ただいま絶賛公開中の映画『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』。オーブと歴代の5大ウルトラヒーローが大スクリーンで激闘を繰り広げるその姿には、お子さんたちのみならず、お父さん世代のおじさんたちも熱くなってしまうこと間違いなし!
さて、映画には過去シリーズの宇宙人、ガッツ星人・ヒッポリト星人・テンペラー星人が出てきます。3体とも、ウルトラマンを結構なところまで追い詰めた宇宙人たちですね。そんなわけで今回は、歴代のウルトラマンを苦しめた強豪怪獣・宇宙人を紹介してみたいと思います。

ゼットン(『ウルトラマン』第39話「さらばウルトラマン」)

ウルトラマンファンなら誰もがご存知、宇宙恐竜ゼットン。ウルトラマンの必殺技・スペシウム光線もウルトラスラッシュもきかないうえ、“一兆度”の火の玉を放つ恐ろしい怪獣です。ウルトラマンはやられてしまいましたが、科学特捜隊の無重力弾によって倒されました。その後『帰ってきたウルトラマン』最終回に二代目ゼットンが出てきましたが、ゼットンらしからぬ容姿に違和感を抱いた視聴者もいたようです。結果、ジャックの大技で倒されてしまった点でもイマイチ評価されていません。

キングジョー(『ウルトラセブン』第14・15話「ウルトラ警備隊西へ」前・後編)

キングジョーといえば、ウルトラマンシリーズ初、というか実写では初の合体ロボではないでしょうか? ペダン星人が作ったスーパーロボットで、アイスラッガーやエメリウム光線をものともせずにセブンを追い詰めました。最後はウルトラ警備隊のライトンR30爆弾で仕留められましたが、なぜか直立不動状態になってから倒れたのが印象的です。

ガッツ星人(『ウルトラセブン』第39・40話「セブン暗殺計画」前・後編)

自ら「無敵」と称するガッツ星人。常に手をプルプルさせているのが可愛いというかキモチワルイというか……。瞬間移動や分身能力でセブンを翻弄し、エネルギー切れに追い込んで十字架に磔にしてしまいましたが、ウルトラ警備隊の決死の作戦でセブンが復活、円盤ごと吹っ飛ばされてしまいました。強豪、というよりはパスを回して時間切れを待つ感じの宇宙人でしたね。

ナックル星人&ブラックキング(『帰ってきたウルトラマン』第37話「ウルトラマン夕陽に死す」・第38話「ウルトラの星光る時」)

ナックル星人&ブラックキングは、ウルトラマンジャック=郷秀樹の恋人を殺し、その兄も轢き殺して心理的動揺を誘った上、怪獣と自分の2対1でボコボコにして処刑しようとした、実に極悪非道な宇宙人です。そりゃあ、いくらウルトラマンでもやられちゃいますよ。しかし危機一髪、初代ウルトラマンとウルトラセブンが処刑寸前に駆けつけてナックル星人の宇宙船を破壊。ジャックも復活し、ナックル星人とブラックキングを撃破したのでした。余談ですが、『ウルトラマンX』でナックル星人の別個体が車に轢かれるシーンでは、古参のファンが快哉を叫んだとか。

エースキラー(『ウルトラマンA』第14話「銀河に散った5つの星」)

異次元人ヤプールの罠によって囚われたゾフィー~ジャックまでの4兄弟の必殺技を奪って身につけた異次元超人、エースキラー。エースと同じスペックのエースロボットには圧勝、本物のエース相手でも優勢にことを進めていましたが、4兄弟のパワーを受けたエースの「スペースQ」によって爆砕されてしまいました。

ヒッポリト星人(『ウルトラマンA』第26話「全滅! ウルトラ5兄弟」・第27話「奇跡! ウルトラの父」)

ヒッポリト星人は、配下の怪獣もなく一人でウルトラ5兄弟を相手にし、しかも5人全員をブロンズ像にしてしまった強敵。筆者にとっても、子供心に、かなりの絶望感でした。ウルトラの父が助けに来なかったら、かなりマズいことになっていたでしょう。最後は復活したエースのメタリウム光線を受け、敗北。他の兄弟も復活したのでした。

バードン(『ウルトラマンタロウ』第17話「2大怪獣タロウに迫る!」・第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」・第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」)

バードンは怪獣や人間を食料とし、ウルトラマンのボディすら貫く強力な嘴を持つ、地球最強の怪獣、バードン。なんとゾフィーとタロウ、二人のウルトラマンを倒してしまいました。バードン戦の最中、頭に火がついたまま戦うゾフィーの姿はインパクトがあり、強烈なトラウマとなって残った視聴者も多かったとか……。

テンペラー星人(『ウルトラマンタロウ』第33話「ウルトラの国大爆発5秒前!」・第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」)

ウルトラマンシリーズ史上、1人でウルトラ6兄弟と戦った最初の宇宙人といえば、テンペラー星人。1対6だというのに互角に戦った、かなりの強豪です。タロウに両腕を切り落とされて走り回る姿はどこかコミカルでしたけれど……。その後、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006年)に登場した際にはかなりルックスが変わっており、筆者は「お前、誰だ!」と思いながら観ていました。

タイラント(『ウルトラマンタロウ』第40話「ウルトラ兄弟を越えてゆけ!」)

タイラントは、過去の怪獣・超獣のパーツが合体してできた強力な怪獣で、ウルトラ5兄弟を次々に撃破するという偉業を成し遂げました。しかし、地球でタロウと戦った際はいまいち冴えなく、奮戦むなしくやっつけられてしまいます。連戦で疲れていた、という噂もありますが……。

星人ブニョ(『ウルトラマンレオ』第50話「恐怖の円盤生物シリーズ! レオの命よ! キングの奇跡!」)

ゆるキャラのようなルックスで、人間体は蟹江敬三、それが星人ブニョです。コミカルな印象を受けますが、実態は『時計仕掛けのオレンジ』(1971年)のアレックスよろしく、ヒャッハーしながら極悪非道な真似をするヤバいやつ。苦戦、撤退はあれども完全にやられたことがなかったウルトラマンレオを、卑怯な手段で拘束・冷凍した上、まだ完全に意識を失っていないにもかかわらず宇宙ノコギリでバラバラにするという……。山林に捨てられたレオの無残な姿とか、ホントに勘弁してください。最後は、ウルトラマンキングの力で復活したレオのレオキックによって頭を吹っ飛ばされてしまいました。

『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』 3月11日(土)全国ロードショー ©劇場版ウルトラマンオーブ製作委員会

いかがでしょう、往年のウルトラマンファンは、いろいろと思い出したんじゃありませんか? この他にも地味だけど強いムルロアとか、ウルトラマンジャックを冷凍した上に粉砕したスノーゴンなどいろいろいるので、ぜひ本編を観てくださいね。

(文/ハーバー南@H14)