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朝ドラにも出演、独自の存在感を発揮する若手俳優、森岡龍に注目を!

コラム

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ドラマや映画を定期的にチェックしていると、誰しも立て続けに見かける役者さんが出てくるのではないでしょうか? 最近、よく見かける俳優のひとりに挙げられるのが森岡龍。現在29歳の彼は俳優としてはもちろん映画監督としても将来が期待される注目の逸材です。

『舟を編む』の石井裕也監督作品の常連

まだ若い彼ですがすでにキャリアは豊富です。2004年に石井克人監督の『茶の味』で映画デビューを果たすと、これはプロフィールを見れば一目瞭然ですが、メジャー大作からインディペンデント映画、さらに言えば主演から端役まで実にさまざまな役柄でいろいろなタイプの作品に出演しています。中でも『舟を編む』などで知られる石井裕也監督の作品では常連俳優とも言える存在なので、その石井作品で彼の顔を知った人は多いかもしれません。

一大ブームとなったドラマ『あまちゃん』にも出演!

そしてデビューから10年を前後して、彼はさらなる飛躍の時を迎えた印象です。2013年に一大ブームとなった朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で主人公の父親である黒川正宗の若き日を演じたのを皮切りに、映画、テレビドラマに出演が相次ぎ、2016年はドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で好評を得、主演映画『エミアビのはじまりのはじまり』では劇中で演じた漫才コンビ「エミアビ」のコンビ名で、前野朋哉とともにM-1グランプリに出場し1回戦を見事突破して大きな話題を呼びました。今年1月のクールで評判を呼んだテレビドラマ『カルテット』でも松田龍平演じる別府の弟役で数話のワンポイント出演ながら強い印象を残しています。

イケメン役からダメ男役までこなす稀有な存在

主役から脇役までこなす彼がすごいのはどんな役をやっても違和感がないこと。一見するといまどきのイケメンタイプに映るルックスながら、役柄の幅は実に広い。『エミアビのはじまりのはじまり』での人気イケメン漫才師役のような、ちょっとイケてることを鼻にかけた人物を嫌味たっぷりに演じることもできれば、おぼっちゃんタイプの好青年を演じてもぴたりとはまる。かといって、ダメダメでぐーたらな役をやらせても、わざとらしさがまったく出ない。ある程度パターン化された役しかやらない若手俳優が多いのが昨今の日本映画界。その中に置いて、彼のようなタイプの役者はあまり見当たりません。

最新主演映画では風采のあがらない迷探偵役に

チャラいイケメンからダメダメのダメんずまでこなす彼ですが、最新主演映画『ろんぐ・ぐっどばい~探偵 古井栗之助~』(5月20日公開)では、風采のあがらない探偵役を実に魅力的に演じています。レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ』と、その原作をロバート・アルトマンが映画化した名作『ロング・グッドバイ』へオマージュを捧ぐ本作ですが、ちょっとした陰と哀愁、そして愛嬌を漂わせる森岡の演技は探偵を実に人間味あふれる人物へと導いています。劇中に、元彼女の頭をスリッパで思い切りひっぱたくシーンがあるのですが、これをしてもどこかユーモアで嫌悪感を抱かせません。

このように俳優として本領を発揮しつつある彼ですが、その才能は役者業にとどまりません。映画監督としても才能を発揮している彼は、学生時代に発表した自主映画が若手映像作家の登竜門である<ぴあフィルムフェスティバル>で3度入選しています。その中で入賞を果たした『ニュータウンの青春』は劇場公開もされ、『エミアビのはじまりのはじまり』の公開の際、再上映されるなど、今もファンの多い作品になっています。また、今春は小泉今日子が仲間と立ち上げたプロジェクト“明後日プロデュース”の第二弾公演で、俳優の豊原功補が企画・脚本・演出・主演を務める『芝居噺「名人長二」』への出演が決まり、5月25日からの公演で初舞台に挑みます。これから彼がどのような可能性を広げていくのか注目です。

(文/水上賢治)

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記事制作 : dmenu映画

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