『ハルチカ』橋本環奈 インタビュー

インタビュー

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悩まない!自分で決めた道だから

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映画『ハルチカ』は3月4日より全国公開

映画『ハルチカ』で、吹奏楽に打ち込む高校生のチカを Sexy Zone の佐藤勝利とダブル主演で熱演した「奇跡の美少女」橋本環奈。この春に高校を卒業し、女優業に専念するという彼女の、新たな道へ踏み出す覚悟とは?

青春が詰まった映画

Q:完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

王道の「ザ・青春」という作品になっていると思います。挫折の部分だったり、吹奏楽部の部員たちが仲たがいする部分だったりの、青春のキラキラがリアルに描かれています。高校生って何でも吸収してガラッと変わる時期。わたしにとっても高校最後の作品なので、そのリアリティーがある作品に仕上がっていると思います。

Q:幼なじみであり淡い恋の気配もあるハルタ役の佐藤勝利さんをはじめ、共演者の方々との息がぴったりだったと思います。

勝利くんは、最初は静かな方かと思いましたが、実はボケたり突っ込んだりする面白い方でした(笑)。とても頼りがいのある方で尊敬出来る方でした。部員役のキャストとは、撮影期間中は役名で呼び合ったりして、それぞれ役を離れずに撮影に臨んでいました。今でも仲がいいんです。こんなに幸せな気分になっていいのかと思うくらい、いい関係性を築けて充実していました。

Q:ダブル主演でしたが、主演というプレッシャーはありましたか?

特に気負いはなかったです。ただ、良い作品を作りたいという気持ちはみんな一緒だから、少しでも楽しくできるように撮影現場を盛り上げようと心掛けていました。

悩まない!「女優」の覚悟

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Q:今年の3月で高校を卒業したら大学進学はせず、拠点を福岡から東京に移して女優業1本で活動するそうですね。勇気のいる選択だったと思いますが、覚悟のほどを教えてください。

わたしは性格上、やりたいと思ったことはとことんやりたいタイプなんです。ですから、環境や仕事内容の変化について立ち止まって考えることはあっても、あまり悩まず、「自分の夢を追いかける」という一択でした。人生における選択って、結局やるかやらないかの二択だけだと思うんです。やらなかったらそこで終わっちゃう。自分が好きなことや続けたいと思うことは、どんなにきつくても最後までやりたいし、やるべきだと思っています。たとえ失敗しても、自分が決めた道ですから。

Q:男前な考え方ですね。

よく言われます(笑)。確かに、あまり学校に行けなかったわたしを応援して支えてくれた高校の友達と、当たり前のように会えていた場所がなくなるのは寂しいです。でも、みんな進路がバラバラでそれぞれの夢を追っているので、その頑張る姿を見て、わたしも頑張らなくちゃと思っています。

Q:女優という夢を持ったきっかけは?

テレビを観て「演じるお仕事って楽しそう」と無邪気に思ったのが小学校5年か6年で、ちょうどそのころ、是枝(裕和)監督の映画『奇跡』に出演させていただきました。それがすごく楽しくて、続けたいと思ったのが一番大きなきっかけですね。

Q:女優業のために努力していることはありますか?

言葉にはしづらいですけど、24時間、プライベート含めて仕事につながっているとは感じています。何気なく友達と話しているときでも、こういうときにどう動くのかっていう人間観察をしちゃいます。だから、人との出会いや関わりが大事だと思っています。自分の気持ちだけじゃなくて、周りの人の感情や行動を観察して、気づくことも多いです。

女優は満足したら終わり

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Q:女優という職業に手応えは感じていますか?

手応えという明確な形はまだないです。完成した作品を観ても、こうすれば良かった、ああすれば良かったと思う事だらけですし、逆にそれがなくなったら終わりだとも思います。でも、もちろん楽しさを感じることはたくさんありますから、それをもっと積み重ねていきたいと思います。何かを伝えて誰かを幸せにできるお仕事って、なかなかないと思うんです。誰かを見て自分も頑張ろうって思うことはわたしもあるので、そういう存在になれたらうれしいです。今でも、ブログやTwitterに感想をいただくと、それだけで頑張ろうって思えますから。

Q:こんな役をやりたいといった、今後の野望はありますか?

自分で自分の枠を決める事はせずに、いろんな役に挑戦して新たな自分を見つけたいと思います。作品を作るということは、誰かに観てもらうこと。それを次につなげられるように、一つ一つていねいに取り組んでいきたいと思っています。一人でも多くの方に、大切だと心から思ってもらえる作品を作りたいです。

Q:本作における大切だと思える感動ポイントはどこでしょう。

自分は出ていないシーンですが、フルートをうまく吹けないチカを巡って部員たちが対立するシーンに感動しました。長回しで撮ったので、台本にないセリフもあって、チカの気持ちになって泣きそうに……。リアルな学生生活を描いているからこそ、共感できる部分が多いと思うんです。いま中学生や高校生の方も、かつて学生だった方も、青春を感じてみずみずしい気持ちになっていただける映画だと思います。

取材・文:早川あゆみ 写真:高野広美

記事制作 : シネマトゥデイ(外部サイト)

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