吉岡里帆

ドラマ「カルテット」で“怖すぎる…”と話題の女優・吉岡里帆の意外な一面

コラム

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先日最終回を迎えたドラマ「カルテット」での演技が話題となった吉岡里帆。「最近ドラマに出始めた『ゼクシイ』のCMガール」というイメージを持っていた人が多かったのではないでしょうか。4月3日公開の映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』に抜擢されたりと、実は筋金入りの演技派だったんですよ!

趣味は新派観劇!演劇人としてのルーツが凄かった

最近は雑誌やCMに加え、バラエティ番組での露出も多いためタレント的なイメージが強いですが、趣味はなんと新派観劇。意外に思えるかもしれませんが、舞台好きな両親のもと京都で誕生した吉岡は、幼少時から歌舞伎や日本舞踊、落語などの古典芸能に親しみながら育ち、高校時代は独学で芝居を勉強していたことを公言しています。

さらに高校3年生からは俳優養成所に通いながら、学生制作の自主映画への出演や、三島由紀夫、唐十郎などの古典作品に刺激を受けて小劇場の舞台に立つなど、着々と実力派女優への道のりを歩んでいたのです。

ドラマ「カルテット」で話題となった不気味過ぎる怪演

これまでNHK連続テレビ小説『あさが来た』や『ゆとりですがなにか』といったドラマにも出演していた吉岡ですが、最近話題になった演技と言えば、やはり『カルテット』。嬉々とした表情と無邪気な素振りで身の回りの人間関係をどんどん崩壊させていく「来杉有朱」を演じました。

なかでも「有朱ちゃんが怖すぎる……!」と視聴者を震撼させたのが、満島ひかり演じるチェリスト・世吹すずめをスーパーでゆするシーン。

「巻真紀(松たか子が演じる主人公)が息子を殺した」と信じて疑わない真紀の姑に対して、カルテット内でスパイのように動いていたすずめが「巻さんは殺していない」と言い放った後、ふと後ろを振り返ると、そこには無言で佇む有朱の姿が。

そしてすずめの裏の顔を知った有朱は目が合うなり近づき、「すずめさん、千円貸してくれません?……ごめんなさい、二千円。あ、五千円ありますね」と笑顔で金銭をせびるのです! これには誰しもが「吉岡里帆、只者じゃない……」と驚かされたのではないでしょうか。

実力派俳優らと肩を並べ、ぶっ飛びヒロインを好演

2015年公開の『マンゴーと赤い車椅子』や『幕が上がる』、2016年公開の『つむぐもの』などに出演し、着々と映画女優としてのキャリアも築いてきた吉岡。

なかでも、多額の借金返済を12時間後に迫られた人気最下位のホストと借金取りとの攻防が描かれる、2015年公開のコメディ映画『明烏』では早くもヒロインに抜擢され、今をときめく人気俳優の菅田将暉やムロツヨシらと肩を並べる存在になりました。

「私にとって転機となった作品」と自ら公言している通り、短すぎる前髪パッツンヘア姿で、「無銭飲食をした客」というぶっ飛んだヒロインを体当たりで熱演する姿には、「キュートなルックスや透明感など二の次」とでも言うかのような、底知れぬ女優魂が垣間見えるのです! 

小劇場での経験を糧に大舞台に挑んだ2016年

2016年には、プレイボーイの兄と真面目な弟が騒動を巻き起こすニール・サイモン原作のコメディ作品『ナイスガイ in ニューヨーク』に出演し、ハンサムでプレイボーイな兄の本命の恋人、コニーを演じた吉岡。

「東京での大舞台に立つことを目標に頑張ってきたと言っても過言ではない」と語った公演前の意気込みからもわかるように、地元京都で数々の小劇場の舞台に立ってきた吉岡にとって舞台は演技の原点。とはいえ、初めての商業舞台とあって苦労することも多く、女優としての新たな挑戦の舞台でもあったのだとか。

同作は歌あり、ダンスありの舞台だっただけに、今後はミュージカルや歌の分野でのますますの活躍も期待していきたいところです!

経験に裏付けされた演技力を武器に、着実に活動の幅を広げる吉岡里帆。「明るくキュート」なだけでなく、1本筋の通った女優としての野心も感じさせる彼女から、今後も目が離せません!

(文/べこやまザラメ@ヒャクマンボルト)

記事制作 : ヒャクマンボルト

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