上を目的にパラパラ漫画を制作している、いわば感動演出のスペシャリストです。映画でのコラボは今回の『一週間フレンズ。』が初となっています。

アニメ版声優も出演!

実写映画の『一週間フレンズ。』は原作ファンにとって嬉しい要素もたくさんあるんです。実は、アニメ版「一週間フレンズ。」で長谷を演じた山谷祥生と、藤宮を演じた雨宮天が劇中に声の出演をしていることです。どこで2人が出演しているのか、ぜひ探してみてください。

また、アニメ版のエンディングテーマに、雨宮演じる藤宮によるスキマスイッチの楽曲「奏」のカバーソングが起用されていたため、アニメ版のファンにとって「奏」は思い入れの深い曲。今回の映画では、スキマスイッチ本人がリメイクした「奏for一週間フレンズ。」が主題歌となっています。エンディングで「奏」なんてずるいですね、涙腺が緩んでしまうこと間違いなしです……!

実写映画だからって否定せず、まずは一度劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。漫画やアニメとはまた異なる新しい『一週間フレンズ。』を楽しめるはずです。

(文/上野澪@HEW)

記事制作 : HEW