“ウルトラマン=M78星雲の宇宙人”。そう認識している方も多いことでしょう。しかし、そんなあなたは、古い!? 今は、ウルトラマンにもいろいろいるのだよ! ……というわけで、今回は“おじさん世代”が知らない「平成ウルトラマン」を解説してみたいと思います。

「ウルトラマンティガ」(1996年)

「ウルトラマン80」終了後、15年ぶりに復活したテレビシリーズがこの「ウルトラマンティガ」。主演は長野博、主題歌はV6です。主人公ダイゴが超古代の石像の「光」と一体になったウルトラマンです。戦況に応じてタイプチェンジして戦うのは、シリーズ初。クトゥルーの邪神にも似た大怪獣とウルトラマンの最終決戦、全国の子供たちもテレビの前で一緒に戦いました。……本当ですよ?

「ウルトラマンダイナ」(1997年)

「ティガ」最終回から7年後の世界を舞台にした「ウルトラマンダイナ」。つるの剛士が主演していました。ある日、宇宙から謎の生命体「スフィア」が襲来。迎撃に出たアスカは謎の光と一体化し、ウルトラマンダイナに変身します。このアスカが猪突猛進の超熱血漢で、そのせいか番組のテイストも明朗活劇っぽい感じになりました。コメディー、ホラー、いい話など、回によって物語の振り幅が大きいのも魅力の一つですね。

「ウルトラマンガイア」(1998年)

前二作とは世界観を一新した「ガイア」は、レギュラーのウルトラマンが二人登場する初めての作品です。ちなみに「ガイア」ともう一人の「アグル」は初の地球出身ウルトラマン。敵はワームホールを通してさまざまな怪獣を送り込んでくる「根源的破滅招来体」という謎の存在です。かなりSF色の強い作品で「量子力学」「反物質」「単極子」などの単語がばんばん出てきますが、わからなくても内容は理解できるので全然問題ありませんよ!

「ウルトラマンコスモス」(2001年)

“青いウルトラマン”が主役なのはこの「コスモス」だけ。そんなコスモスは「怪獣の保護と共存」を謳うウルトラマンです。放送話数は65話と、ウルトラシリーズ最長。劇場版も3作品作られました。怪獣は殺さない方針のコスモス。攻撃をいなしたうえ、沈静化光線で相手をおとなしくさせるのが基本です。ただ、怪獣に取り憑いて凶暴化させる「カオスヘッダー」という敵が分離、実体化した場合は戦闘モードにチェンジ、しっかり戦って倒すのでご安心を。

「ウルトラマンネクサス」(2004年)

朝7時30分からの放送でしたが、制作スタッフ曰く「深夜31時30分のつもりで作った」作品。なんと、主人公ではない別の人物がウルトラマンに変身! さらに、変身する人間が代替わりしていきます。敵は「スペースビースト」。デザインの恐ろしさや人間を捕食するという特徴から、子どものトラウマになりそうな怪物です。悪のウルトラマン・ダークメフィストなども一緒に襲ってくるので、ネクサスはやたらと苦戦していました。ですがその分、最終回のカタルシスは凄かった!

「ウルトラマンマックス」(2005年)

前作とは打って変わって「最強!最速!!」というキャッチコピーで王道を目指したシリーズが「ウルトラマンマックス」。宇宙からやって来た「ウルトラマンマックス」が怪獣や宇宙人と戦います。今をときめく満島ひかりも出ていました。こちらの作品の特徴は、レッドキング、バルタン星人、キングジョーなどの昭和の怪獣たちがたくさん出てくること。それと「ウルトラマンゼノン」という仲間もいますが、2回しか出てこない……。

「ウルトラマンメビウス」(2006年)

「メビウス」は、M78星雲・光の国からやってきたルーキーウルトラマンの成長を描く物語。こちらの作品は昭和シリーズの直接的な続編で、もう一人の“青いウルトラマン”「ウルトラマンヒカリ」も登場するなど、平成と昭和のハイブリッドといった具合になっています。ちなみに、番組中盤で仲間に正体がバレたのは「メビウス」が初めて。ウルトラ兄弟や過去の怪獣も登場、「ウルトラマン80」(1980年~1981年)の後日譚も描かれるなど、古くからのファンにとっては嬉しい作品でした。直木賞作家の朱川湊人が脚本と小説を書いたことでも話題になりましたね。

「ウルトラマンゼロ」(2009年~)

セブンの息子、ゼロは『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年)で初登場。その後、2本の映画で主役を務め、さらにオリジナルビデオも数作品つくられました。ものすごく強いんですが、グレかかったために、初登場時はK76星でレオに根性を叩き直されていました。更生してからは「2万年早いぜ!」「ちょっと成層圏まで顔貸しな」など、数々の名言を残しています。

「ウルトラマンギンガ」(2013年)

「ウルトラマンギンガ」は、ジュブナイル感ただよう作品で、舞台は郊外の町とそこにある廃校です。防衛チームは存在しません。すべてのウルトラマンと怪獣が「スパークドールズ」という人形になってしまったという設定で、主人公はその人形に「ウルトライブ」してギンガに変身、ダークルギエルと戦います。

「ウルトラマンギンガS」(2014年)

「ウルトラマンギンガS」は、「ウルトラマンギンガ」の続編。新たなヒーロー「ウルトラマンビクトリー」、そして「UPG」という防衛チームも登場しました。ギンガもパワーアップし、ダークルギエル復活を狙うチブル星人と戦います。ちなみに、最上もががアンドロイド役で出ていました。

「ウルトラマンX」(2015年)

「ウルトラマンX」には、前作と同じく「スパークドールズ」が登場しますが、世界観は別物。こちらのエックス、なんと主人公の持つ通信装置「エクスデバイザー」内部にいるのです。なので、普段から主人公と会話しながら行動。「気のいいお兄さん」という感じの、とても親しみやすいウルトラマンなのでした。エックスの特徴は、怪獣のアーマーをその身にまとって戦うこと。さらに、ゼロ、ギンガ&ビクトリー、そして今まで客演のなかったネクサス、マックスなども登場し、ファンを喜ばせました。

「ウルトラマンオーブ」(2016年)

風来坊のクレナイ ガイが歴代ウルトラマンの力を宿した2枚のカードでオーブにフージョンアップした、「ウルトラマンオーブ」。怪奇現象追跡サイト「SSP」の事務所に居候し、魔王獣と戦います。ちなみに彼、銭湯とラムネとアイスが大好き。そして宿敵、ジャグラス ジャグラー。彼のねっとりとした不気味さ、それなのに憎めない感じは一部で大人気でした。

 

『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』 3月11日(土)全国ロードショー ©劇場版ウルトラマンオーブ製作委員会

現在公開中の『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』では、怪獣と熱血宇宙人を相手に激闘を繰り広げるオーブ。そして、なんとウルトラセブンも登場します! 本記事を読んで気になった方は、さあ、いますぐ観に行こう!

(文/ハーバー南@H14)