(C)2017「猫忍」製作委員会

『猫侍』スタッフが再集結!大野拓朗主演『猫忍』は8kg超える“巨猫”が活躍(?)

コラム

  • twitter
  • facebook
  • はてなブログ
  • google+
  • LINEで送る

猫を作品のメインに据えた“猫映画”は、もはや邦画の立派ないちジャンル。かわいい猫ちゃんを堪能できる映画がいろいろ制作されている……が……、それでも筆者は飢えていた。もっと太った猫が登場する映画はないのか!そんな“デブ専”な猫好きは、5月20日公開の映画『猫忍』を見るべきです。

生き別れた父親がデブ猫に変化?

こちらは、北村一輝主演『猫侍』シリーズのスタッフが新たに送る猫プロジェクト。霧生の里を離れた抜け忍・久世陽炎太と、生き別れた父親の変化した姿だと彼が思い込んでいるデブ猫“父上”の旅を描いたハートフルコメディです。今年1月よりドラマ版が放送され、このたび初の映画化に至りました。『猫侍』で玉之丞役を演じてブレークした“あなご”は、誰もが認める“美猫”でしたが、『猫忍』の父上役を演じる“金時”は、大変なデブ猫。体重は実に8.5kgだそうで、お腹を地面に引きずりそうな体つき。香箱座りをするお尻もドスン!と大迫力です。

しかし、その“ふとましさ”がいい!デブ猫には、かわいさに加えてユーモラスな雰囲気があり、見ているだけで笑みがこぼれます。見るからに柔らかそうで、きっと触り心地は最高だろうなぁ!しかし、陽炎太を演じた大野拓朗は、このわがままボディを抱えて演技するのは一苦労だったことでしょう……。

ちびっこ猫と並ぶとサイズ感が…

抜け忍となった陽炎太が霧生忍者に追われるストーリーということで、殺陣などのアクションも楽しめる本作。緊迫感ある場面でもマイペースな父上がかわいいというか、デブ猫のふてぶてしさを引き立てるためにも、物語のシチュエーション自体は緊迫感あるものにしているのでは?闘いの最中でも、くの一の紅葉(佐藤江梨子)にさらわれても、父上はマイペースにうとうと……。時々うるさそうに「ニャン」と鳴きます。

また、新猫の“マゴコロ”と並んだ姿もキュート。父上と、まだ幼さの残るマゴコロと、サイズ感があまりにも違う。オモチャで遊んでいたマゴコロが、今度は父上にちょっかいをかけたくなったようで、猫パンチを繰り出そうとし、2匹が「ニャッ!」「ニャッ!」とやり合っている様子は、心が洗われます。猫はデブ専と先に言いましたが、小さな猫もなかなかオツなものじゃないですか……やっぱり猫に貴賤はない……どの猫も尊い……。

役者デビューの金時、ここからスターに!?

そんな猫好き必見の『猫忍』ですが、猫以外も見どころ満載。大野拓朗演じる陽炎太の3枚目加減も味わい深いものです。父上をブラッシングしてあげるのも、彼にとっては親孝行。「ちょっと毛が抜けますな。かゆいですか?もっと右?」と、かいがいしく毛並みを整えます。他にも「猫と話すことができる」と豪語する“猫見屋”の怪しげな話を真剣に聞いたり……。顔はイケメンだけど、こいつは大丈夫なのか?と思わず心配になってしまう天然ぶり。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」青柳清役のウザキャラで話題を呼んだ大野が、本作ではトボけた演技を見せています。

父上だけでなく人間である陽炎太も良いキャラクターをしているとなれば、やはり続編を期待したくなるもの。『猫侍』は何度もドラマ化・映画化された一大プロジェクトでしたし、それなら『猫忍』だって……!父上役の金時は、なんと本作が役者デビューという新人猫。ぜひ、ここから『猫侍』の“あなご”と“春馬”に続くスターとなってほしい!

(文/原田イチボ@HEW)

記事制作 : HEW