“フタリウム”のオープニングは2人で見たい『美女と野獣』!
4月21日(金)全国公開 (c) 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

48歳男性“映画は1人で観る派”の私が行ってみた! 全席ペアシートのシアター“フタリウム”

コラム

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取材・文・撮影=平辻哲也/Avanti Press

日本の空の玄関、千葉・成田に、日本初となる全席ペアシートの映画館が誕生した。4月21日、シネコン「成田HUMAXシネマズ」の10つ目のスクリーンとしてオープンした“フタリウム”だ。コンセプトはズバリ、「ふたりで行きたくなる映画館」。映画は“1人で見る派”の場違いな48歳男性の私が、ひと足先に見てきた。

成田HUMAXシネマ・フタリウム

よく見ると赤いシートはハート型に並んでいます!

よく見ると赤いシートはハート型に並んでいます!

成田HUMAXシネマズ(千葉県成田市ウィング土屋80番地 ヒューマックスパビリオン成田)は、成田国際空港まで車で約20分、成田山新勝寺まで車で約5分。成田イオンモールや家電量販店が集まる一角にあるシネコンだ。中には日本最大級のスクリーンを誇るIMAXシアターがあり、IMAXを見るためだけに関東近郊から訪れる映画ファンもいる。

フタリウムを取材したのはオープン直前。「まだ作業中なのですが……」と合澤梨栄支配人(33)に前置きされ、劇場に入ると、音響のチェックが慌ただしく行われていた。シアターに入って目に広がるのは、ズラリと並んだ青と赤のペアシート。一部にペアシートを採用している劇場は多数あるが、全部がペアシートというのはここが初めて。よく見ると、赤いシートがハートマークになっているという凝った作り。

座り心地抜群 ゴージャスなペアシート

成田HUMAXシネマズ・フタリウム、合澤梨栄支配人

全82席。通常スクリーンよりゴージャスなシートを使用。76席はフェルコ社Paragon788 CUPI Twin Seat、一般にスクリーンが近すぎて見にくいと敬遠される最前の6席(ペアになるように配列)には、カマテック社VALENCIA 電動フルリクライニングシートが配置されている。

ペアシートに座ってみた。背もたれが体重の重みで後ろに適度に倒れ、快適だ。席を分ける真ん中の肘掛けは収納することもでき、一段と広さを体感できる。カップルならば、体を近づけて見られる、というわけだ。

「一般に女性が動くと、映画はヒットすると言われています。女性が男性やお友達を引っ張ってきてくだされば」と合澤支配人は期待を込める。オープニング作品は全世界で記録的なヒットとなっているディズニーの実写『美女と野獣』。今後も、恋愛映画などデートムービーにふさわしい話題作を中心にした番組編成を考えている。ペアというと、カップルを思い浮かべてしまうが、友人、親子と幅広いペア客も想定している。

実際の客層はどうなんだろうか? 「予約が始まって約1カ月。年齢層はやや年代が上の印象です。HUMAXの常連さんが新しい劇場が出来たので、見に行ってみようと思ってくださったのではないでしょうか」と話す。

オープンを記念して、ホテル日航成田との合同キャンペーンも開催中。今後は、行政とタッグを組む婚活企画など、さまざまな展開も考えている、という。

実は、おひとりさまでも見られます

フタリウム入口(左)、2人掛けのシートはアームをあげれば力士も座れるベンチシートに!(右上)、多目的スペース「シネテラス」(右下)

フタリウム入口(左)、2人掛けのシートはアームをあげれば力士も座れるベンチシートに!(右上)、多目的スペース「シネテラス」(右下)

気になるフタリウムの鑑賞料金だが、全て通常料金。通常の劇場ならば、プレミアムシートと名付けて特別料金を取るゴージャスな席も同額。また、“おひとりさま”でも、見ることができる。ひとりでも、フタリウムというわけだ。運良く空いていれば、1人でペアシートを独占し、ゆったり見られる。なんとも太っ腹な劇場である。

例えば、力士など体の大きい方が1人で見るのにはいいだろう。いっそのこと、力士を集めたイベントも面白いかもしれない。40人近い力士がペアシートを埋め尽くしたら、圧巻だろう。

そんなことを合澤支配人に言ったら、笑われてしまった。

「混雑した場合はご相席ということになりますが……」とのこと。ペアシートで、相席というのは、なんとも悲しい。ここはやはり、気の合う人と見るのが正しいのかもしれない。

飲食自由、Wi-Fi無料のシネテラス
成田HUMAXシネマズでは、フロア拡張を機に、シネマショップを拡大。その上階には、観客が待ち時間を過ごしたり、映画の余韻を味わえる多目的スペース「シネテラス」もオープン。飲食の持ち込み自由。フロア全体でWi-Fiが無料開放されている。「遠くからのお客様も、ゆったり映画の時間を楽しんでもらえればと思います」(合澤支配人)。各スクリーンやシネテラスはレンタルも実施しており、グループでの鑑賞やイベントの開催が可能だ。
記事制作 : Avanti Press(外部サイト)