(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

シリーズ最高興収なるか!?『コナン』最新作は思わず“平次の女”になるS級娯楽作!

コラム

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

昨年は興行収入60億円突破という大ヒットを飛ばした劇場版『名探偵コナン』シリーズ。しかし、その大記録が早くも塗り替えられそう!? 4月15日より公開中の劇場版第21弾『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』です。公開2日間で興行収入12億円達成というシリーズ最高のスタートを切り、またGW後の興行収入発表では53億円を突破しました。

平次×和葉のラブコメがメイン

大阪のシンボル・日売テレビで爆破事件が発生! 局内では、日本の百人一首会を牽引する「皐月会」が開催する皐月杯の会見が行われており、そこに立ち会っていたコナンたちも事件に巻き込まれる。一方、京都・嵐山では、皐月杯の優勝者が殺害された。2つの事件には、“百人一首にまつわる共通点”が隠されていた――。

昨年公開され、シリーズ最高の興行収入を記録した『純黒の悪夢(ナイトメア)』は、宿敵“黒ずくめの組織”との闘いを描き、もはやハードボイルドといっていい世界観となっていました。ただ、ちょっと大人向けから戻そうということでしょうか。『から紅の恋歌』は、西の高校生探偵・服部平次と幼なじみの遠山和葉のラブコメ中心のストーリーになると公開前からアピールされていました。

しかし、ラブコメがメインと聞いて、「恋愛モノは興味ないかもな」と早合点した人も多かったことでしょう。筆者もその1人でした。しかし、シリーズ史上最高のスタートを切ったと聞くと、ちょっと気になってくるじゃありませんか……! そして、まんまと平次に恋に落ちました。

平次、最高の男

公開後すぐ「平次がかっこよすぎる!」と話題になった本作。一部のディープなコナンファンの間では、『から紅の恋歌』を見に行くことが「平次の女になってくる」と言われているほどだとか。同映画は、平次と和葉、そして平次を「未来の旦那さん」と呼ぶ百人一首の高校生チャンピオン・大岡紅葉の三角関係で進んでいくのですが、ニブすぎる平次に「こいつ……!」となる瞬間もしばしば。

しかし、そんなモヤモヤも最後の15分で完全に消え、ついさっきまで「和葉が可哀想!」と憤っていたのが「和葉がうらやましすぎる!」というテンションに。基本的に適当な性格なのに、的確なポイントで優しさを発揮してくれて、なおかつ本当は一途な男性って、そりゃ女のほとんどが好きなタイプじゃないですか! 平次……最高の男……!

和葉のライバル・紅葉も魅力的なキャラクターです。美人でいかにもお嬢様風なのに、かなり気が強い。それでも、彼女は彼女でとても純粋に平次を想っているので、憎めない愛嬌があります。

『純黒の悪夢』超えは果たせるか!?

『から紅の恋歌』は、二転三転する展開で、最後はアッと驚かされるというミステリー映画としても大変満足なものでした。どの作品を見ても面白いのが劇場版『名探偵コナン』シリーズの恐ろしいところですが、その魅力は、謎×アクション×作品ごとのストーリーという複数の要素を2時間ほどの尺にギュッ!と詰め込んだからこその“テンポの良さ”にあるのではないでしょうか。とくに『から紅の恋歌』は、恋の要素の中でさらに“和葉と紅葉のかるた対決”という見どころもあり、テンポの良さが異常。

これほど上質な娯楽作は、実写でもなかなかありません。「何か映画を見に行きたい。でも絶対に失敗したくない」という人は、とりあえず劇場版『名探偵コナン』を見ればいいんじゃないかと常々思っているんですが、その高品質ぶりがいかんなく発揮されたのが『から紅の恋歌』でしょう。ただ、前作の『純黒の悪夢』は、大人気イケメンキャラの赤井秀一と安室透が活躍したため、そのファンがリピーターとなることで興行収入が伸びた部分もありました。となると、2人が登場しない『から紅の恋歌』は……と一瞬思いましたが、Twitterを観測する限り、“平次の女”たちが早くもリピーターになっているようです。恋の力はすごい。

(文/原田イチボ@HEW)

記事制作 : HEW

関連映画

マイシアターとは?
お気に入りの映画館を「マイシアター」に設定しておくと、上映中の作品やスケジュールがかんたんに確認できるようになります。
マイシアターは2つまで設定できます。