劇団EXILE・鈴木伸之、“クズ役”で地位築く!? 「あなそれ」不倫相手のズルい魅力

コラム

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TBS系ドラマ「あなたのことはそれほど」(以下、「あなそれ」)で、ヒロインの不倫相手を演じる劇団EXILE所属の俳優・鈴木伸之の“クズ演技”が話題になっています。これまで人としてアウトな役どころを多く演じてきた鈴木が、クズ役俳優としての地位を築きつつあります。

ヒロインにときめき与える“既婚者”

「あなそれ」は、“2番目に好きな人”と結婚した主人公・渡辺美都(波瑠)が、ずっと想い続けていた中学時代の同級生・有島光軌(鈴木伸之)と再会したところから始まるW不倫劇。この有島が最低なんです!中学時代に甘酸っぱい関係だった美都と再会して、なんとも思わせぶりな態度をとります。そして、少々強引に美都の手を取り、ホテルへと入っていくときのほほ笑みにキュン……!しかし、忘れてはいけない。有島は既婚者なのです。

離婚して、美都と再婚する気はさらさらない。それでも美都にときめきを与え続けるという、なんともズルい存在です。有島の最低さがさく裂したのが、5月9日に放送された第4話。有島に子供が生まれたことにより、しばらく会えなくなるのを残念がる美都に向かって、彼は「俺に会えないとき用に趣味を持て」と勧めます。そこで美都が「有島くんは何か趣味あるの?」とたずねると、有島は「俺の趣味は美都」とニッコリ。

一見甘いシーンのようですが、考えてみれば、美都との関係は“趣味”だなんて相当ひどい発言では……。話の流れからすると、彼にとって不倫は、本当にほしいものが手元にないときの暇つぶしのようなものということ?しかし、美都は「趣味、私って。有島め~!」と無邪気にうっとりしているのでした。

「ルーズヴェルト・ゲーム」でも“嫌な奴”役

そんな有島が、視聴者の間で「クズだけどかっこいい」と評判になっています。彼は別に美都を適当に遊んで捨てようとしているわけではありません。美都のことはかわいい、かといって妻が嫌いなわけではない、娘はものすごく大事……。それぞれの感情が渦巻く中で行き当たりばったりで動いているから、結果的にどっちつかずの最低男になっているだけなんです。しかし、そんな優柔不断なところに憎めなさを感じる視聴者も多いのでしょう。

これまで鈴木は、バラエティ豊かなクズ役を演じてきました。TBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」で演じた社会人野球チームのエース役は、もともとプロ志望なことから来る傲慢な振る舞いが、視聴者をイライラさせました。また、映画『桐島、部活やめるってよ』では、地味な同級生たちをナチュラルに見下すバレー部員役。映画『オオカミ少女と黒王子』では、ヒロインを罠にはめようとするプレイボーイ役、フジテレビ系ドラマ「水球ヤンキース」では、陰湿な手口で主人公たちを陥れようとする敵役を演じました。

ここまで“嫌な奴”役を立て続けに演じている若手俳優も珍しい。爽やかな見た目をしているのが、悪役を演じる上で逆に魅力を生むということでしょうか? また身長185cmと恵まれた体躯をしており、コワモテに見せることもできるというのも大きそうです。なんにせよ、菜々緒が悪女キャラで大ブレークしたように、鈴木も「クズ役なら彼!」という地位を築きつつあるようです。

(文/原田美紗@HEW)

記事制作 : HEW