(C)2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

主演・石橋静河は大物女優の娘! サラブレッド俳優が目白押しの『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』

コラム

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詩集としては異例の累計27,000部を発行し話題を集める最果(さいはて)タヒの同名詩集の世界観を基に誕生した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(5月13日公開)。排他的な東京で、不安や孤独を抱えながら生きるすべを模索する若者ふたりの出会いと恋のはじまりを描いたこの作品には、両親共に俳優や歌手というサラブレッド俳優が目白押しなんです。

高度なテクニックで現代詩を映画化したのは『舟を編む』の石井裕也監督

昨今公開される日本映画は人気コミックや小説の実写化が大半を占めるとはいえ、現代詩を映画にするという発想はなかなか斬新ですよね。オリジナルの持つ抽象的な世界観を損なわずに、セリフやあらすじで具現化していくのは、かなり高度なテクニックが求められるはず。そんなチャレンジングな企画に挑んだのは、『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、数々の賞に輝いた若手実力派・石井裕也監督です。

ヒロイン役女優の両親は、伝説的ロックバンドのボーカルも務めた大御所俳優とベテラン女優

左目がほとんど見えない状態ながら、建設現場で日雇い労働者として働く慎二を演じるのは、もはや日本映画界に欠かせない存在ともいえる池松壮亮。そして、看護師をしながら夜はガールズバーで働く孤独なヒロイン・美香を演じるのは石橋静河(しずか)。瀬田なつき監督最新作『PARKS パークス』や行定勲監督による『うつくしいひと サバ?』にも出演している、いま注目の大型新人女優です。

この意志が強そうな眼差しと、ちょっと開いた口元、誰かに似ていると思いませんか? 実は彼女の父親は、三池崇史監督や北野武監督作品の常連で、かつて伝説的ロックバンド、A.R.Bのボーカルとしても活躍した石橋凌、母親は演技派としても名高いベテラン女優の原田美枝子という正統派サラブレッドなんです。

4歳からクラシックバレエを始め、アメリカやカナダにダンス留学後、コンテンポラリーダンサーとして活動していた経歴を持つ石橋。「ギリシャヨーグルト」や「ポカリスエット」のCMで注目されましたが、役者としては、2016年のNODA・MAPの『逆鱗』への出演など、舞台や映画に活動の場を広げ始めたばかり。両親共に超大物というバックグラウンドは、話題性という面ではアドバンテージがあるものの、その分、周りの目が厳しくなるのも確か。このタイミングで主演に抜擢され、子役時代から数々の映画に出演している百戦錬磨の池松壮亮と肩を並べるのは、相当なプレッシャーだったことがうかがえます。

両親の七光りとは無縁の独自の存在感と実力を兼ね備えた若手俳優が出演

さらに本作の脇を固める共演者にも、両親ともに役者やミュージシャンのサラブレッドが揃っています。ガールズバーの客として美香と知り合い、何度かデートをする智之に扮するのは、言わずと知れた名優・松田優作と松田美由紀の長男・松田龍平であり、美香の元カレ・牧田を演じるのは、『葛城事件』の怪演も記憶に新しい三浦友和と伝説の歌手・女優である山口百恵を両親に持つ三浦貴大。

松田龍平や三浦貴大のほかにも、柄本佑・安藤サクラ夫妻をはじめ、映画界ではサラブレッドの活躍が目覚ましいですが、いずれも両親の七光りとは無縁の独自の存在感と実力を兼ね備えた本物ばかり。本作で堂々たる主演を務め上げた石橋静河も、今後ますます本格的な演技派女優へと成長を遂げていくことを期待したいですね。

(文/渡部喜巴@アドバンスワークス)

記事制作 : アドバンスワークス

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