ジャッキー_サブ1s

(C)2016 Jackie Productions Limited

3月31日より公開される『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』は、ジョン・F・ケネディの妻であるジャクリーン・ケネディを描いた映画です。主演を務めるのは、実力派女優のナタリー・ポートマン。元大統領夫人を演じられるほど、すっかり気品あふれる大人の女性に成長した彼女ですが、4歳からダンスレッスンを始め、10歳でモデルにスカウトされた元子役。その後、13歳の時にリュック・ベッソン監督の『レオン』(1994年)で映画デビューを飾ったことはあまりにも有名ですよね。
今回は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』主演のナタリー・ポートマンに代表される、元子役の実力派俳優たちをピックアップ。今や押しも押されぬスターとなった、元天才子役たちを一挙紹介します!

神木隆之介

日本の元子役俳優として、今もっとも注目されているのが神木隆之介。出生当初に大病をして助かる確率は1%だったことから、2歳の時に母親が神木の生きた証を残したいと芸能界入りさせたのが、子役になったきっかけだったとか。6歳の時にテレビドラマデビューを果たし、小学生ながら映画やドラマに続々と主演。「可愛いのは小学生まで」という圧倒的な子役に対する世論に反するかのようにイケメンへと成長し、同時に類まれなる演技力も身に着けていきました。俳優としてだけでなく声優でも着実なキャリアを重ね、2016年公開された声優主演作『君の名は。』は、日本映画史に残る大ヒットに。いまや日本映画をしょって立つ実力派俳優と言われています。

柳楽優弥

2002年に「友達が所属していて楽しそうだった」という軽いノリで芸能事務所入りを果たした柳楽優弥。なんと同年の初オーディションで、早くも映画『誰も知らない』の主役に抜擢されました。そして、2004年の第57回カンヌ国際映画祭で、史上最年少の主演男優賞を受賞。一気にスターダムにのし上がった柳楽ですが、2008年頃からカンヌ受賞のプレッシャーにより体調が悪化。自宅にて安定剤を大量に服用し病院に運ばれて以降、表舞台から姿を消します。結婚した2011年前後は社会勉強のため、洗車のバイトと居酒屋のバイトをしていたとか……。まさに子役上がりの象徴のような半生を歩んできた柳楽ですが、現在は俳優の仕事に復帰しており、近年ドラマや映画の主演作が続々と公開されています。もう一度、世界に名前を轟かす日も近いかもしれません。

ジョディ・フォスター

アメリカを代表する大女優のジョディ・フォスターは、3歳よりコマーシャルに出演し、主にテレビドラマで子役として活躍していました。もともと兄が子役だったということで、その流れでスカウトされたのがデビューのきっかけだったとか。1981年に自身の大ファンがレーガン大統領暗殺未遂事件を引き起こし、そのショックから一時映画界から距離を置くことに。これでジョディは消えたかと思われましたが、1984年から映画界に復帰し、1989年の『告発の行方』と1991年の『羊たちの沈黙』でアカデミー主演女優賞を受賞。人気・実力共にアメリカのトップ女優としての地位を確立しました。私生活では、2014年4月にパートナーの女性写真家と同性婚。潔いカミングアウトは、さらに彼女の株を高く上げたようです。

ドリュー・バリモア

天才子役として名を馳せたドリュー・バリモアは、生後11ヶ月からコマーシャルに出演し、1982年の『E.T.』に主人公エリオットの妹役で出演して一躍時代の寵児となりました。しかし、この子役であることが原因となり、学校でのいじめや家庭崩壊の悲運に苛まれて、酒や薬物に溺れる荒んだ10代を送っていたそうです。しかし、20代半ばからは女優としてヒット作に恵まれ、『チャーリーズ・エンジェル』(2000年)で再ブレイク。主演映画の製作総指揮を手掛けたり、自身の映画製作会社を興したりと、製作業にも力を入れるようになりました。また、近年では慈善活動にも関わり、アフリカの子供達に食べ物を提供するチャリティにも参加。女優としてだけでなく、幅広い分野で名声を高めています。

レオナルド・ディカプリオ

元子役俳優として意外と知られていないのが、レオナルド・ディカプリオ。10歳頃からオーディションを受け始めていたのですが、これが幾度と無く不合格。挙句、名前の響きが怪しすぎると「レニー・ウィリアムズ」という改名を打診されるなど、子役の頃は彼の下積みともいえる不遇の時代だったようです。15歳の頃からTVシリーズ「愉快なシーバー家」などにゲスト出演をして徐々に知名度が上昇。ついには1996年の『ロミオ+ジュリエット』で、ベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞しました。そして何よりディカプリオを一躍スターに押し上げたのは、1997年公開の『タイタニック』。日本でも「レオ様」として大ブレイクを果たしました。その後、2013年には俳優休業宣言をしていますが、2015年公開の『レヴェナント: 蘇えりし者』で悲願のアカデミー賞受賞を果たしています。

もはや、子役が大成しないなんて話は、都市伝説といえるでしょう。日本・海外問わず、子役から実力派へと羽ばたく俳優たちがこれからも活躍してくれることを期待します。

(文/もちづき千代子@H14)

『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
3月31日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
配給:キノフィルムズ
(C)2016 Jackie Productions Limited