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「ひよっこ」は“朝ドラらしい朝ドラ”?斬新ナレーションも話題

コラム

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NHK連続テレビ小説「ひよっこ」が4月からスタートしました。4月3日の初回放送、最初のナレーションは、なんと「おはようございます、増田明美です」。元女子マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美による、そんな異色のナレーションがさっそく話題をよんでいます。放送前はネガティブな声もあがっていましたが……「ひよっこ」、意外といいかも!

今さら有村架純がヒロイン?

物語は、1964年秋の茨城県の山あいの村・奥茨城村から始まります。そこで暮らす17歳の谷田部みね子が集団就職で上京して、さまざまな出会いと別れを経験しながら、東京にしっかり根を張っていく姿を描いた物語です。

実在の人物をモデルにすることが多い朝ドラですが、「ひよっこ」はオリジナルのストーリー。執筆を担当するのは、「ちゅらさん」、「おひさま」と朝ドラの脚本を手掛けてきたベテラン・岡田惠和です。

しかし、「ひよっこ」には、放送前から一部ネガティブな意見が寄せられていました。なぜかというと、みね子役で主演するのは女優・有村架純。まだ世に知られていない若手女優がヒロインに抜てきされる……というシンデレラストーリーも込みで朝ドラを楽しむ視聴者が多かったらしく、有村主演に難色を示す声がネット上を中心にあがりました。

ナレーション、異色のメタツッコミ

残念ながら初回平均視聴率は19.5%(以下すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、9作ぶりに20%の大台に届きませんでした。とはいっても実際にドラマを見た側からすると、「もう少し伸びてもよかったんじゃないか」と悔しく感じてしまいます。だって、こんなに見どころが詰まっているのですから!

なんといっても、いきなり度肝を抜いてくれたのが増田のナレーションです。「おはようございます、増田明美です。これから半年間、声のお付き合いよろしくお願いします」なんてナレーターの自己紹介から始まり、視聴者を驚かせました。マラソン中継をあまり見ない人は、「増田明美って誰!?」とさらに驚きが強かったことでしょう。

増田のナレーションは、登場人物としてのセリフでも単なる状況説明でもない、新鮮な味わいがあります。2話のラスト、みね子の叔父である小祝宗男(峯田和伸)が登場したときは、「なんだかおかしな人ですね。朝ドラには変なおじさんがよく出てきますよね。なんででしょうね」と視聴者目線のツッコミを入れて話題になりました。「ナレーターが本編内容にコメントする」と聞くとなんだかうるさそうですが、増田のほのぼのした語り口で言われると、思わずフフッと笑みがこぼれてしまいます。

素朴な有村架純の姿にキュン

放送前こそいろいろ言われていましたが、有村の演技だってとてもいいじゃないですか! 田舎育ちの雰囲気を出すために5kg増量して撮影に臨んだそう。役作りの甲斐あって頬のぷくぷくした感じが絶妙に素朴でかわいらしい……! 「~だっぺ」などの茨城弁もキュンときます。すでに女優として経験を積んでいる有村だからこそ、東京嫌いのみね子の今後の変化を100%表現してくれるはず。すでに誰もが知っている人気女優であるにもかかわらず、役作りなどで“フレッシュ感”を生み出したのはさすがです。

ノスタルジーあふれる物語を彩る、桑田佳祐による主題歌「若い広場」も好評で、Twitter上では早くも「ひよっこ」を「朝ドラらしい朝ドラ」と称賛する声があがっています。8日放送の第6話で20.1%を記録したものの、視聴率的には20%の大台が壁になっている状況ではありますが、長年の朝ドラファンが求めていたのは、数字をとるためのケレン味よりも、ホッとするような“いつもの味”だったようです。

(文/原田美紗@HEW)

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記事制作 : dmenu映画